特許と並行してチェックしているマツダの商標・意匠情報ですが、欧州で新たな商標が出願されています。
今回取り上げるのは海外大手自動車メディア「AutoGuide」の記事。
AutoGuideの記事によるとマツダが欧州で「MAZDA 6e」という商標と「6e」というロゴを新たに出願したとの事。
そこでいつもチェックしている欧州連合知的財産庁(EUIPO)のデータベースをチェックしてみると・・・・。
〇欧州連合知的財産庁(EUIPO)
https://www.euipo.europa.eu/en
☆MAZDA 6e(商標番号:019000441)
※2024.3.19追記:ブログ公開当初は商標権利者の欄が未公開でしたが、追って公開されたので画像を差し替えました
☆"6e”のロゴ(商標番号:019000372)
MAZDA 6eの商標はまだ権利者の欄が未公開になっていますが、"6e”のロゴも同時に出願されている事からどちらもマツダが出願した商標で間違いないと思われます。
2024.3.19追記:MAZDA 6eの商標も権利者の項目が公開されたので、両方マツダが出願した商標である事が確定しました。
どちらも商標区分(Nice classes)は"12"なので車の車名や各種装備に関係すると思われますが、やはり真っ先に思い浮かぶのは「MAZDA6関連」
北米や中国に続いて日本でも販売終了が発表された現行MAZDA6ですが、欧州もすでに一部の国で販売終了している事に加えて今年から新しい排ガス規制やサイバーセキュリティ法規が施行される事から販売継続は不透明になっている状況・・・・。
その中でこのような商標とロゴが新たに出願されたという事は電動化したMAZDA6を新たに投入するという事なのでしょうか?
今のところマツダからMAZDA6の次期型/後継モデルの存在に関する発表はありませんが、一つ可能性を挙げるとすれば「マツダと長安汽車が共同開発しているBEV/PHEV」
マツダは中国におけるパートナー企業の長安汽車と共同開発したBEV/PHEVモデルを2025年までに2車種投入する計画を発表していますが、ボディタイプはセダンの可能性が高まっており第一弾モデルが4月の北京モーターショーで発表予定。
今のところ中国専売モデルになるのが有力ですが、長安汽車は中国国内で生産した電動化車両の輸出を積極的に推進する方針を表明したので、マツダと共同開発したBEV/PHEVも対象に含まれる可能性があるかもしれません。
ちなみに、共同開発モデルは長安汽車が販売しているミドルクラスセダン「深藍SL03」がベースになるという報道が一部出ているのに加えて、マツダは中国で「MAZDA EZ-6」「MAZDA EZ-60」という商標を今年2月に出願。
今のところ商標の使用用途は不明ですが、"6”を使った車名を思い浮かばせる商標が中国と欧州でほぼ同時期に出願されたのは単なる偶然なのか?それとも何か繋がりがあるのか?
もちろん、マツダが独自に「MAZDA6の次期型/後継モデル」をグローバル向けに開発している事を一番期待したいですが・・・。
現時点でどのような用途で使用されるのか不明ですが、ここ最近のマツダはSUVへ傾倒しすぎてる印象が拭えないので、MAZDA6に関係すると嬉しいところ・・・。
今後も引き続き特許と並行して商標・意匠情報をチェックしていきたいと思います。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。