マツダに関する信憑性のある情報でおなじみの中国新聞が今年もさっそくBEV用バッテリーに関する新情報を報じています。
マツダは現在開発中のBEV専用プラットフォーム(EV専用スケーラブルアーキテクチャー)を2027年頃市場導入予定と公表しており、2022年~2024年にかけて【エンビジョンAESC】【パナソニックエナジー】の2社とEVバッテリー用電池調達に関する契約を締結。
その中のパナソニックエナジーから調達する電池のモジュールパック工場は山口県内に建設決定と昨年11月に公表されていました。
電動化に対応する動きが加速しているマツダでしたが、中国新聞が山口県内に建設される工場に関する具体的な内容を報じています。
◎中国新聞
・2023年9月まで稼働していた「旭化成建材 岩国工場跡地」に建設して2027年度の稼働開始を目指す(旭化成とマツダの間ではすでに売買契約を締結か?)
・新工場は宇品工場と防府工場のほぼ中間に位置するので輸送面でも適している。
中国新聞は新年を迎えてすぐにマツダの新情報を報じるのが恒例になっていますが、2025年は電気自動車用電池工場の具体的な内容を報道。
場所は宇品工場と防府工場のほぼ中間に位置する山口県岩国市の「旭化成建材 岩国工場跡地」で、すでに売買契約を締結とも報じています。
当初山口県と発表された時は防府工場周辺の予感もしていたのですが、実際は輸送面も含めて宇品工場と防府工場のほぼ中間位置が選ばれたようですね。
建設予定地は海と国道188号線のちょうど間に位置していますが、組み立てた車載用バッテリーを運ぶのは陸路だけでなく輸送船も活用するのでしょうか・・・?
(宇品工場・防府工場共に海に面している)
マツダの電動化戦略については、毛籠社長が米国メディアのインタビューで「市場におけるBEV需要が当初の予想より低い事や米国大統領選挙の結果を受けて、向こう5~7年間の商品・電動化戦略を再検討している」と証言していた事からスケジュールの変更も考えられましたが、今回の記事を見る限りだと2027年頃と公表されているEV専用スケーラブルアーキテクチャー市場導入に変化はない様子・・・。
ただ、BEV需要低下の代わりにハイブリッド/PHEVの需要が今後さらに増える予測が強まっていて、マツダも新しいストロングハイブリッドを開発している事から今回の新工場建設はBEVだけでなくハイブリッド/PHEVの生産増強も見据えてる気がしますね。
(パナソニック製のバッテリー自体はすでにラージ商品群PHEVやMX-30 EVで採用)
今のところマツダから正式発表された内容ではありませんが、中国新聞が具体的な新設場所まで報道している事から信憑性はかなり高そう・・・。
正月休み明けに行われるはずの毛籠社長の年頭記者会見で新たな情報が出てくる可能性もあるので、引き続き注目ですね。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
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・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)