つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが「MX-30 2022年商品改良モデル」を正式発表したので変更点を詳しくチェック。

(画像 MAZDA)

夏に注文受付が一旦終了していたMX-30ですが、本日マツダから商品改良が正式発表されました。

 

MX-30に関する動向を簡単に振り返ると、まずは欧州で内外装を中心とする商品改良を行った「2022年モデル」が4月に正式発表。

続いて日本でも7月6日にEVモデル、8月4日にはマイルドハイブリッドモデルの注文受付が一旦終了。

これらの流れから日本仕様も欧州仕様と同様の商品改良を実施する可能性が高まっていました。

本日10月20日に商品改良が正式発表されたので変更点を順番に紹介していきます。

 

 

マツダ公式ニュースリリース

 

 

変更点①:ボディカラーラインナップの変更。

(画像 MAZDA)

すでに発表された欧州仕様と同様にボディカラーラインナップが複数変更されています

☆ジルコンサンドメタリック・マルチトーン(2トーン)を新設定(+66,000円)

(画像 MAZDA)

☆ジェットブラックマイカは「モノトーン」と「マルチトーン(2トーン)」の2種類に(マルチトーンは+66,000円)

「左:モノトーン、右:マルチトーン (画像 MAZDA)」

☆ソウルレッドクリスタルメタリックは3トーンからマルチトーン(2トーン)へ変更(+110,000円)

「左:改良前(3トーン)、右:改良後(マルチトーン)(画像 MAZDA)」

☆ポリメタルグレーメタリックは3トーンが廃止されてモノトーンのみに。

「左:廃止された3トーン、右:モノトーン (画像 MAZDA)」

 

一番注目なのはジルコンサンドメタリックかと思いますが、ジェットブラックマイカのマルチトーンもなかなかカッコいいです。

一方で、登場時に話題となっていた3トーンは今回の改良でセラミックメタリックのみに縮小されてしまいました・・・・。

「セラミックメタリック"3トーン" (画像 MAZDA)」

ちなみに、ジルコンサンドメタリックの実車画像は先日ブログで取り上げているのでよろしければ参考にしてみてください。

 

 

変更点②:Dピラーのメッキエンブレムが全車標準装備に。

(画像 MAZDA)

これまではメーカーオプションの「エクステリアパッケージ」を選択しないと装備されてなかったDピラーメッキエンブレムが全車標準装備になっています。

これはMX-30のエクステリアで大きな特徴と言える意匠なので嬉しい変更ですね。

 

 

変更点③:EVモデルには新しい専用エンブレムが追加。

「画像は欧州仕様 (画像 ドイツマツダ)」

 

こちらもすでに欧州仕様で公開されていましたが、EVモデルには新たに専用エンブレムが装備されます。

ちなみにリアエンブレムの変更前と変更後の違いはこちら。

「左:変更前、右:変更後 (画像 ドイツマツダ)」

 

 

変更点④:シフトレバーのボタン位置を変更

「左:改良前、右:改良後 (右画像 MAZDA)」

これまでMX-30のシフトレバーは運転席側にセレクトボタンが備わっていましたが、今回からシフトノブ前方に移動。

これはCX-60と同じ形状に統一された形となります。

「CX-60のシフトノブ」

 

 

変更点⑤:EVモデルは「V2H(Vehicle to Home)機能」も標準装備に。

(画像 MAZDA)

MX-30 EVモデルは2021年7月生産分から可搬型の外部給電器を使用する事で家電機器などに給電可能な「V2L(=vehicle to Load)」に対応していましたが、今回の商品改良から建物へ給電する「V2H(=vehicle to home)」にも対応。

さらに、フロントコンソール前側には150W、ラゲッジルームには1500Wの電源が追加されています

(※:"EV Highest Set"は標準装備、"EV Basic Set"と"EV"はメーカーオプション)

(画像 MAZDA)

 

 

変更点⑥:マイルドハイブリッドモデルも通常のグレード設定に。

(画像 MAZDA)

これまで国内仕様のマイルドハイブリッドモデルはベースグレードのみ用意して内装や装備をある程度自由に選べる「Your Original Choice」という販売方法を採っていましたが、今回からEVモデルと同じ一般的なグレード設定方法に変わりました。

マツダはこれに備えてなのかグレード名の「Industrial classic」「Modern confidence」を9月に商標出願しています。

 

 

変更点⑦:車両価格が値上げ。

〇マイルドハイブリッド(改良後の価格)

  2WD AWD
MX-30(ベースグレード) ¥2,640,000 ¥2,876,500
Industrial classic ¥2,761,000 ¥2,997,500
Modern confidence ¥2,761,000 ¥2,997,500

〇EVモデル(改良前と改良後)

  改良前 改良後
EV(ベースグレード) ¥4,510,000 ¥4,510,000
Basic Set ¥4,587,000 ¥4,587,000
Highest Set     
(Industrial classic) ¥4,950,000 ¥5,016,000
(Modern confidence) ¥4,950,000 ¥5,016,000

マイルドハイブリッドモデルはグレード構成自体が大きく変わったので比較が難しいところですが、EVモデルも含めて考えると先に商品改良が発表されたMAZDA3・CX-30と同様に車両価格がおおよそ66,000円程度UPしたようです。

 

 

今回の商品改良における変更点は以上となります。

基本的には欧州仕様と同じ変更内容ですが、欧州仕様で新たに設定されたブラック基調の内装「URBAN EXPRESSION」は今回追加されず・・・・。

「"URBAN EXPRESSION"(画像 MAZDA UK)」

日本でもブラック基調の内装は需要がありそうですが、今後特別仕様車で用意される可能性もあるのでしょうか?

そして、MX-30では発電用ロータリーエンジンを搭載したマルチxEVモデル(R-EV)が今年中にも発表される可能性が高まっていますが、今回の商品改良では特に情報が公開されませんでした。

スロバキアマツダが公開した資料では今月発表と案内されていましたが、どのタイミングで発表されるのか気になるところ・・・

 

今回発表されたMX-30 商品改良モデルは11月初旬発売開始予定と案内されているので、それほど遠く無いタイミングで販売店にも実車が配備されると思われます。

機会があればジルコンサンドメタリックの実車は見てみたいところですね・・・・。