つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

前田育男さんとMX-5(ロードスター)が英国AUTOCAR誌で「2020 Autocar Awards 」に選出。

英国から嬉しい知らせが♪

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(画像 motor1.com)

前田育男さんとMX-5(ロードスター)が英国AUTOCAR誌の「2020 AUTOCAR AWARDS 」に選出されました。

 

英国マツダ公式プレスリリース。

 

「AUTOCAR AWARDS」は英国の大手自動車雑誌AUTOCARが1年で最も印象に残った車と自動車業界の進化に貢献した関係者を毎年選出。

 

まず、前田育男さんが選出されたのは「2020 AUTOCAR AWARDS ”Design Hero”」

Mazda's Ikuo Maeda named 2020 Autocar Awards Design Hero | Autocar

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(画像 Autocar)

AUTOCAR誌の編集者Mark Tisshaw氏が選出理由を語っています。

マツダが革新的な技術であるSKYACTIVテクノロジーと同時に”KODO DESIGN”を導入しましたがそれを指揮したのが前田さんでした。

それから今日までマツダは最もデザインの優れた車を生み出していると思います。

最近もMAZDA3がワールドカーデザインオブザイヤーを受賞しましたが、これらは全て前田さんとマツダデザインチームの功績です。

 

選出を受けて前田さんもコメントを寄せています。

これまでの受賞者一覧をみると全ての方々が一流の自動車デザイナーであり、そこに加われることを誇りに思います。

約10年前から統一したデザインコンセプトを導入した事でようやく一目でマツダ車と認識してもらえるようになり始めました。

今後もシンプルながら強さ・情熱・感情が伝わるデザインを追求し続けます。

一部の量産車で”自動車らしさ”を失いつつある事に私たちは危機感を抱いています。

マツダが車を開発する時は「お客様に愛されてずっと所有していて欲しい」と思っているので、デザインも車を愛する人のためにしたいと思っています。

 

さらにAUTOCAR誌からの質問にも答えられています。

Q1:魂動デザインで生み出した車の中で特にお気に入りのモデルは?

A:ロードスターとMAZDA3

 

Q2:マツダ以外でお気に入りの車は?

A:ジャガーEタイプ。

プロポーションと美しいロングノーズが好きです。

 

Q3:次世代ロータリースポーツ”RX-9”は誕生しますか?

A:私のデスクにはRX-VISION1/43スケールモデルが置いてあります。

このモデルの量産車を実現させることが私の”ライフワーク”です

 

現在はデザインに加えてブランドスタイルも担当されている前田さん。

今後も”マツダらしさ”と”日本独自の価値”を追求して魅力的な車を生み出してくれる事を期待しています。

そして何より”RX-9”の実現も・・・♪

 

このブログでは前田さんを取り上げた内容もいくつか書いているので読んでみてください♪

 

 

続いてMX-5(ロードスター)が選出したのは「Best Affordable Driver's Car」部門。

Autocar Awards 2020: Mazda MX-5 named Best Affordable Driver's Car | Autocar

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(画像 AUTOCAR)

この部門は英国で販売されている35,000ポンド未満の車の中で最も運転が楽しい車が選ばれる部門。

今回の最終選考で選ばれていた車は以下の通り。

マツダ・MX-5

・ホンダ・シビックタイプR

・フォード・フォーカスST

VW・ゴルフGTI TCR

 

テストも担当したAUTOCAR誌の編集者Matt Saunders氏が選出理由を述べています。

MX-5が選出されたのは驚く事ではありません。

5人のテスト担当者の内4人がMX-5をTOPに選出していたからです。

MX-5はグリップ力や最高速では無く「軽さ・純粋さ・楽しさ」に焦点を当てているタイトルホルダーです。

実際に30年以上コンセプトがブレる事無く手頃な価格を実現している車であり、史上最高にアフォーダブルなドライバーズカーかもしれない。

 

現行型MX-5(ロードスター)は発売開始から5年となりましたが、ここ最近でも受賞数を増やしています。

 

2019年、多くのスポーツカーが販売されている欧州でも販売台数2位も記録。

この価格で手に入るFRのオープンスポーツカーはほぼロードスターのみなので独自のポジションを築いている気がします。

 

マツダデザインと共にこれからどのように深化していくのかも気になるところですね。