オーストラリアを中心とする海外で販売されているマツダのピックアップトラック「BT-50」ですが、今後に関して取り上げてる記事が出てきています。
BT-50は初代と2代目がフォードとの共同開発モデルでしたが、2020年に発表された3代目からいすゞ・D-MAXのOEMモデルに切り替え。
現在もオーストラリアやASEANを中心に販売されていますが、このモデルの今後に関して取り上げている記事が出てきています。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「CarsGuide」が掲載した記事。
マツダは2017年にトヨタとの業務資本提携を締結しましたが、その後も米国・アラバマ州の工場設立やOEM供給など関係性を着実に強めています。
この流れからCarsGuideは「BT-50の次期型もトヨタとの共同開発やOEMモデル(ハイラックス etc・・・)に切り替わる可能性があるでは?」と推測した記事を掲載。
リンク先によると・・・。
・両社は今後の提携拡大について明言していないが、少なくとも今すぐにBT-50がモデルチェンジするような事は無いだろう。
・現行BT-50は発売開始されてからまだ3年程度しか経過していない事に加えて、いすゞとマツダはBT-50のOEM供給を2020年代末まで契約していると伝えられてる事が理由。
・次期型のパートナーは今後登場するはずのフェイスリフトモデルの販売状況によって決まるだろう。
・ハイラックスのOEM供給以外ではトラック向けのEV専用アーキテクチャーを使ってピックアップトラックを共同開発する可能性もあるかもしれない。
トヨタとマツダは現時点で新しい提携などを発表していないので今後の事はまだまだ不明ですが、どうやらオーストラリアではいすゞとマツダがBT-50のOEM供給を2020年代末まで契約しているという話が出ているとの事。
元々ピックアップトラックは乗用車よりモデルライフが長めになる傾向ですが、情報通りなら現行BT-50は2030年頃まで販売されそうですね・・・。
マツダは2030年までに全車種で何らかの電動化技術を採用する方針をしているので、BT-50もそれに合わせて電動デバイスを採用した次期型へ切り替わるのが有力でしょうか・・・?
ちなみに今回取り上げた記事はトヨタとの関係性がメインになっていますが、いすゞもD-MAXのEVモデルを開発する方針を表明しているので、次期型も引き続きD-MAXのOEMモデルになる可能性も十分あります。
まだ次期型の話をするのは早い気もしますが、マツダが重要視するオーストラリア市場ではCX-5に次ぐ売れ筋モデルで、オーストラリアマツダも専用サスペンションを専用開発しているので、OEMとは言え重要なモデルに違いはありません。
まずはいずれ登場すると思われるフェイスリフトモデルに注目ですが、その先の次期型もどうなるのか気になるところですね・・・。