日本を中心に海外でも続々と発表されているCX-5 2021年モデル。
欧州の主要マーケットであるドイツと英国でも詳細が発表されています。
まずはドイツマツダが発表した内容から。
Mazda CX-5 2021 – Mehr Ausstattung und weniger Verbrauch
〇主な改良内容
・新世代マツダコネクト & 10.25インチディスプレイ装備
・専用アプリ”MyMazda”とコネクティッドサービスに対応
・アクセルレスポンスと6速ATの制御をアップデート
・AWDとエンジンの摩擦抵抗削減で燃費とCO2排出量をさらに改善。
・特別仕様車”HOMURA”追加(日本仕様のBlack Tone Editionと同じ仕様)
基本的には日本仕様と同じ改良内容となっています。
設定されているパワートレイン一覧はこちら。
・SKYACTIV-G 2.0(6AT・AWD)
・SKYACTIV-G 2.0 気筒休止システム付き(6MT・FF/AWD)
・SKYACTIV-G 2.5 気筒休止システム付き(6AT・FF/AWD)
・SKYACTIV-D 2.2 150ps仕様(6AT/MT・FF/AWD)
・SKYACTIV-D 2.2 184ps仕様(FFは6MT、AWDは6ATのみ)
欧州の一部地域ではCX-5でもSKYACTIV-D 2.2搭載モデルが設定無しになっていましたが、ドイツ仕様では引き続き2つの馬力仕様をラインナップ。
さらにSKYACTIV-Gも含めて改良を実施した事により、欧州で最も厳しい排ガス規制基準「EURO 6d-ISC-FCM」に対応。
※EURO 6d-ISC-FCMとは・・・
これまでより実路走行排気(RDE)試験に重点を置いた排ガス規制基準。
RDEに関する資料はこちら。
〇特別仕様車”HOMURA”
〇専用アプリ”MyMazda”の画像
〇新世代マツダコネクトの気筒休止システムモニター画面。
続いて英国マツダが発表した内容。
Updated 2021 Mazda CX-5 on sale now
〇主な改良内容
・新世代マツダコネクト & 10.25インチディスプレイ装備
・専用アプリ”MyMazda”とコネクティッドサービスに対応
・アクセルレスポンスと6速ATの制御をアップデート
・AWDとエンジンの摩擦抵抗削減で燃費とCO2排出量をさらに改善。
・SKYACTIV-G 2.5(気筒休止システム付き)搭載モデルが初導入。
・限定車”KURO EDITION”(日本仕様のBlack Tone Editionと同じ仕様)
基本的にはドイツ仕様と同じですが、英国仕様ではSKYACTIV-G 2.5搭載モデルが2021年モデルから初導入(AWDのみ)
こちらは上級グレード「GT Sport」のみ選択可能になっています。
設定されてるパワートレイン一覧はこちら。
・SKYACTIV-G 2.0(6AT・FF)
・SKYACTIV-G 2.0 気筒休止システム付き(6MT・FF)
・SKYACTIV-G 2.5 気筒休止システム付き(6AT・AWD)
・SKYACTIV-D 2.2 150ps仕様(6AT/MT・FF)
・SKYACTIV-D 2.2 184ps仕様(6AT/MT、FF/AWD)
英国仕様では2021年モデルからSKYACTIV-D 2.2 184ps仕様でAWD/FF両方を選べるようになっています。
ただし、SKYACTIV-D搭載モデルの発売は少し遅れて4月からの予定。
英国マツダのプレスリリースでも「搭載エンジンは欧州RDE規制に対応するために改良を実施」という一文があります。
〇限定車”KURO EDITION”
750台限定でパワートレインは「SKYAVTIV-G 2.0(FF・6AT/MT)」のみ。
ポリメタルグレーメタリックとソウルレッドクリスタルメタリックが選択可能。
主な内容は以上となります。
欧州では一部地域でCX-5のSKYACTIV-D 2.2搭載モデルが設定無しになる事例も出ていましたが、ドイツと英国という大きなマーケットでは最新の排ガス基準に合致させる改良を実施して引き続きラインナップされました。
小型車を中心に需要が減少しているのは事実ですが、サイズが大きめの車種ではCO2排出量を低くできるというメリットがあるのでCX-5クラスの車種では引き続き一定の需要はあるのでは?と考えています。
特に欧州はアウトバーンを中心とする長距離移動が当たり前の環境ですから・・・。
CX-5は欧州でも最量販車種なので今回の商品改良で引き続き高い人気を集める事に期待したいですね。