つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダCTO(最高技術責任者)の梅下さんがロータリーエンジン開発の進捗状況や今後のマツダについてコメント。

ロータリーエンジンや今後のマツダに関する話題が出てきました。

 

 

 

先週まで開催されていたジャパンモビリティショー2025では各メーカーから注目の発表がありましたが、マツダも「新型CX-5(欧州仕様)」の国内初披露と2台のビジョンモデル「MAZDA VISION X-COUPE」「MAZDA VISION X-COMPACT」のワールドプレミアを実施。

各メディアのレポートだけでなく現地でも様々な話を聞くことが出来ましたが、マツダの専務執行役員兼CTO(最高技術責任者) の梅下隆一さんが海外メディアの取材の中で出展内容や今後のマツダについてコメントしてたので紹介したいと思います。

 

 

 

 

今回取り上げるのは北米の自動車専門メディア「Automotive Press」

こちらはジャパンモビリティショー期間中に行われたインタビューだと思われますが、梅下さんがロータリーエンジン開発の進捗状況や今後のマツダについて語っているので順番に紹介したいと思います。

Q1:2年前に「ICONIC SP」が発表された事でRX-7RX-8復活に対する期待が高まっていますが、今回のモビリティショーでは特に発表が無かったので現況が気になります。

⇨2024年2月にロータリーエンジン開発グループを再始動させてから、排ガス性能向上を中心に開発を進めてきた(特に米国の排ガス基準が厳しい)

⇨ICONIC SPで公表していた発電用ロータリー(Rotary-EV)は開発を進めているが、私たちが"駆動用"も実現させたい事は容易に想像できると思います。

⇨なので、私たちは2段階のアプローチを採用しており、1つ目は世界中の排ガス基準をクリアする発電用ロータリーで、2つ目が駆動用として開発する事です。

⇨世界中の排ガス基準をクリアすることに注力している発電用ロータリー(Rotary-EVシステム)の改良版は、近いうちに量産開発へ着手できると思います。

⇨しかし、駆動用の場合は使用するエンジン回転域が発電用より広がる事から、更なる研究開発が必要でもう少し時間が必要。

それでも開発チームは実現に向けて着実に進んでいます。

 

Q2:ロータリーエンジンの活用方法(発電 or 駆動)を問わずICONIC SPが量産化される可能性はありますか? 技術面だけ見ると実現可能になってる?

⇨まだ公式に発表出来る事はありませんが"応援よろしくお願いします"

技術面は揃ってきてるので、ファンからもどんどん要望の声やリクエストをあげて欲しい。

 

Q3:今回発表された2台のビジョンモデルは特定車種の将来を示唆しているのですか?

⇨この2台はビジョンモデルなので、デザインや技術面も含めた次世代のマツダを表したモデルです。

 

Q4:VISION X-COUPEはとても美しいですが、ボディが長い4ドアクーペボディのでMAZDA6復活を示唆しているのでしょうか? そして技術的にそれは可能ですか?

⇨技術的には可能だが、我々はマーケットと話し合う必要がある。

VISION X-COUPEはボディタイプ/スタイル以上に「CO2回収技術(Mazda Mobile Carbon Capture)」や「微細藻類由来のカーボンニュートラル燃料」などの技術に大きな意味が込められている。

⇨もちろんVISION X-COUPEから影響を受けたデザインが登場する事も考えられる。

 

Q5:VISION X-COMPACTについてはどうですか?

マツダ社内のエンジニア・デザイナーのほとんどが量産化希望のリクエストを挙げています。

⇨このビジョンモデルは、我々が研究し続けてきた人間中心の考え方とAIを組み合わせる事も目指している。

 

Q6:今後3~5年先のマツダにとって重要な発表は他にありますか?

⇨新型CX-5はもちろんですが、搭載された新しい電子プラットフォーム「MAZDA E/E ARCHITECTURE+」も重要です。

⇨これによってインフォテイメントや運転支援機能も進化しましたが、Google搭載も大きな進化で将来的にはAIアシスタント"Google Gemini"を導入する計画もあります。

 

Q7:トヨタと幅広い領域で提携・協力してますが、今後さらに強化されるのでしょうか? 先日一部メディアでロードスターとGR86を共同開発する記事も出ていましたが?

⇨具体的な内容は言えませんが、幅広い領域で協力している事はご理解いただけると思います。

ロードスターとGR86を共同開発する記事も見ましたが、あのような公式発表は一切行っていません。

 

Q8:近い将来ユーザーにとって楽しみな事は他にありますか?

⇨私たちは近い将来"多くのモデルをリフレッシュする必要がある"と話し合っているので、どうぞお楽しみに・・・。

 

Q9:米国の関税問題や電動化政策の転換などが起こっていますが、マツダの対応策は?

(画像 MAZDA)

⇨確かに米国関税の影響は大きいが、それでも我々にとって最も大きな市場である事に違いはありません。

⇨モデルラインナップについても市場の反応を見極めたいが、今のところ大きな変化はありません。

⇨電動化対応については、以前から公表しているマルチソリューション戦略を引き続き行っていく方針で、BEV専門の開発チーム"e-MAZDA"も立ち上げている。

⇨私も最初のBEVプロトタイプに試乗しましたが、非常に優れた人馬一体の走りが実現している。

梅下さんはかなり多くの領域について回答されてますが、ロータリーエンジンは2024年の開発グループ再始動から排ガス規制対策が着実に進んでいて、改良版のRotary-EVシステムはまもなく量産開発へ進む目途が立ってるとの事。

マツダは昨年スバル・トヨタと共同開催したワークショップで、1ローターと2ローターのRotary-EVコンセプトを公開していましたが、両方が量産開発へ進むのでしょうか・・・?

あと、1ローター版に関してはトヨタ製のハイブリッドシステムと組み合わされていたレポートも出てたので、実際の量産仕様はどのような構成になるのか注目ですね。

☆1ローター版Rotary-EVコンセプトに"THS"が組み合わされてる事をレポートした記事

そして、多くのユーザーが期待している駆動用ロータリーエンジン実現に対しても前向きな発言をされていますが、発電用より幅広い回転域を使う駆動用を実現させるには研究開発がまだ必要との事。

現在量産されているRotary-EVはローターやハウジングが発電用に最適化されてるので、おそらく駆動用に強化した構成部品を開発する必要性がありそうですね・・・。

 

そして、今年のジャパンモビリティショーで発表された2台のビジョンモデルについても語っておられますが、特にVISION X-COMPACTに関してはマツダ社内からも量産化を求める声がかなり出ている模様。

あくまで特定車種ではなくマツダ全体の方向性を示すビジョンモデルですが、会場でもかなり大きな注目を集めている印象だったので、量産化実現に少し近づいたかも⁉

さらに、梅下さんによるとマツダ社内では「近い将来多くのモデルをリフレッシュする必要がある」という話し合いが行われてるようですが、これは現行ラインアップの多くで商品改良やフェイスリフトを検討している意味だと思われます。

今年も日本や北米を中心に年次改良/2026年モデルが発表されましたが、デザイン/機能/装備の大幅アップデートはほとんど無かったので、来年以降は大きめの改良が行われるかも・・・?

 

 

梅下さんの回答をみると今後の展開に期待が膨らみますが、個人的にはそろそろ新しいRotary-EVシステムやSKYACTIV-Zの技術説明や、実走可能な試作車を見たくなるのが正直なところ・・・・。

(ジャパンモビリティショーでCO2回収システムやバイオ燃料と一緒にエンジンのサンプルモデルも展示すれば、より盛り上がった予感)

これまでと同様にプロトタイプ試乗や技術説明会がいずれ実施されると思うので、マツダからの発表に注目したいと思います。

 

令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。

◎石川県公式HP

地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)

令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)

令和6年能登半島地震で被災された方々(新潟県の被災者)への義援金の受付について - 新潟県ホームページ