特許と並行してチェックしているマツダの商標・意匠情報ですが、欧州で意匠登録に関する新たな動きが出てきています。
今回取り上げるのは欧州連合知的財産庁(EUIPO)のデータベースから。
https://www.euipo.europa.eu/en
こちらは欧州における商標・意匠関連の登録機関ですがを検索できるサイトで、今年初めにはICONIC SPの内外装デザインに関する意匠が登録されていましたが、マツダがさらに新たな意匠登録を取得している事が明らかになりました。
緑枠部分は2月に紹介したICONIC SP関連の意匠登録ですが、マツダ(Owner ID 107901)は新たに意匠登録を6件取得(青枠部分)
登録日は2024年4月18・19日(赤線部分)になっているのでつい最近出願された事になりますが、現時点で意匠内容は公開されていないので秘密意匠の可能性が高そうです。
秘密意匠は発売前の商品デザイン等を事前に意匠登録する場合に用いられる事が多い制度なので、予想通りだとすれば今後登場する新型車や商品改良モデルに関係する内容かもしれません。
一番可能性が高そうなのは今月18日に欧州でワールドプレミアされた「CX-80」に関する意匠。
日本ではすでにエクステリアデザインに関する意匠登録が公開されているので、欧州でも関連意匠が今後公開される可能性が考えられます。
そしてもう一つ可能性として挙げたいのが先日中国で正式発表された「EZ-6」関連。
このモデルはマツダと長安汽車が共同開発したBEV/PHEVで、今のところ中国市場専用モデルと報じているメディアが大半ですが、最近になって欧州にも投入と報じるメディアも出てきている状況・・・。
さらに欧州では「MAZDA 6e」という商標も出願されているので、もしかするとEZ-6に関する意匠を欧州で出願した可能性も頭に浮かびます。
ちなみに欧州連合知的財産庁(EUIPO)に登録されているマツダの意匠情報には他にも未公開になっている内容が8件ある状況。
CX-80やEZ-6以外にも既存車種の商品改良やまだ発表されていない新型車に関する意匠登録の可能性もあるので内容が非常に気になるところ・・・。
近い時期に内容が公開される可能性もあるので、日本の情報と合わせて引き続き注目しておきたいと思います:。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。