以前から安全性試験で高い評価を獲得しているマツダ車ですが、米国道路安全保険協会(IIHS)の新しい側面衝突試験でMAZDA3 2023年モデルが最高評価を獲得した事が発表されました。
「米国道路安全保険協会(IIHS)」は米国の保険業界が1959年に立ち上げた非営利組織で、自家用車として想定される車種を対象に衝突安全や安全装備の性能試験を随時実施。
今回は米国で販売されている主なコンパクトカー(Cセグメント車)を対象に行われた新しい基準による側面衝突試験でMAZDA3が最高評価を獲得しています。
〇米国道路安全保険協会(IIHS)公式ニュースリリース
今回の側面衝突試験は米国で販売されているコンパクトカー(Cセグメント)を対象に新しい評価基準で実施。
〇新しい評価方法
・衝突させる台車の重量を「3,300ポンド(約1,500㎏)」から「4,200ポンド(約1,900㎏)」に。
・衝突させる速度は「31mph(約50㎞/h)」から「37mph(約60㎞/h)」にUP。
より厳しい評価基準が導入されたのは死亡者が発生し続けている高速衝突への対処だけでなくSUVの増加も関係しているようです。
このような新しい評価基準で実施された試験結果がこちら。
多くのコンパクトカーが同時に試験を実施した中でMAZDA3 2023年モデル(セダン・ハッチバック)は唯一最高評価を獲得(Overall rating =総合評価)
北米向けのMAZDA3はIIHSの新しい評価基準に対応するために2023年モデルから「リアサイドエアバッグ」や「ロードリミッター付きシートベルトプリテンショナー」が追加されているので、それらの効果もありそうです。
IIHSの新しい評価基準は昨年頃から採用されているようですが、小型SUVを対象とした側面衝突試験でも「CX-5」が唯一最高評価を獲得。
総合的な安全性評価でもマツダはテスト対象となった全車種が3年連続最高評価を獲得しています。
マツダは来年にかけて北米向けのラージ商品群SUV「CX-70」「CX-90」を導入する予定ですが、こちらの2モデルでも最高評価を獲得することが期待されますね。