北米向けのSUVとして販売されている「CX-50」の2026年モデルが昨日米国で発表されました。
CX-50は米国・アラバマ工場で生産する北米向けSUVとして2022年に発売されましたが、その後の年次改良でハイブリッドモデルやグリーン系のボディカラー(Cypress green)が追加されており、昨年から中国でも販売。


北米市場の新たな主力車種に成長しているCX-50ですが、米国マツダが新しいモデルイヤー"2026年モデル"を昨夜正式発表しました。
☆現時点で確認出来る変更点
①:アウトドアやオフロードの世界観をより強めたグレード"Meridian Edition"に2.5LガソリンNA搭載車が登場。
画像は2.5ガソリンターボ搭載の"Meridian Edition" (画像 MAZDA USA) ⇨基本的な専用装備は2.5ガソリンターボ搭載車と同じだが、内装は【ブラックの合成皮革(2.5ターボはテラコッタレザー内装)】
⇨どちらのエンジン搭載車も選べるボディカラーは【ジェットブラックマイカ / ポリメタルグレーメタリック / ジルコンサンドメタリック】
②:2.5Lガソリンターボ搭載車の標準グレード「2.5 Turbo」が復活。
(画像 MAZDA USA) ⇨デビュー当初は用意されていたものの、昨年発表の2025年モデルで一旦廃止されていた。
⇨基本的な内外装は2.5ガソリンNAモデルの上級グレード「2.5 S Premium」とほぼ同等。
③:ホワイト内装のメーカーオプションを一部グレードに新設。
(画像 MAZDA USA) ⇨CX-50にホワイト内装が用意されるのは初。
⇨設定されるグレードは【2.5S/Hybrid Preferred(合成皮革)】【2.5S Premium(本革)】【2.5 Turbo(本革)】【2.5 Turbo Premium Plus(本革)】
⇨本革内装グレードのホイール(20インチ)は、ホワイト内装を選ぶと【ブラック×切削加工 ⇨ シルバーメタリック】に。
④:ブラックのリアエンブレム・ルーフレールを一部グレードに採用。
(画像 MAZDA USA) ⇨リアエンブレム・ルーフレール共にグロスブラック仕上げ。
⇨採用グレードは【Meridian Edition全モデル】【Hybrid Premium(ルーフレールのみ)】【2.5 Turbo】【2.5 Turbo Premium Plus】
⇨ただし、【2.5 Turbo】【2.5 Turbo Premium Plus】は先に紹介したホワイト内装を選ぶとリアエンブレムとルーフレールが従来のシルバー仕様。
⑤:上記以外のグレード構成・装備設定変更。
2026年モデルで廃止された「Ash Ochre内装」と「2.5 S Premium Plus」(画像 MAZDA USA) 「Preferred(2.5S/Hybrid)」
⇨【パノラマサンルーフ】【パーキングセンサー(フロント/リア)】を標準装備に。
「Premium(2.5S/Hybrid)」
⇨内装が【合成皮革 → 本革(ブラック/ホワイトOP)】に。
⇨【シートベンチレーション(フロント)】【シートポジションメモリー機能(運転席)※】【6Wayパワーシート(助手席)※】【HomeLink機能付き自動防眩ミラー】を標準装備に。
※:Hybridモデルは元々標準装備
「Premium Plus(Hybrid)」
⇨【アダプティブLEDヘッドライト】【シグネチャーLED(フロント/リア)】【リア用シートヒーター】【ステアリングヒーター】を標準装備に。
「Meridian Edition(2.5ターボ)」
⇨【アクティブドライビングディスプレイ】を標準装備に。
☆廃止されたグレードと内装
⇨2.5LガソリンNA搭載車の最上級グレード「2.5 S Premium Plus」
⇨ベージュ(合成皮革)とブラック(ファブリック)を組み合わせた内装「Ash Ochre」
⑥:グレード構成と価格の変化
現時点で確認出来た改良・仕様変更は以上ですが、一番大きな内容は「ホワイト内装の追加」でしょうか・・・。
まだ2026年モデルのコンフィギュレーターや画像が公開されてないので詳細は不明ですが、おそらく2025年モデルまで用意されていたAsh Ochre内装の実質後継なのが有力で、合成皮革と本革で見た目も異なるかもしれません。
一方、Meridian Editionやターボモデルは「グロスブラック仕様のリアエンブレム・ルーフレール」が新たに採用されていますが、リアエンブレムは先日発表されたCX-90 2026年モデルも一部グレードがブラック仕上げに変更されたので、今後北米向けのマツダ車で採用例が増える可能性もあります。
あとは日本のCX-60/CX-80でも欲しい人多いかも・・・?


それ以外にもグレードや装備設定の変更が行われていますが、車両本体価格を確認すると目立った改良を行ってないグレードは2025年モデル比で値下げされています。
米国の関税問題は車両本体だけでなく材料や部品も関係してくるのでやや意外ですが、2026年モデルはグレード構成の変化がそこそこあるので、価格設定も合わせて調整したのかもしれません。
米国仕様2026年モデルの実車配備・納車は今月下旬に開始する事が予告されていますが、同じ北米市場でもカナダマツダはまだ2026年モデルを一つも発表していません。
特にCX-50は関税問題の影響でカナダ向けの供給が一時停止しているので、2026年モデルをきっかけに動きがあるのか注目です。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
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