北米や日本に続いて2021年モデル(2020年冬商品改良モデル)の情報が公開され始めている欧州向けCX-5。
今回、パワートレインの詳しい改良内容も合わせて新たに発表された内容を取り上げます。
今回取り上げるのはイタリア仕様に関する内容。
〇イタリアの自動車メディア「ecomotori news」
〇「motori.it」
主な改良内容はこちら。
・新世代マツダコネクト & 10.25インチディスプレイ採用
・特別仕様車「HOMURA」追加(日本のBlack Tone Editionと同じ仕様)
・パワートレインの種類は変更は無し、SKYACTIV-D 2.2も継続設定。
・3月31日までに購入すると「セレブレーションパック」が無料付属
基本的にはすでに発表済みのオランダ仕様とほぼ同じ内容となっています。
ただし、イタリア仕様はエンジンラインナップが少し異なります。
・SKYACTIV-G 2.0(165ps)
・SKYACTIV-G 2.0(194ps)
・SKYACTIV-D 2.2(150ps・184ps)
ただ、今回発表されたイタリア仕様のプレスリリースではパワートレインの改良内容が詳しく説明されています。
・摩擦抵抗の低減(エンジンのピストンを改良?)
・AT変速制御をアップデート
・AWDの改良
・アクセルペダルの応答性を最適化
・WLTPモード比でCO2排出量を7%削減
これまで欧州他国で発表されて来た2021年モデルのプレスリリースではパワートレインの改良に関して記述が無かったので2020年モデルのままと思っていましたが、イタリアマツダのリリースを見ると日本仕様と同じような改良が行われているようです。
欧州でSKYACTIV-D搭載モデルが減少傾向にある事は度々取り上げていますが、冷静に見ると設定が無くなってるのは減少幅が大きい小型車(MAZDA2・CX-3・MAZDA3・CX-30)とモデル末期であるMAZDA6。
売れ筋であるCX-5は欧州全地域ではありませんが2021年モデルでも改良を行って引き続きラインナップされるという事になります。
これらの点から欧州向けのマツダ車は・・・
・CX-5はディーゼルも設定してもうしばらく現行モデルを販売。
・MAZDA6は次期型の開発に集中。
こんな感じになるのでは?と想像します。