以前から予告されていたマツダの次世代エンジン。
それに関する新たな記事が出てきました。
今回取り上げるのはおなじみ「中国新聞」デジタル版。
「マツダ、新型DEを21年以降導入 低燃費で販売増図る」という題名で内容が展開されています。
マツダの第2世代SKYACTIV-Dは当初、2020年導入予定でしたが昨年計画の変更が発表されていました。
今回の記事ではこれまでより詳しい内容に触れられています。
”新型ディーゼルエンジン(第2世代SKYACTIV-D)”について。
・2021年以降に導入予定。
・ピストンの抵抗を減らして燃料を無駄なく動力に変えられるようにする。
・昨年登場したSKYACTIV-Xを上回る低燃費になる見通し。
・直6の大型ディーゼルも用意する計画あり、2022年度から順次発売する「ラージ群」に搭載する。
この内容からすると次世代SKYACTIV-Dは「MAZDA3やCX-30等のスモール群車両用」と「次期MAZDA6やCX-5等のラージ群用」の両方が開発されていて、スモール群用が先に2021年頃デビューという事になりそうですね。
日本では今もSKYACTIV-D搭載車が人気ですが、欧州では現地メーカーの不正問題から小型車用を中心に需要が減少傾向。
欧州で販売されてるマツダ車もディーゼルと同等のCO2排出量を誇るSKYACTIV-X登場によって、MAZDA3・CX-30のSKYACTIV-D設定が縮小される流れになっています。
さらに欧州向けMAZDA2のSKYACTIV-D 1.5搭載車も2年ほど前に販売終了しています。
ただ、欧州はCO2排出量が環境性能で重視されますし、燃料価格差のメリットを享受出来る日本も含めてまだまだディーゼルの需要はあると思われます。
現に欧州メーカーはここ最近続々と2020年以降の基準に合致させた新型ディーゼルを発表。
ほんの一例ですが、マイルドハイブリッドからスポーツモデル用まで多種多様なディーゼルエンジンが出てきています。
マツダも新世代SKYACTIV-Dを加える事によって企業平均CO2排出量を減らしつつ走りも楽しめる車のラインナップが揃うと嬉しいですね♪
さらに記事内ではSKYACTIV-Xの次である”第3世代ガソリンエンジン”についても記載。
・2025年頃を目途に投入予定。
・第2世代SKYACTIV-Dを越える燃費を狙う。
・動力を補う電力を家庭で充電できる技術と組み合わせていく(PHEV)
SKYACTIV-XでSPCCIを実現しましたが、第3世代で「HCCI(予混合圧縮着火)」達成をロードマップ通りに目指すことになるのでしょうか?
あと、頭に浮かんだのは「これらの新世代エンジン登場に合わせてATも多段化されるかも?」と言う点。
昨年秋にはFF車用の8速ATに関する特許も登録されてるので・・・。
マツダの次世代エンジンへの期待は高まる一方なのでプロトタイプでも早く披露して欲しいところですね♪