米国とカナダで販売終了がアナウンスされたMAZDA6。
さらにここ最近メーカー問わずセダン系車種の今後に関して様々な噂も出ているので次期型(後継モデル)がどのようになるのか改めて想像してみました。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、北米マツダは米国とカナダでMAZDA6の販売を終了すると先月発表。
それ以外の地域における販売は今のところ継続されるようですが、グローバルで最も市場規模が大きい北米で販売終了が発表された事は大きな反響を呼びました。
さらに日本でも「クラウンがSUVへ?」「スカイラインが開発中止?」というセダン系モデルの今後に関する噂が浮上。
(メーカーが公式発表したわけでは無いので現時点では噂レベルの話ですが・・・)
特にスカイラインの噂に対する反響を見ると「直6+FRになると言われている次期MAZDA6に期待」という意見もソコソコ見受けられました。
ただ、そのMAZDA6も北米で販売終了が発表されたので今後の展開が読みにくい状況・・・。
そこでMAZDA6の次期型(後継モデル)がどのようなボディスタイルになるのか自分なりに妄想してみました。
候補①:正常進化
まずは現行モデルのキャラクターは継承しつつ新たにFRプラットフォームと直6エンジンを採用という方向性。
ただ、セダン車種需要が縮小傾向になっている市場動向に加えて、北米マツダが発表したリリースには販売終了の理由として「消費者のニーズが進化・変化」という文言がある点を考えると正常進化の可能性はやや低い・・・?
候補②:より大型なセダン系モデルに刷新
重要度の高い北米や中国を見据えて現行MAZDA6より上のセグメントに位置する大型セダンが後継モデルとして出るという方向性。
マツダもかつてEセグメントセダンのセンティアを導入したり北米でプレミアムブランド「アマティ」を検討していた時代がありましたね。
ただ、Eセグメントセダンのユーザー層はかなり保守的である可能性が高いうえにブランド自体にプレミアムや高級というある種の”見栄”や”箔がつく”要素も必要なはず・・・。
マツダは以前から「ドイツを中心とする高級ブランドのようになる事は目指していない」と公言し続けているので、セダン系車種需要が縮小傾向にある中で現行MAZDA6より上のEセグメントへセダンを投入する可能性は低い・・・?
候補③:4ドアクーペ・シューティングブレークへ刷新。
「VISION COUPE(左上)」の影響もあって多くの人がMAZDA6の次期型としてイメージしてそうなのが4ドアクーペ。
昨今はSUVとの差別化も考慮してなのかスポーティで流麗なルーフラインになるセダンが増えている事もあって個人的にも一番本命視している方向性です。
理想は流麗なデザインと実用性を兼ね備えた”シューティングブレーク”も出て欲しいところ・・・。
海外の自動車メディアでマツダ車と比較される事が多いヒュンダイもプレミアムブランド”GENESIS”のDセグメントモデル「G70」にシューティングブレークを追加したので期待したくなります。
候補④:スポーツバック(ハッチバック)スタイルへ刷新。
これは4ドアクーペと同じ系統ですが、アウディA5スポーツバックやBMW 4シリーズグランクーペのようにトランク開口部が大きいハッチバックスタイル。
MAZDA6も初代・2代目に同じスタイルの5ドアスポーツが設定されていたので空白期間を経て復活するかも・・・?
候補⑤:クロスオーバーワゴンへ刷新。
これまでのMAZDA6の流れを汲みつつSUVが売れ筋のトレンドも取り込むとすればクロスオーバーワゴンも候補でしょうか・・・?
特に最近発表された「シトロエン C5 X(右下)」はかなり独自性を感じるので注目しています。
思い浮かぶ候補はこれくらいでしょうか・・・?
候補が多すぎる気がしないでも無いですが、それほどいろいろ期待が高いという事で(笑)
個人的にはマツダのラインナップ全体を見た時のバランスや期待を込めて4ドアクーペ・スポーツバック系の後継モデルが出てくると予想しています。
マツダの場合は「MAZDA3ファストバック」というSUVとの差別化を考えてかなり攻めたデザインを採用した例があるので、MAZDA6も同じ流れで攻めたデザインを期待してしまいます。
ただ、ラージ群第一弾モデルはSUVが有力視されてる中で北米でMAZDA6の販売終了がアナウンスされたのはやはり気になるポイント・・・。
空白期間を避ける事を考えるとクロスオーバーワゴンや個人的にラージ群第一弾モデルと予想しているSUVクーペが実質的にMAZDA6後継という可能性も・・・?
いろいろ妄想は広がるばかりですが、ここ最近各メーカーから新モデル発表が連続しているのでマツダもそろそろ何か発表して欲しいところ。
近いうちに実施されると噂の技術説明会あたりに期待ですね。