つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「MAZDA EZ-6」と「MAZDA 創 ARATA」に関する追加情報(車名の意味や担当チーフデザイナーについて)

(画像 MAZDA)

昨日中国で発表されてから大きな反響を呼んでいる「MAZDA EZ-6」と「MAZDA 創(ARATA)」ですが、この2台に関する追加情報を紹介したいと思います。

 

 

マツダ長安マツダ)は昨日開幕した北京モーターショーで長安汽車と共同開発した新型BEV/PHEV第1弾「MAZDA EZ-6」と、共同開発第2弾モデルを示唆するSUVのコンセプトカー「MAZDAARATA」を正式発表。

左:EZ-6、右:ARATA (画像 MAZDA)

事前情報や噂が一切なかった「MAZDAARATA」がサプライズ発表されたのも注目でしたが、特に「MAZDA EZ-6」は久しぶりにSUV以外の新車や共同開発でもマツダらしいデザインを実現している事でかなり大きな反響を呼んでいる印象・・・。

昨日のブログでも出来る限り情報を取り上げましたが、この2台に関する追加情報がいくつかあったので紹介したいと思います。

 

 

 

①:「MAZDAARATA」のチーフデザイナー

(画像 MAZDA)

昨日のブログではEZ-6のチーフデザイナーが岩内義人さんである事を紹介しましたが、MAZDA ARATAのチーフデザイナーに関する情報も出てきています。

〇メキシコの自動車メディア「Autoanalitica」の記事。

Este Mazda Arata fue concebido por Eiji Kimoto, diseñador en jefe de la marca, quién asumió el desafío de crear un nuevo vehículo basado en la filosofía de “elevar el espíritu humano”.

MAZDA ARATAマツダのチーフデザイナー"Eiji Kimoto"が考案し、「人間の精神を高揚させる」という理念のもと新しいクルマづくりに挑戦した。

リンク先の記事によるとMAZDA ARATAのチーフデザイナーは"Eiji Kimoto"と紹介。

おそらく現行BT-50やMAZDA2のチーフデザイナーも担当された木元英二さんで間違いないと思われます。

MAZDA ARATA長安汽車との共同開発第2弾モデルを示唆するコンセプトカーなので、2025年末までに登場予定の量産モデルが中国国外で販売される可能性は低いですが、デザインや意匠の一部が今後登場する他の車種に反映される可能性はあるかもしれませんね・・・。

 

 

②:「EZ-6」という車名に込められた意味。

(画像 MAZDA)

既存のマツダ車には無い”EZ"という記号が採用された「EZ-6」ですが、この車名に込められた意味に関する話題も出てきています。

〇中国の自動車メディア「autohome.cn」の記事。

因为“EZ”可能是“Electric Zoom-Zoom”的缩写,代表着马自达将电动化与品牌的核心价值“Zoom-Zoom”相结合。

「EZ」は「Electric Zoom-Zoom」の略称であり、マツダの電動化とブランドのコアバリュー「Zoom-Zoom」の組み合わせを表しています。

〇メキシコマツダ公式Facebook

“E” significa eléctrico, “Z” cero emisiones y “6” es para reflejar el tamaño.

「E」はエレクトリック、「Z」はゼロエミッション、「6」はサイズを表します。

EZ-6が発表された中国のメディアでは「"Electric Zoom-Zoom"の略称」と紹介しているのに対して、メキシコマツダは「Z=ゼロエミッション・数字=サイズ」と紹介。

公式に近いメキシコマツダの方が信憑性が高そうですが、昨日の北京モーターショーでは中国で高い人気を集めていた初代アテンザのような車の復活を意識するスピーチもあったので、中国メディアの情報も信憑性がありそうな印象・・・。

個人的には発電用エンジンを搭載したPHEVも用意されるEZ-6にゼロエミッションというのはやや矛盾も感じるので、Electric Zoom-Zoomだと嬉しいです(笑)

(個人的にゼロエミッションというフレーズを前面に出すのが苦手・・・)

 

 

③:「EZ-6」が中国以外で販売される可能性について。

(画像 MAZDA)

昨日からの反響を見る限りだとEZ-6が中国以外でも販売されるのを期待する声がかなり多いですが、これに関しても触れてる記事がいくつか出てきています。

中国新聞

北京市でこの日開幕した北京国際モーターショーで、中国企業との合弁会社である長安マツダ汽車が公表した。2車種はセダン「MAZDA EZ-6(マツダ・イージーシックス)」と、新型SUVのコンセプト車「MAZDAARATAマツダ・アラタ)」。いずれもEVとプラグインハイブリッド車(PHV)をそろえる。現時点で他の地域で販売する予定はない。

〇オーストラリアの自動車メディア「WHICH CAR?」

https://www.whichcar.com.au/news/2025-mazda-ez-6-ev-phev-sedan-replaces-mazda-6-china-australia-unlikely

(画像 WHICH CAR?)

As with the Toyota bZ3 electric sedan – which is based on the same Toyota platform as the bZ4X but with BYD-sourced components – there are no plans to sell the Mazda EZ-6 outside of China, despite it being a rival to the world’s all-time best-selling EV, the Tesla Model 3.

トヨタbZ3電気セダン(bZ4Xと同じトヨタのプラットフォームをベースにしているが、BYD製の部品を使用している)と同様に、マツダEZ-6は世界で売れているテスラ モデル3のライバルであるにもかかわらず、中国国外で販売する計画はない。

ある程度予想通りの内容ですが、マツダに関する情報を多く取り上げる事でおなじみの中国新聞とオーストラリアメディアで「中国以外で販売する予定無し」と報じられていました。

中国新聞は"現時点で"という含みを持たせてはいますが、中国製造や長安汽車との共同開発という特性から中国国外で販売するハードルは高そうな印象も(最近欧米では中国製自動車に対する規制を強めようとする動きもあるみたいですからね・・・)

ちなみに、合弁先の長安汽車は今後中国で生産した電動車輸出を推進する方針を示している事に加えて、昨年11月には初の海外生産拠点となるタイ工場も着工開始。

さらに将来的には欧州・北米にも生産拠点を設ける構想もあるようです。

これらは基本的に長安汽車が展開している独自ブランド車が対象と思われますが、今後の状況次第ではマツダ車(長安マツダブランド車?)も対象に入ってくる可能性が出てくるかもしれません。

マツダも独自にBEVモデルを導入する予定で、タイや米国に生産工場があるので現時点で実現の可能性は低いと思いますが・・・。

あとは欧州で今年3月に出願公開されていた「MAZDA 6e」という商標がEZ-6に関係してくるのか気になるところです。

 

 

今回新たに見つけた追加情報は以上になりますが、EZ-6に関しては日本でもかなり大きな話題になっているので、実際の走りがどのようになってるのか気になるところ・・・。

今年後半の発売が近づくにつれて新たな情報やレポートも出てくると思うので引き続き注目したいと思います。

 

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