つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

日本向けMX-30 EVモデルが発売開始、年間500台の販売計画で航続距離は256km(WLTC)

欧州で先行発売されていたMX-30 EVモデルがついに日本でも正式発表されました!

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(画像 MAZDA)

出来る限り詳しくチェックしていきたいと思います。

 

マツダ公式プレスリリース。

マツダ公式HP・MX-30 EVモデル専用ページ。

 

すでに発売開始されているM-ハイブリッド仕様との違いを中心にピックアップしていきます。

 

ポイント①マツダの電動化技術「e-SKYACTIV」

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(画像 MAZDA)

基本的には一足先に販売開始されている欧州仕様と同じですが、航続距離は「256km(WLTC)」

欧州仕様のスペックから「MX-30 EVモデル=航続距離200km」というイメージが浸透しているので意外に思われる方もいるかと思いますが、これは燃費・航続距離計測範囲が少し異なるのが理由だと思われます。

〇日本のWLTCモード

「市街地(Low)」「郊外(Medium)」「高速道路(High)」の3種類を計測

〇欧州のWLTCモード

上記3つに加えてより速度域の高い「Extra High」も含めた4種類を計測

欧州はアウトバーンもあるのでこのような対応になっています。

より航続距離を求める方には来年登場予定のロータリーエンジンを使ったマルチxEVという選択肢もあるので楽しみですね。

 

ポイント②:「エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)」

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(画像 MAZDA)

今やマツダ車に欠かせない装備となった「Gベクタリングコントロール(GVC+)」ですが、元々はデミオEVを通じて開発されて来た経緯があります。

マツダの方々もEVとGVCの組み合わせは特に自信があるとの事なのでどのような走りなのか気になるところです。

 

ポイント③:EV専用の「ステアリングホイールパドル」

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(画像 MAZDA)

こちらも欧州仕様で採用されていた”EV版パドルシフト”です。

左が「-」右が「+」となっていて、回生ブレーキの利き具合と加速度を調整可能。

従来のエンジン搭載車とほぼ変わらない感覚で扱う事ができそうですね。

 

ポイント④:EVサウンド

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(画像 MAZDA)

個人的にかなり気になってるのがこちら。

CX-30ベースの試作車から採用されていたので注目を集めていましたが、海外では「6気筒のようなサウンドと評価しているメディアも出てきていました。

なので実際に運転してみてサウンドの感触を知りたいという心境です(笑)

 

ポイント④マツダ専用アプリ「MyMazda」にEV専用サービス追加

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(画像 MAZDA)

EVにとって重要な充電関連を中心に独自のサービスが追加されています。

すでにアプリも更新されてるはずなので気になる方は一度チェックしてみてください。

 

続いてはグレード構成。

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(画像 MAZDA)

・EV(ベースグレード)

・EV Basic Set

・EV highesut Set

こちらの3グレード設定で、M-ハイブリッドモデルと違って内外装をある程度自由に選べる方式やメーカーオプションは用意されていません。

DピラーのMAZDAロゴと合成皮革内装はEV highesut Setのみ装備となっています。

 

設定されてる外装色はこちら。

〇3トーン(EV highesut Setのみ選択可能)

・ソウルレッドクリスタルメタリック

・ポリメタルグレーメタリック

・セラミックメタリック

〇通常カラー

・セラミックメタリック

・マシーングレープレミアムメタリック

・ジェットブラックマイカ

・ポリメタルグレーメタリック

・アークティックホワイト(ベースグレードのみ選択可能)

M-ハイブリッドモデルには無かったアークティックホワイトがベースグレードに設定されています。

以前はリース販売のみという方針だったので法人向け需要も考えての設定かもしれません。

あと、EVモデルではリアガラスに「ELECTRIC」の文字が入っています。

EVモデルである事を示す数少ないポイントなのでこれからMX-30を見かけたらこの部分に注目です(笑) 

 

内装ではメーターがM-ハイブリッドモデルと異なります。

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(画像右:NetCarShow.com)

あと、充電中に表示される画面も・・・。

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(画像 MAZDA)

そして、諸元表を見るとEV仕様では”AMラジオ”が装備されていないようです。

〇M-ハイブリッドモデルの諸元表

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〇EVモデルの諸元表

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MX-30ではCD/DVDプレイヤーも設定がありませんがオーディオ関係は今後どうなるのか気になるところです。

 

そして、MX-30 EVモデルでは販売面でも様々な取り組みが実施されます。

〇1DAYモニター試乗

ご購入前の不安を和らげるために、お客様にEV生活をご体感いただける機会をご用意。

〇EV専用ダイヤル

はじめてEVをご検討されるお客様のご購入から保有までの困りごとに対応するEV専用ダイヤルを設置。EV専用ダイヤル : 0120-185-533
(受付時間)平日:9:00~17:00/土日祝:9:00~12:00 13:00~17:00

〇バッテリーケアアドバイス(今秋導入予定)

コネクティッドサービスを活用してバッテリー状況をモニタリングし、バッテリーに優しいお客様の車の使い方をアドバイス

マツダスカイプランで従来のエンジン車同等の残価率を設定。

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あと、事前に聞いた話だとMX-30 EVモデルは取り扱い販売店がかなり限定されるという話でしたが、今回発表された内容だと「717店舗(2021年1月28日時点)」で扱うとの事なので思ったより多くの店舗で購入可能となっているようです。

 

今回発表された主な内容は以上となります。

日本国内では販売計画が「年間500台」という事でまだまだ一般的では無いかもしれませんが、マツダ初の量産EVがついに発売開始されました。

欧州では昨年9月の発売開始からすでに1万台を超える販売を達成して好評を博していますが、日本では充電設備の関係もあるのでどのような反響があるのか気になるところ・・・。

1DAYモニター試乗も実施されるようなので機会があれば一度体感してみたいと思います。

 

今度の日曜日にはFM802とコラボしたオンライントークイベントも実施されるのでこちらにも注目。