現在開催されているジャパンモビリティショー2025へ行ってきました!
ジャパンモビリティショー2025(JAPAN MOBILITY SHOW 2025)は10月30日~11月9日の期間で開催されてますが、マツダは新たなビジョンモデル「VISION X-COUPE」「VISION X-COMPACT」と、欧州で先行予約が開始されている「新型CX-5(欧州仕様)」を展示。
すでに各方面からレポートが発信されていますが、僕も一般公開開始すぐに行ってきたので順番に展示車を紹介したいと思います。
◎外装






一般入場開始後すぐにマツダブースへ向かって最初にチェックした「VISION X-COUPE」は、2ローターロータリー"ターボ"エンジンを組み合わせたプラグインハイブリッドを想定した4ドアクーペ/ファストバックスタイルのコンセプトカー。
正式発表された時の第一印象は、2017年に発表されたVISION COUPEの発展型という印象を持った一方で、ボディ全体がやや分厚く見えていたのですが、実車は分厚さを感じる事がほとんど無くクーペらしい美しさを体感。
むしろボディを少しでも薄く見せるためと思われるボディ下部のブラックガーニッシュや、プレミアムレングス/オーバーハングの長さを見るとVISION COUPEより"リアリティ"があるように感じました。
(VISION COUPEのスタイルがそのまま量産化されたら一番嬉しいですが・・・(笑))


クオーターピラーの形状からMAZDA3と重ねる人も多い印象ですが、ラージ商品群に近いサイズなのでMAZDA6クラスの4ドアクーペやシューティングブレークみたいな雰囲気を感じました。
あくまでビジョンモデルですが、個人的にはICONIC SPと同じプラットフォームやエンジンを採用した兄弟車だと嬉しいかも・・・(笑)



◎内装

近づける距離が限られていた事やドアがオープン状態になる瞬間が中々無かった(見落としただけ?)事もあって、コレくらいしか撮れず・・・(苦笑)
VISION X-COUPEの内装は、魂動デザインのコンセプトカー初のグリーン基調で、ドアトリムの茶色部分には「早く育つ木(=成長過程でCO2を吸収する)」を、シートの白い部分には「カキ殻を練りこんだ素材」を採用しているのが特徴。
横長の大型ディスプレイを搭載してるにも関わらず、メーターは3眼アナログ型デザインを採用してるのはマツダらしい拘りですが、メーター表示は液晶のようです。
機会があればもっと間近でじっくりチェックしたい・・・。
◎デザイナーさんに質問してみました。

実車を一通りチェックしてから気になる部分を説明員の方に聞くと色々教えて頂けたので要約して紹介(なんとこのブログを読んでくれてるデザイナーさんでした・・・!!)
Q1:VISION COUPEの続編みたいな印象を持ったのですが、どのような位置づけのコンセプトカーですか?
A
これまでのビジョンモデルと同様に、特定車種ではなくマツダ全体の方向性を示すコンセプトカーですが、今回は"魂動デザイン エピソード0"みたいな位置づけなので、ここからスタートして進化させていくイメージ。
第7世代商品群ではボディパネルに映るリフレクションの動きで表現してましたが、このモデルではボディ全体で動きを表現する方向性を目指していて、我々はこの表現を「ソリッドムーブ」と呼んでいます。
第7世代商品群より引き算の方向へ進んでるので、今まで以上に写真や動画ではなく実車を見た方が良さが伝わると思います。
Q2:エンジンルームが高温になりやすいロータリーエンジンを想定してるにも関わらず、フロント開口部が小さいように感じるのですが・・・?
あと、フロントグリルがボディ同色でカバーされてるのも個人的に慣れないのですが、次世代はこの方向性になるのでしょうか?
A
エンジンルームの冷却は、開口部をたくさん設けるよりも一か所にまとめた方が冷却マネージメントしやすい事がわかってるので、あのサイズでも問題ありません。
グリルの表現手法はまだ何とも言えませんが、冷却だけでなく空力性能も考えるとフロント開口部を出来るだけ集約する可能性はあるかもしれませんね。
Q3:ボディカラーはセラミックメタリックに近い色に見えますが、このモデル用に開発された新色ですか?
A
VISION X-COUPEのボディカラーは「グラスシルバー」という名称で、究極の透明感を目指した色です。
現在のマツダは色よりも"素材"に着目してボディカラーを企画・開発する傾向ですね。
(ポリメタルグレーメタリックやメルティングカッパーメタリックも素材から着想を得た色)
事前の発表で引き算の方向を検討している事が公表されてましたが、これまでのビジョンモデルが世代の究極の姿を表現していたのに対して、今回のビジョンモデルは”エピソード0"でここから進化がスタートするのが違いとの事。
今まで以上に写真や動画では無く実車を見た方がいい事も話されましたが、僕自身も実車で大幅に印象が変わったので、一度自分の目で見る事をオススメしたい(笑)
フロントフェイスに関しては冷却や空力の優位性を考えると、開口部は集約される可能性が高そうですが、個人的にフロントグリルをボディ同色でカバーすると"マスクをしている人"みたいに見えるので、EZ-6のようにグリル風の意匠を採用する方が好み・・・。
このビジョンモデルはまだエピソード0との事なので、今後第8世代商品群の量産モデルでは表現がさらに進化・変化してるかもしれません。
(VISION X-COMPACTについても質問させていただいてるので後ほど紹介・・・)
「VISION X-COMPACT」
◎外装






続いてチェックしたのが、ジャパンモビリティショーのプレスカンファレンスまで秘密にされていた「VISION X-COMPACT」
ビジョンモデル初のコンパクトカーと・いう事や、最近MAZDA2の行方に関する様々な噂や憶測が飛び交った事もあって、VISION X-COUPE以上に注目する人も多い雰囲気でしたが、ここ最近のマツダ車より大きめのヘッドライトやヴィオラレッドのボディカラーも合わさって"カッコカワイイ"雰囲気。
さらに、全幅以外は現行MAZDA2・ベリーサより小さい事もあって、BセグメントだけでなくAセグメントも少し頭に浮かぶサイズ感に思いました。
あと、このモデルで特徴的なのはフロントオーバーハングがかなり短い事ですが、実車を見ても現行MAZDA2の4気筒エンジンは載らない気が・・・。
フロントグリルがカバーされてるのでBEVが頭に浮かび人も多いかもしれませんが、メーターにはタコメーターらしき表示があるので、エンジン搭載も候補に入ってそう。
今のマツダが2気筒/3気筒エンジンを新たに開発する事もやや考えにくいので、このフロントノーズにエンジンを載せるとすれば"ロータリー"しか無いのかもしれません。
ちなみに、マツダは昨年5月にスバル・トヨタと合同開催したワークショップで、MX-30に搭載しているユニットよりも小型化したRotary-EVコンセプト(1ローター)を公開していましたが、会場に展示されてたモデルはトヨタ製ハイブリッド(THS)が組み合わされてたらしいので、次世代コンパクトカーに載せる事を考えてるかも・・・?
☆昨年のワークショップの模様をレポートした記事


◎内装


外装と同じレッド基調の内装色が採用されていますが、ドアトリムやセンターコンソールを斜めに横断しているパネルがまず目に入ります。
これはボディシェルを横断させる事で、よりクルマを感じてもらう狙いがあるそうですが、内装にボディカラーのパネルを採用しているのはNDロードスターと重なる部分も・・・。
プレスカンファレンスでVISION X-COMPACTの紹介を行ったデザイナーの高橋さんは、オープンカーが好きとの事なので、内装デザインでも意識されたかもしれませんね。
先に紹介ましたが、VISION X-COMPACTのメーターにはタコメーターらしき表示が確認出来ますが、メーター横にディスプレイ(スマートフォン)を配置してるのもコンパクトカーだからこそ出来る割り切りに感じます。
新型CX-5のセンターディスプレイに関してはかなり賛否が分かれてる状態ですが、今回発表されたビジョンモデル2台の内装を見ると、ディスプレイのサイズや配置方法はまだまだ過渡期かもしれませんね・・・。
◎デザイナーさんに質問してみました。

VISION X-COUPEと同様にデザイナーさんへ質問させていただいた内容を紹介・・・。
Q1:次期MAZDA2や後継モデルという見方が強まっていますが、こちらもあくまでビジョンモデルですか?
A
VISION X-COUPEと同様に、特定車種ではなくマツダ全体の方向性を示すコンセプトカーで、表現手法も同じ「ソリッドムーブ」
ただし、VISION X-クーペよりコンパクトなサイズで同じ表現を行うのが大変でした。
全幅はコンセプトカーらしい思い切ったサイズ(1,795 mm)ですが、それ以外は現行MAZDA2より小さい事も特徴です。
コンパクトカーに求められるサイズ感も市場毎に違うので、VISION X-COMPACTは"クラスレス"も意識しています。
Q2:ボディカラーはヴィオラレッドと発表されていますが、ICONIC SPの時から変わった部分はありますか?
A
色自体は同じですが、今回はこのボディカラーを量産車でも実現できるのか?という事を検証するためにICONIC SPよりも少ない回数で塗装しています。
(ICONIC SPはホワイトの上からのクリアーレッドを27回重ね塗り)
Q3:新型CX-5でかなり大きいディスプレイが搭載された一方で、今回発表されたビジョンモデル2台のディスプレイはサイズや搭載方法が異なりますね?
A
ディスプレイだけでなくインフォテイメントやAIはものすごいスピードで進化していますし、BEVの盛り上がりが一時期より落ち着いた事も見ると、今は本当に過渡期だと思います。
こちらに関しても色々教えてくださりましたが、やはりあくまでビジョンモデルなのでMAZDA2の次期型/後継モデルを示唆するコンセプトカーでは無いとの事。
ただ、デザイナーさんはMAZDA2/デミオが少しずつ大きくなってる認識をもっておられる様子で、特に全長4,080㎜の現行MAZDA2は縦列駐車が多い欧州でサイズが大きいと評価されてしまう可能性もあるようです。
デザインの自由度が比較的高そうなコンセプトカーにも関わらず、全幅以外が現行MAZDA2より小さい事を考えると、想像以上にコンパクトなモデルを意識されてるのかもしれません。
ボディカラーに関してはICONIC SPと同じヴィオラレッドですが、今回は量産化の可能性を検証するためにより少ない回数で塗装を行ってる模様。
まだまだ量産化は決まって無いと思いますが、ソリッド系のレッドはコンパクトカーだけでなくロードスターにも似合うはずなので、量産化が実現する事を期待したいですね。
まずは、今年のマツダブースの目玉である2台のコンセプトカーを紹介しましたが、マツダ車の特徴である"写真や動画で見るより実車で見た方が好印象"というパターンが今まで以上に強かったです(特にVISION X-COUPE)
これは引き算の美学をさらに推進させた効果だと思いますが、第7世代商品群では「実車を見たり乗ってみないと良さが伝わらない・・・」という事例がいくつかあったので、そのあたりのバランスを量産車でどうするのか気になるところ・・・。
この2台はあくまでビジョンモデルなので、まったく同じ雰囲気の量産車が登場するかは不明ですが、第7世代商品群ではRX-VISIONとVISION COUPEで盛り上がったにも関わらず、その後登場した量産車の大半がSUVだった事から、今回も「いくらコンセプトカーがカッコよくても、結局このようなスタイルの量産車やロータリーエンジン搭載車は出ないのでは・・・?」という見方も強まってる雰囲気が・・・。
加えて、ここ最近の宣伝PRも含めてSUVへ傾倒し過ぎてる印象が強まっているので、そろそろこのスタイルを受け継いだ量産車が出て欲しいですね。
他にも写真があるので、これから少しずつInstagramに投稿してきます。
続いて後編では国内初披露された「新型CX-5(欧州仕様)」の内容を紹介する予定・・・。
(後日公開)
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
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・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)