発売開始から10年が経過している「MAZDA2」の現行モデルですが、欧州で新たな動きが出てきています。
欧州市場のMAZDA2は元々販売されているマツダオリジナルモデル「MAZDA2」に加えて、2022年からトヨタ・ヤリスハイブリッドOEMモデル「MAZDA2 Hybrid」も登場。
その後少しずつMAZDA2を販売終了する国が出てきたのに加えて、今年に入ってからは欧州最大マーケットのドイツで生産終了と在庫限り販売の噂が浮上していました。
☆ノルウェーは2022年末に販売終了?
☆ポーランドは2023年初旬に受注停止してすでに販売も終了
☆ドイツ(欧州全域の可能性もあり)では2023年末で受注終了してすでに在庫限りの販売か?
CX-5やMX-5 2.0Lモデルも含めて「新しい排ガス規制"EURO 6e"」や「サイバーセキュリティー法規(UN-R155・UN-R156)」の影響と見られていましたが、欧州でさらに気になる話題が出てきています。
まず最初に取り上げるのはベルギーとドイツのマツダ公式HP
☆ベルギーマツダ公式HP
Bienvenue chez Mazda | Mazda Belux
☆ドイツマツダ公式HP
Willkommen | Mazda Deutschland
まずベルギーマツダ公式HPをチェックすると新車ラインナップ一覧からMAZDA2が無くなっており、ドイツマツダ公式HPのコンフィギュレーターではグレードやボディカラー等を自由に選択して新車を購入する事が不可能という案内が出ていました。
すでに欧州ほぼ全域で在庫限りの販売へ切り替わった可能性が高まっていましたが、ベルギーはすでに新車在庫も売り切れた可能性が高そうです。
そして欧州では他の国でも販売終了の報道が・・・。
〇オランダの自動車メディア「Autointernationaal.nl」の記事。
https://www.autointernationaal.nl/2024/10/mazda-stopt-met-haar-2/
〇スペインの自動車メディア「motor.es」
両方のメディアは数日前に掲載した記事で「オランダマツダは在庫限りでMAZDA2の販売を終了する」と報道。
その中でもmotor.esは販売終了する理由として2025年からより厳しくなる欧州の排ガス規制(CAFE規制)に対応する事を挙げており、MAZDA2 Hybridへ完全に移行する事でCO2排出量も20g/km以上削減できる見込みとの事。
CAFE規制では平均以上のCO2排出量だとメーカーに対して罰金が発生するので、今回取り上げた国以外でもMAZDA2は在庫限りで終了する可能性がかなり高いでしょうか。
欧州向けのMX-5 2.0Lモデルが今年で販売終了するのも同じ理由でしょうね・・・。
MAZDA2に関しては日本でも1.5Lディーゼルエンジンモデルの生産が9月で終了したので、徐々に販売縮小している印象が強いですね・・・。
欧州はMAZDA2 Hybridという代わりの選択肢がありますが、それ以外の地域はCX-3も含めて中々次の展開が見えてこないが気になるところ。
新型ガソリンエンジン「SKYACTIV-Z」開発発表などが行われた昨日の決算発表でもMAZDA2/CX-3の今後に関する情報は特にありませんでしたが、欧州や日本ではBセグメントのクロスオーバー等が人気を集めているので、そろそろ小型車のロードマップも公開される事を期待したいですね。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和6年12月27日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)