マツダ公式HPでも予告されていたMAZDA3とCX-30の商品改良モデルが本日正式発表されました。
出来る限り詳しくチェックしていきます。
MAZDA3/CX-30 2021年後半の商品改良モデルに関しては8月頃から少しづつ情報や噂が浮上、その後マツダ公式HPでも登場が予告開始されていました。
すでに海外の一部地域では"2022年モデル"として発表されていますが、日本仕様独自のポイントもあるので詳しくチェックしていきます。
今回の改良、正式には"一部商品改良"と表現されていますがなかなか気になるポイントが複数あるので順を追って紹介・・・。
改良ポイント①:ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」追加。
すでにフィリピンやオーストラリアで画像が出ていましたが、ここ最近のマツダ車の流れに乗ってMAZDA3/CX-30でもプラチナクォーツメタリックが選べるようになりました(これに変わって「チタニウムフラッシュマイカ」が廃止)
第7世代で選べるようになるのは今回が初めてですが、比較的淡いボディカラーながらもボディサイドのリフレクションがかなり楽しめそうな感じもしますね。
改良ポイント②:MAZDA3セダンでもポリメタルグレーメタリックが選択可能に。
プラチナクォーツメタリックと並んで設定車種が増えているポリメタルグレーメタリックがようやくMAZDA3セダンでも選択可能になりました。
現行MAZDA3が発売された時から「セダンでも選べたらいいのに・・・」という声が多かったので待ち望んでいた方も多いかもしれません。
個人的には後ほど紹介する特別仕様車「Black Tone Edition」でこの色を選ぶ人が多くなる予感が・・・。
改良ポイント③:MAZDA3に「ディミングターンシグナル(通称:魂動ウインカー)」を採用。
第7世代モデルで唯一ディミングターンシグナルが未採用だったMAZDA3にもついに搭載。
一足先にフランスマツダが公開した画像をチェックしていましたが、今回は公式HPの360°ビュー画面を使って比較。
〇ファストバック
〇セダン
・赤色矢印・・・改良前は小さいLEDが4つ並んでいたが、改良後は大きなLED一つに。
・黄色矢印・・・ファストバックはボディ外側の丸いランプが僅かに大型化している。
テールランプに関してはフランスマツダが公開した画像をチェックした時と同じ変化を確認出来ましたが、ヘッドライトは全く変わっていないようですね・・・。
これはやはり実車でチェックするしか無さそうです(笑)
改良ポイント④:「e-SKYACTIV X」のエンジンサウンドやアクセル特性が改良。
①:吸排気エンジンサウンドの進化
アクセルを操作した瞬間から意のままにクルマを操る自在感や、高回転まで爽快に加速する感覚を高めるために、吸気口やサイレンサーの部品を変更し、加速時のエンジンサウンドを強調させた。
②アクセルペダルの踏力特性の変更(AT車のみ)
アクセルペダルの反力を上げることにより、アクセルペダルを操作している感覚が明瞭に感じられ、クルマとの一体感を増すようにしました。
SKYACTIV-Xといえば2月に既存オーナー向けにソフトウェア最新化サービス「MAZDA SPIRIT UPDATE」が実施されましたが、今回は「吸気口やサイレンサーの部品」や「アクセルペダルの反力を上げる」といったハードウェアの改良が主なのでサービス対象になるのかやや不透明ですね・・・。
個人的にはエンジンサウンドがどれくらい変わっているのか気になるところです。
改良ポイント⑤:特別仕様車「Black Tone Edition」を新たに設定。
〇MAZDA3
〇CX-30
すでに設定されている「MAZDA2」「MAZDA6」「CX-5」「CX-8」で高い人気を集めている黒を基調とした特別仕様車"Black Tone Edition"シリーズにMAZDA3/CX-30が追加されました。
すでに設定されている車種同様に「ブラックのドアミラーとアルミホイールを備えたエクステリア」と「ブラックを基調に赤色のステッチを組み合わせた内装」となっていますが、さらにいくつか装備に関するポイントがあります。
〇MAZDA3 15SのBlack Tone Edition
・ベースとなった15S Touringでは未設定の「パドルシフト」が標準装備。
・ベースとなった15S Touringでは標準装備の「スーパーUVカット+IRカット+CD/DVD+TVチューナー」がメーカーオプション設定。
〇MAZDA3/CX-30 20S・XDのBlack Tone Edition
CX-30に関してはこれまで黒を基調としたエクステリアの仕様が無かったので特に高い人気を集める予感がします。
一方で、MAZDA3はすでにファストバックのSKYACTIV-X搭載モデルが黒を基調としていたのでグレード毎の違いが薄くなった印象も・・・。
改良ポイント⑥:SKYACTIV-X搭載モデルに新グレード「Smart Edition」設定。
走りの良さは理解しつつも「車両価格が高い・・・」と言われてしまう事が多々あったSKYACTIV-X搭載モデルですが、CX-5やMAZDA2にも設定されている比較的シンプルな装備で価格を抑えた新グレード「Smart Edition」が登場。
〇主要装備(MAZDA3/CX-30共通)
・アクティブドライビングディスプレイ
・スマートブレーキサポート(SBS)
・レーンキープアシストシステム(LAS)
・ブラインドスポットモニタリング(BSM)
・MAZDA3は16インチアルミホイール、CX-30は18インチアルミホイール標準。
〇メーカーオプションで選べる装備
・MAZDA3
・CX-30
一方でPROACTIVE系グレード以上でほぼ標準装備なっている「アダプティブLEDヘッドライト」「クルージング&トラフィックサポート(CTS)」「交通標識認識システム(TSR)」「前側方接近車両検知(FCTA)」「パドルシフト」などはオプションでも選ぶことが出来ません。
装備面で一部制限はあるものの「フルオートエアコン」「本革ステアリング」「大径マフラーカッター」などは標準装備なので一度SKYACTIV-Xの走りを試してみたいというかたにとってはお得なグレードと言えるかもしれませんね。
あと、細かな変更点として「CX-30のMT車は全てのグレードでシート表皮カラーがブラックのみ」になっています。
MT車の選択肢が残っているのは嬉しいところですが少し寂しいところですね・・・。
今回の主な改良ポイントは以上となります。
4月に実施された一部商品改良はやや小規模でしたが、今回は新しいグレードや特別仕様車の追加、SKYACTIV-Xの進化となかなか中身が濃い進化が行われています。
特にディミングターンシグナルとBlack Tone Editionは注目している方が多いかもしれませんね。
商品改良モデルの発売は11月下旬予定との事なので販売店で実車が見れるのはもう少し先になると思いますが、機会があれば改良ポイントをチェックしてみたいと思います。