現在の車業界においてすっかり人気車種となったSUV。
その反動で従来型のハッチバックやセダンの需要が縮小していますが、オーストラリアにおけるMAZDA2とMAZDA6の今後について触れている記事がありました。
今回取り上げるのがオーストラリア系メディア「Carsguide」
MAZDA3とCX-30のSKYACTIV-X搭載モデルのオーストラリア導入が正式発表されたタイミングでマツダオーストラリアのマーケティング部門TOPであるAlastair Doak氏がCarsguideからの取材に答えています。
まずはMAZDA2の2021年以降の行方に関して。
・昨年の商品改良(日本でいうデミオからMAZDA2に車名変更されたタイミングの改良)でより上質な内外装と装備が与えられましたが、ある程度価格上昇したにも関わらず想定以上に売れている。
・まだしっかりとした需要があるので2021年以降もラインアップに残すのは容易です。
Carsguideによると、オーストラリア国内におけるMAZDA2のような都市型コンパクトカーの需要は急速に縮小していて、「ホンダ・ジャズ(フィット)シティ(フィットベースのセダン)」「ヒュンダイ・アクセント」「ルノー・クリオ(ルーテシア)」もつい最近販売終了したとの事。
続いてMAZDA6の2021年以降の行方に関して。
・もちろん2021年以降もラインナップに含まれる。
・MAZDA6は依然として市場で忠実なファンを持っている。
・ワゴンも存続すると思う。
オーストラリアでもMAZDA6のようなミドルサイズのセダン/ワゴンセグメントの需要は縮小傾向のようですが、MAZDA6はセグメント内でトヨタ・カムリに次ぐ2番目に売れてる車種との事。
今回の記事は需要が縮小しているセグメントの現行車の行方に関して取材されている内容でしたが、MAZDA2・MAZDA6共に2021年以降も変わることなく販売されていく事になりそうです。
ただ、記事の最後に「我々はこれまでMAZDA3が販売の中心を担ってきたが、現在はより多くのSUVにシフトしている」というAlastair Doak氏のコメントがあるので”次期型”がどうなるかはまだ何とも言えないところでしょうか・・・。
MAZDA2は日本や欧州で現在も主力商品なので次期型も同じ方向性のまま出てくる可能性が高そうですが、MAZDA6が属するセグメントでは4ドアクーペ風のスタイルへ改良されたり車種自体が無くなるというメーカーも出てきています。
2017年に披露された”VISION COUPE”は次期MAZDA6のコンセプトカーでは無く、あくまでマツダブランドの方向性を表したビジョンモデルですが、個人的にはあれに近いスタイルで登場すると嬉しいところ・・・。
MAZDA2・MAZDA6共にもうしばらく現行モデルの販売が継続される事になると思いますが、次期型の行方は気になるところですね。