2012年に登場してからマツダの最量販車種に成長した「CX-5」ですが、気になる次期型・後継モデルの可能性に関する記事がオーストラリアから出てきています。
オーストラリアマツダはすでにラージ商品群SUVを3車種(CX-60・CX-80・CX-90)導入する一方で、CX-9は今年で販売終了する事も合わせて公表。
段階的に世代交代が進みそうな状況になっていますが、その中で気になるのはマツダの最量販モデル「CX-5」の今後。
これまでにも断片的に噂は出ていましたが、新たにオーストラリアマツダの関係者が今後について証言しています。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「Carsguide」が掲載した記事。
ラージ商品群SUVの導入が続々と公表された事を受けて、オーストラリアマツダCEOのVinesh Bhindi氏へCX-5について取材を実施。
リンク先によると・・・・。
Don't look at it [from a] nameplate perspective, but from a portfolio offering — it's different sizes, different price points, different specifications.
With the CX-5, Mazda Corporation has said there will be a next generation. What it's called? That's not what we're debating here. That sized-car, a CX-5, is important, and it will continue.
異なるサイズ、異なる価格帯、異なるスペックというようにネームプレートの観点から見るのではなく、ポートフォリオの提供という観点から見てください。
CX-5に関してマツダ株式会社は次世代があると言っています。その名称は?ここで議論しているのは、そういうことではありません。CX-5というサイズのクルマは重要であり、これからも続いていくでしょう。
Vinesh Bhindi氏によるとCX-5に関しては日本のマツダ本社から"次世代がある"という回答を得ているとの事。
その一方で、文面を見る限りだと車名がそのままCX-5になるかはまだ不明のようです。
それでもポートフォリオ(商品ラインアップ)の観点からCX-5クラスのSUVを重要視しているのは間違いなさそうですね。
ちなみに今回の記事ではCX-5の実質的後継モデルの候補として「CX-50」が挙げられており、オーストラリアマツダも導入に興味を持っているようですが、現時点で「CX-50」は左ハンドル車しか存在していないので、現時点でオーストラリアへ導入の予定は無いとの事。
さらに欧州マツダCEOのMartijn ten Brink氏は今年初めに「CX-5はスモール群とラージ群のちょうど中間サイズに位置するモデルなので、次期型・後継モデルのアーキテクチャーは両方の可能性がある」とも証言しています。
次期型・後継モデルが存在する可能性はかなり高いものの、使用されるアーキテクチャーや車名はまだまだ検討段階なのかもしれませんね。
これに関しては「CX-60」を中心とするラージ商品群の反響も判断材料になりそうですが・・・。
昨年から販売開始された「CX-60」は日本と欧州で高い人気を集めていますが、一方で「CX-5」も変わらぬ人気を集めているので、どのような形で次期型・後継モデルが登場してくるのか気になるところです。