つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

オーストラリアマツダ担当者がMAZDA2とCX-3の今後について証言。

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(画像 MAZDA)

 

マツダのコンパクトカーラインナップであるMAZDA2とCX-3

次期型や後継モデルに関して確たる情報が中々出てこないこの2車種ですが、オーストラリアマツダの担当者が今後について証言しています。

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「Carsguide」の記事。

先日発表されたラージ商品群SUVを中心に比較的サイズの大きいモデルの計画が発表される一方、次期型や後継モデルに関して確たる情報が出てこないMAZDA2・CX-3の今後についてオーストラリアマツダマーケティングディレクターAlastair Doak氏に取材しています。

 

リンク先によると・・・

マツダがラージ商品群を導入してもコンパクトカーセグメントのMAZDA2・CX-3を放棄する事は無い。

・しかし、マツダに限らず全てのブランドでコンパクトカーセグメントは安全・環境規制対応のために価格が高くなってきています。

現時点でMAZDA2・CX-3を廃止するような予定や計画は無いとの事ですが、マツダに限らず安全・環境規制に対応するためにコンパクトカーの車両価格がかなり高くなってきてるのが課題となっているようです・・・。

 

リンク先の記事でも一例が取り上げられていますが、オーストラリア向けのMAZDA2は2019年後半に発売された2020年モデルで各種快適・安全装備を標準化した事もあっておおよそ5,000豪ドル(現在の日本円換算で約42万円)の値上げを実施。

CX-3も登場時から比較すると約3,000豪ドル(日本円換算で約25万円)価格が上昇しているとの事。

他のメーカーでも昨年8月にオーストラリアで発売開始されたトヨタ・新型ヤリスも旧型から約7,000豪ドル(日本円換算で約60万円)の価格上昇となっています。

ただ、MAZDA2は価格上昇したにも関わらず今年9月までの販売台数は前年比44%増と好調を持続。

CX-3も今年9月までの販売台数が14.5%増で”オーストラリア国内で最も売れているコンパクトSUV(Bセグメント)”になっているとの事なので、販売自体は比較的好調と言える感じですね。

 

欧州ではヤリスハイブリッドのOEMモデルが導入予定という事から「次期MAZDA2はヤリスのOEMモデルになるのでは?」という声も聞かれますが、国内外にあるマツダの工場の稼働率を考えてもMAZDA2のようなコンパクトカーはかなり重要度が高いので、個人的には次世代モデルもマツダ独自開発になるのでは?と考えています。

ただし、先に触れた安全・環境規制対応は今後さらに厳しくなっていくので、これまでとは違う形でBセグメントコンパクトカーが提供される可能性はあるかもしれませんね。

クロスオーバーSUVが売れ筋になっているのでMAZDA2とCX-3を統合して新世代BセグメントSUVとかありそうな予感もしますが・・・(笑)

 

MAZDA2・CX-3共に商品改良が実施されたばかりなのでしばらくは現行モデルが継続されると思いますが、今後の展開は気になるところですね。