昨日欧州で発表されたヤリスハイブリッドのOEMモデル「MAZDA2 Hybrid」
発表されてから様々な意見が飛び交っていますが、このモデルを欧州以外の地域へ導入する計画は無いとの情報がありました。
欧州でヤリスハイブリッドのOEMモデル「MAZDA2 Hybrid」が発表された内容をまとめた記事。
一部では「マツダオリジナルのMAZDA2に変わって販売される」「ヤリスハイブリッドが新型MAZDA2になる」というような間違った憶測も飛び交っていますが、こちらは"マツダオリジナルのMAZDA2と併売される"事が合わせて公表されています。
信憑性の高いマツダ関係情報でおなじみの「中国新聞」もこの発表を早速取り上げていますが、記事の中にこのような一文が・・・。
トヨタが今月、フランスのバランシエンヌ工場でマツダ2ハイブリッドの生産を開始。大きさや性能はヤリスのHVと同じ。欧州ではガソリンエンジン車だけとなっている現行マツダ2と並行して売る。価格や販売台数の目標は明らかにしなかった。マツダは「他の市場への導入計画はない」と説明した。
早速マツダへ取材を行って「ヤリスハイブリッドのOEMモデルを欧州以外の地域へ導入する計画は無い」という回答を得たようです。
今回のOEM受給は昨年11月の決算発表で初めて公表されましたが、その時のプレゼンテーション資料でも環境規制が厳しくなる一方の欧州市場に限った計画という雰囲気だったのでほぼ予想通りと言えそうですね。
マツダの藤原副社長も計画発表時に「(マツダ2は)最も小さい車で収益的にも日本から持っていくのは苦しい。収益とCO2の規制対応の両面でいい話」と証言されているので、生産がフランスで行われるのは為替変動や関税面を考えてもかなりメリットがあると言えますね。
欧州向けのMAZDA2は今後OEMモデルが併売される事になりますが、マツダオリジナルの次期MAZDA2がどうなるのか?という部分も気になるところです。