以前から一部改良・仕様変更の噂が浮上していたMAZDA3とCX-30。
本日、マツダから一部商品改良として正式発表されたので出来る限り詳しくチェックしていきたいと思います。
MAZDA3とCX-30に関しては3月頃から一部仕様変更が行われるという噂が一部WEB上で浮上。
その中でマツダが本日一部商品改良という形で正式発表しました。
これまで出ていた噂と合わせて確認できる改良点をチェックしていきたいと思います。
改良点①：e-SKYACTIV-Xの排出ガス性能と燃費を改善。
昨年末にスペックUPしたe-SKYACTIV-Xが今回の改良で排ガス性能と燃費も改善。
参考までに改良前後のカタログ燃費を比較。
〇MAZDA3（ファストバック）
・改良前
・改良後
(画像 MAZDA)
〇CX-30
・改良前
・改良後
(画像 MAZDA)
数値的には僅かな改善ですがCX-30の方が全体的に改善幅は大き目。
ただ、今回の変更で以下のe-SKYACTIV-X搭載グレードが「2030年度燃費基準における減税対象」になりました。
〇MAZDA3
「6AT・FF車（ファストバック・セダン）」「ファストバックの6MT・FFでサンルーフ付き」
〇CX-30
「e-SKYACTIV-X搭載車全グレード」
現実的に考えると減税の有無は新車購入時にポイントの一つになる方も多いと思うのでこれも商品力UPに繋がるかもしれませんね。
改良点②：フロント・リアのダンパー特性を変更（CX-30のみ）
CX-30の全グレード対象。
以前取り上げた情報では「初期の応答を少し柔らかめにするらしい」という噂が出ていましたが、どのような変化があるのか気になるところ・・・。
改良点③：USB端子がセンターアームレスト内に集約された模様。
これまでの仕様では「CD/DVDプレイヤー横（青枠部分）」と「センターアームレスト内（赤枠部分）」にそれぞれ一つUSB端子が備わっていましたが、以前取り上げた噂通り今回の改良でセンターアームレスト内に集約されている模様です。
ただ、マツダから発表されたプレスリリースに改良内容として記載されていない点に加えて、車種専用ページにもUSB端子が写ってる写真が無いので判断が難しいところ・・・。
販売店からUSB端子の位置が変わるという話を聞いた方が複数いらっしゃるので間違いないと思いますが、実車でチェックしたいところですね。
改良点④：リアセンサーの個数が変更。
MAZDA3・CX-30のリアには各種安全装備用のセンサー類が装備されていますが、以前取り上げた噂通り今回の改良でセンサーの個数が変わっています。
・改良前
(画像 MAZDA)
・改良後
(画像 MAZDA) 〇変更ポイント
・リアサイド超音波センサーが無しに。
・スマート･ブレーキ･サポート[後進時左右接近物] (SBS-RC)の機能をリアサイドレーダーセンサーに集約。
以前取り上げた噂では「センサー自体が2つで4つ分の機能をカバー出来るようになった事によって個数が少なくなる」という話だったのでリアサイドレーダーセンサーの機能が向上した事による変更と思われます。
MAZDA3も同様の変更が実施されているのでご参考までに。
・改良前
・改良後
(画像 MAZDA)
改良点⑤：純正アクセサリーに「HEALING SELECTION（ヒーリングセレクション）」追加。
こちらもつい先日取り上げた噂通り、一足先にMX-30へ設定されていた「ウェルカムランプ」がMAZDA3とCX-30にも追加。
すでに設定されていた「スカッフプレート（LEDイルミネーション付き）」「フットランプ&イルミネーション（ホワイト）」と組み合わせて「HEALING SELECTION」という名称でパッケージオプションになっています。
（※追記：新たに追加されたウェルカムランプは2021年4月から生産の車両に対応となっているのでそれ以前のMAZDA3・CX-30には装着不可のようです）
改良点⑥：MAZDA3のe-SKYACTIV-X搭載モデルに設定されていたメーカーオプション「16インチアルミへのインチダウン」が無しに。
これまで一部グレードで選択可能だったメーカーオプション「16インチアルミへのインチダウン」ですが、今回の改良でe-SKYACTIV-X搭載モデルのみ設定が無くなっています。
・ファストバック
(画像 MAZDA)
・セダン
(画像 MAZDA)
現時点でチェック出来た主な改良点は以上となります。
昨年末の商品改良から約4か月後という事もあって比較的小規模な改良となっていますが、ダンパー特性の変更まで行ったCX-30に関してはもう少し商品改良の時期を調整したほうが良かったのでは？という気持ちも出てくるのが正直なところ・・・。
昨年末は複数のモデルで商品改良が発表されたのでCX-30だけもう少し時期をずらすという方法もあった気もしますね・・・。
ただ、e-SKYACTIV-Xの排ガス性能と燃費の改善は「MAZDA SPIRIT UPGRADE」で既存オーナー向けにアップデート版ソフトウェアが提供される可能性も考えられます。
（今後は有償になる予定ですが）
こちらも合わせて今後の動向に注目したいですね。
