定期的に安全性評価を実施している米国道路安全保険協会（IIHS）が「CX-90 PHEVモデル」の2024年評価結果を発表しています。
「米国道路安全保険協会（IIHS）」とは米国の保険業界が1959年に立ち上げた非営利組織で、自家用車として想定される車種を対象に衝突安全や安全装備の性能試験を定期的に実施。
総合的に高い評価の車種には「TOP SAFETY PICK」、最高評価の車種には「TOP SAFETY PICK ＋」の称号が与えられます。
今年はすでに2024年総合評価（TOP SAFETY PICK award）が2月に発表されておりマツダも5車種が最高評価を獲得していましたが、今月28日にCX-90 PHEVモデルも最高評価を獲得した事が発表されています。
〇米国道路安全保険協会（IIHS）公式ニュースリリース
New Mazda CX-90 PHEV earns highest accolade
〇米国道路安全保険協会（IIHS）公式YouTube
CX-90に関しては発売開始された2023年安全性評価で最高評価を獲得していましたが、今年も試験方法・評価基準がさらに厳格化。
CX-90は直6ガソリンターボエンジンモデルが厳格化された安全性試験でも最高評価を獲得した一方で、PHEVモデルはまだ今年の安全性試験を受けていませんでした。
☆2024年に厳格化された試験方法・評価基準
①側面衝突保護基準の厳格化
⇒昨年までは"Acceptable（許容範囲）"の結果でもTOP SAFETY PICKを獲得出来たが、今年からは"Good"が必須に。
②歩行者衝突防止システムの評価基準をさらに厳格化。
⇒今年からは日中・夜間両方の試験で"Good"評価を得る必要あり。
③フロントオーバーラップのテスト方法が厳格化。
⇒運転席後ろにもダミー人形を配置へ。
今回の発表によってIIHSの2024年安全性試験で最高評価を獲得したマツダ車は「MAZDA3（セダン/ハッチバック）」「CX-30」「CX-50」「CX-90（直6ガソリン/PHEV）」になりましたが、これは単一ブランドで最も多い数との事。
「CX-70」はまだ発売されたばかりなのでこれから試験を受けるはずですが、「CX-5」は現在も2024年の安全性試験を受けていないので、すでに公表されている次期型の登場が近づいてるのでしょうか・・・？
あと、TOP SAFETY PICK awardのテスト対象は乗用車・SUV・ピックアップなどの実用車に集中しており、「MX-5（ロードスター）」のようなスポーツカー・オープンモデルは以前から試験対象外になってるようです。
マツダが最も重要視している北米市場で高い安全性が証明されたのは朗報ですが、IIHSの試験方法・評価基準は今後も厳格化されていく可能性もあるので、継続的なアップデート等によって最高評価を維持していく事を期待したいです。
・石川県公式HP（令和6年1月4日から受付開始）
・富山県公式HP（令和6年1月5日から受付開始）
※：新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。
