つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2024年のマツダを振り返ってみました(マツダ全体編)

2024年もまもなく終わりますが、今年ブログで取り上げた内容を中心に振り返ってみたいと思います。

 

 

☆2024年を振り返るブログ前編はこちら

2023年もまもなく終わるという事で昨日は「特許・商標・意匠関連」を振り返りましたが、大晦日の今日は後編としてマツダ全体の動向や情報で特に注目度の高かった内容を振り返ります。

 

 

◎1月

2024年最初に大きな動きがあったのは毎年恒例の東京オートサロン

事前に公開された出展概要ではスーパー耐久シリーズ参戦車両の展示やグッズ販売が中心でしたが、開幕日のプレスカンファレンスで市販化を目標にしているMAZDA SPIRIT RACINGのコンセプトカー2台」に加えて毛籠社長からロータリーエンジン開発グループ再始動」がサプライズ発表!

MAZDA SPIRIT RACINGのコンセプトカーは特設サイトのTOPページで匂わせがあったのである程度予測できましたが、ロータリーエンジン開発グループ再始動は完全なサプライズだったのでかなり大きな話題になりました。

そして1月末にはラージ商品群SUV第3弾「CX-70」が北米でワールドプレミア。

CX-60/CX-90より開口部が大きくてスポーティなフロントバンパーやラージ商品群初のバーガンディレッド内装等が大きなポイントでしたが、車体・サイズは事前の噂通りCX-90とほぼ同じだった事から北米では少し賛否が出ていたのを覚えています。

一方で、1月は「MAZDA6の国内販売・生産終了」も正式発表。

以前から多くの期待が寄せられていたラージ群ベースの次期型/後継モデルが出てこないまま終了した事に加えて、公式ニュースリリースで代替車種としてMAZDA3セダンとCXシリーズが挙げられていたのはモヤモヤ感がありましたね・・・。

 

 

◎2月

2月は東京オートサロンでサプライズ発表された「ロータリエンジン開発グループ(RE開発グループ)」が36名の技術者によって1日付で再始動。

まずは発電機用として継続的に進化させる事と合わせて、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組む方針ですが、やはり水素や駆動用の研究開発も期待したくなりますね・・・(笑)

そして2月10日には東京オートサロンで初披露されたMAZDA SPIRIT RACINGのコンセプトカー2台を大阪オートメッセでチェック」

会場にいらっしゃった社員さんからも色々お話を聞かせて頂きましたが、ロードスターはすでにご存じのように量産化へ着々と進んでいる一方で、MAZDA3は"北米仕様と異なる2.5ターボエンジン"を検討しているものの、ロードスターに比べるとまだまだ検討段階に感じる部分もありましたね・・・。

中旬の16日にはマツダイノベーションスペース東京」を東京・六本木に開設した事がマツダから正式発表。

これまで関東地方におけるマツダの主要拠点は「東京本社(主に営業・広報領域)」と「横浜R&Dセンター(主に研究・開発)」がありましたが、ここは自動車の枠組みを超えた多種多様な人材や事業パートナーの方々と出会い、マツダがこれまで行ってきた"共創活動"をさらに加速させる場所になります。

下旬の22日には北米で「CX-70」の詳細が発表されましたが、このタイミングで新しいボディカラー「メルティングカッパーメタリック」が初披露。

ここ最近マツダのボディカラーは落ち着いたトーンの色がかなり多かった印象ですが、こちらは名前の通り"溶けた銅"をイメージしたアースカラーで華やかさも感じました。

その後「EZ-6」と「CX-80」にも採用されましたが、今後どれだけの車種に設定されるのか楽しみですね。

 

◎3月

3月は東南アジア方面で気になる発表が複数あり、14日にインドネシアマツダが新しい組立工場の建設計画を正式発表。

首都ジャカルタに隣接する西ジャワ州に建設してコンパクトSUVノックダウン生産する計画のようですが、インドネシアマツダ車の市場シェアが高いオーストラリアと包括的経済連携協定(IA-CEPA)を結んでいる事から、現地販売だけでなく輸出でもメリットになる事が考えられます(関税面など)

完成時期はもちろんですが、小型SUVに該当するCX-3/CX-30どちらもモデル末期になっているので、次期型を生産する可能性もあるのか気になるところ。

そしてフィリピンマツダマツダ車専用アフターパーツメーカーでおなじみAutoExe(オートエクゼ)の正式販売開始を正式発表。

オートエクゼの商品はすでに海外でも販売されてましたが、海外のマツダ法人で正規販売するのはおそらくフィリピンマツダが初となります。

元々フィリピンマツダは独自のMX-5 CUPを中心にモータースポーツ関連の取り組みを積極的に行っていますが、日本ではMAZDA SPIRIT RACINGがメーカーワークスとして成長し始めているので、今後グローバルでのブランド戦略をどうするのか気になりますね。

(ちなみにAutoExeは2018年にマツダ連結子会社になっています)

 

 

◎4月

まず4月で大きな話題を集めたのは2024年度入社式でサプライズ展示された「白色のICONIC SP」

これは2022年末に"ビジョンスタディモデル"として公開された画像と同じ仕様で、以前関東方面の大学の講演でも展示された情報がありましたが、正式に披露されたのはこの入社式が初。

モビリティショー等で展示されているヴィオラレッドの車両より前に制作されたプロトタイプなので、細かな部分が異なります。

そして18日にはラージ商品群SUV第4弾「CX-80」がついに欧州でワールドプレミア。

当初は2023年秋頃のワールドプレミアが有力視されていたので本当に"待ちに待った"という感じでしたが、この時点では欧州仕様しか公開されてない事もあって全長と一部ボディカラー以外ほぼCX-60と同じという点はやや賛否を呼んでいましたね・・・。

そして下旬の25日にはマツダ長安汽車が共同開発したBEV/PHEV第1弾「EZ-6」が北京モーターショーでワールドプレミア。

事前の情報やティザー広告からセダンボディなのは明らかになっていましたが、実車はかつて初代・2代目アテンザ(MAZDA6)に設定されていた5ドアハッチを思わせるデザインで、SUV以外の新型車が発表されるのも久しぶりだった事から日本国内でもかなり大きな反響があったように思います。

あと、北京モーターショーでは共同開発第2弾を示唆するコンセプトカー「創 ARATAマツダ・アラタ)」も同時発表。

今のところ中国専売モデルで次期CX-5とは別の電動SUVになる見込みで、2025年4月の上海モーターショーで量産モデルが発表される予定です。

 

 

◎5月

GW明けの10日にはマツダが2024年3月期 通期決算を発表しましたが、この中で「次期CX-5マツダ製のハイブリッドを搭載」と公表。

次期CX-5に関する話題や噂はすでに複数出ていたので登場はほぼ確実になっていましたが、マツダから正式に計画が発表されたのはこれが初めてでした。

そして25日・26日に開催された軽井沢ミーティングではマツダの開発陣から「ロードスター35周年を発売予定である事」が正式発表。

35周年記念車に関するヒントも少し明言され、会場では35周年記念グッズも同時公開されました。

さらに28日にはスバル・トヨタと共同開催したマルチパスウェイワークショップで「2つのROTARY-EV SYSTEM CONCEPT」を正式発表。

縦置きをイメージして展示された2ローター版はドライサンプ方式も視野に入れてる事からICONIC SP搭載をかなり意識させられる内容でしたが、自動車ライターの世良耕太さんのレポートによると同時展示された1ローター版はトヨタ製のハイブリッドシステム(THS)を組み合わせていたようなので、こちらもかなり興味深いコンセプトです。

 

 

◎6月

6月は前から念願だったMAZDA TOWN FESTA(旧:MAZDA OPEN DAY)」の参加がついに実現。

ロータリーエンジンの機械加工工場」や「デザインセンター」を見学出来たのは感動の一言でしたが、これ以外にもかなり多くのコンテンツが用意されていたので1日ではとても回りきれませんでした(笑)

来年も行けた場合は見学ルートをかなり綿密に考えなければ・・・。

ただ、MAZDA TOWN FESTAが開催された週末明けにはマツダを含む自動車メーカー5社から型式指定申請における不正があった事が発表。

マツダは過去生産車/現行生産車合わせて5車種が対象で、幸いにも6月中に5車種全ての基準適合が確認されましたが、MAZDA TOWN FESTAへ行った直後だったので尚更ショックが大きかったですね・・・。

ただ、欧州ではドイツ・ニュルブルクリンクロードスターの新たなテスト車両」がスクープ。

東京オートサロンで発表されたMAZDA SPIRIT RACINGのコンセプトカーと同じエアロやホイールが装着されてたので、ここからコンプリートカー量産化の可能性がグッと高まりました。

さらに欧州では南フランスで開催されたメディア向けイベント"Mazda Colour Event"で「ブルー系の新しいボディカラー」が展示。

これはマツダのお膝元中国地方と繋がり深いデニム素材や藍染からインスピレーションを得て研究開発している途中で、プレス資料を見る限りだと匠塗で検討されているようです。

まだ量産車への採用は未定かもしれませんが、サンプル展示まで行うという事は研究開発が最終段階に入っているかもしれないので続報に注目ですね。

 

 

◎7月

昨年末に中国で販売開始されていた「CX-50 ハイブリッドモデル」が7月10日に北米市場でも正式発表。

当初から計画されていた北米でもようやく生産・販売開始されましたが、ハイブリッドモデル専用にCX-50初のレッドレザー内装が用意されたのも注目ポイントでした。

続いて17日には長安マツダ「EZ-6量産開始」を正式発表。

量産第1号車はメルティングカッパーメタリックのPHEVモデルでしたが、量産開始された次の週には現地メディアによる試乗レポートも解禁されていました。

一方、日本では毛籠社長が就任1年のタイミングで行われた中国新聞のインタビューで「現在開発している新型ストロングハイブリッドを次期CX-5だけでなくラージ商品群にも搭載を検討」と明言。

これに関しては11月の四半期決算発表でも資料に記載されていたので、本格的な検討に入ってるのはほぼ間違いなさそうですね。

 

 

◎8月

8月は2025年3月期 第1四半期決算発表が行われた数日後に日刊工業新聞マツダが電動車の生産拡大などを念頭に宇品第1工場(通称:U1)の再編に着手、電動車混流生産も視野」と報道。

詳細は不明ですが2021年の防府工場と同じように生産ライン改修等が実施されているのかもしれません。

あと、宇品第1工場に隣接しているマツダミュージアムも7月29日から生産ラインの見学を休止しており、今月27日から来年3月末まではマツダミュージアム自体も改修するために休館するのでご注意を・・・。

続いて19日には「MAZDA2 1.5Lディーゼルモデルの国内販売・生産終了」が正式発表。

Bセグメントでディーゼルエンジンを搭載しているのはかなり貴重でしたが、今年10月から排ガス規制がさらに厳しくなる事を受けて終了となりました。

タイ工場では引き続き生産されるようですが、電動化が進む市場を考えるとBセグメントのディーゼルエンジン搭載車はもう出てこないかもしれませんね・・・。

そして22日には「CX-80 日本仕様」がようやく正式発表。

この時はマツダさんから横浜R&Dセンターで開催する事前撮影会にお誘いいただいて日本仕様の実車を一足先にチェックする事が出来ましたが、YouTubeがトレンドになってる中でブログしかやってない僕にお話が来たのは驚きでしたね。

参加者の中で動画扱ってないのは僕だけのはずなので・・・(笑)

一足先に実車を見れたのはもちろんですが、CX-80を担当されてる方々から直接お話しを聞かせていただけたのが何より貴重な経験になりました。

 

 

◎9月

9月は北米マツダとオーストラリアマツダが新たなブランドメッセージを発表しており、特にオーストラリアマツダは懐かしい"Zoom-Zoom"をリメイクして復活させました。

これを取り上げたブログもかなり大きな反響があったので、日本でも"マツダZoom-Zoom"と思い浮かべる方が多いのでしょうね。

そして欧州では4月に中国で発表された「EZ-6のテスト車両」がドイツでスクープ。

当初から中国に続いて欧州でも販売される噂が出ていたのでこのスクープによってほぼ確実になりましたが、欧州連合が中国製の電動車に対する関税を大幅に引き上げた事によって計画に影響が出ている話もあります。

一方、日本では一部メディアが今後のマツダに関して「グレードやOP設定を絞り込む方針」「HV向けの新型エンジンを開発してレシプロエンジンを4種類程度に集約」と報道。

グレードやOP設定はすでに既存車種でも整理されていますが、レシプロエンジンの種類数に関してはラージ商品群用(直6/PHEV)と新型ガソリンエンジン(おそらくSKYACTIV-Z)を中心に残す報道もあるので、コンパクトカーに搭載されているエンジンの多くが無くなる可能性も・・・。

あくまで報道ベースなので実際に残る機種数はもう少し多い可能性もあるので続報を待ちたいところですね。

そしてマツダは2月にマツダイノベーションスペース東京を開設しましたが、9月24日には麻布台ヒルズにも新しいオフィスを2025年初夏に開設する事を正式発表。

ここにはソフトウェア領域のR&Dオフィスが新設されるのに加えて現在霞が関にある東京本社も移転するようです。

あと、少し番外編としては「ベルギーの販売店が独自に企画したブリティッシュレーシンググリーンのMX-5限定車"Geshi(夏至)"」もかなり大きな反響がありました。

Twitter(現:X)などを見るとこれが35周年記念車と勘違いする人も多く見受けられましたが、おそらくグリーンのロードスターを待ち望んでるユーザーが国内外でかなり多いのでしょうね・・・。

 

 

◎10月

10月に入ると「CX-80」の試乗レポートが欧州で解禁されて10日には日本仕様も販売開始。

欧州の試乗レポートでは賛否が分かれていたCX-60から乗り心地を中心に大幅アップデートされている報告が出ていましたが、日本仕様も同様の改良・アップデートが実施されています。

そして中旬には「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY」へ参加するために久しぶりに富士スピードウェイへ遠征。

最も注目だったのはロードスター35周年記念車の発表ですが、よく考えると新しいモデルが世界初披露される瞬間に立ち会ったのは初めてでした。

これ以外にもホームストレートが長い富士スピードウェイで787Bを中心とする貴重なロータリーレーシングカーのサウンドを存分に堪能することが出来ましたが、こちらも1日では回り切れないくらいにコンテンツが充実してたので今度は土日通しで行ってみたいですね・・・。

そして私事ではありますが、今年10月でブログ開設から5年が経過。

タイトル通り"つらつらと"更新していますが、引き続き暇つぶし程度のつもりで見ていただければと思います(笑)

 

 

◎11月

毎年秋は各車種で商品改良やモデルイヤー更新発表が本格化しますが、北米ではCX-50に新しいボディカラー「Cypress green」追加が正式発表。

CX-50北米仕様は7月にハイブリッドモデル追加を含めた2025年モデルが正式発表されていたので、わずか数か月でボディカラー追加が行われたのは驚きでした。

この色は北米向けのカローラクロスとCX-50が同じアラバマ合弁工場(マツダトヨタ・マニュファクチャリング)で生産されている事を受けて共用されたようですが、マツダ車でグリーン系のボディカラーが採用されたのはかなり久しぶりだったので国内でも大きな反響が・・・。

個人的には他の車種でも似合うはずなのでマツダオリジナルのグリーンも出てきて欲しいですね。

続いて11月7日に行われた2025年3月期 第2四半期決算発表では将来に向けた商品・技術計画が多く発表され、特に新しいガソリンエンジン「SKYACTIV-Z」の開発発表は注目ポイント。

おそらくSKYACTIV-Xの大幅進化版と言えるエンジンになりそうですが、昨日公開されたMotor-Fanの記事によると最初に開発される4気筒版は排気量が2.5Lになるとの事。

SKYACTIV-Zの燃焼技術は直6エンジンにも展開されるようですが、個人的には小型車用エンジンはどうなるのか気になるところ・・・。

あと、決算発表では「2025年初頭に新しいブランド発信拠点を東京・南青山にオープン予定」という計画も合わせて発表されましたが、こちらは前回紹介した商標"MAZDA TRANS AOYAMA"が名称になるのでしょうか?

そして岡山国際サーキットで開催されたMAZDA FAN FESTA 2024 in OKAYAMAでは市販化を目指している「MAZDA SPIRIT RACING RS Conceptの開発車両」を見る事が出来る限定コンテンツにも参加。

展示されていたのは6月頃にドイツ・ニュルブルクリングでスクープされた車両そのものでしたが、開発車両を販売前に一般ユーザーへ披露するのはめったに無く、今回は着座体験まで出来たので本当に貴重な経験でした(もちろんマツダでは初の試み)

さらにモータースポーツ関連ではマツダWRCに参戦していた時に開発されたラリーマシンRX-7 Evo Group B」のほぼ新車に近い個体が海外オークションに出品。

当時の仕様・外観を維持したまま可動状態を唯一維持しているかなり貴重な個体と思われましたが、こちらは無事に落札されたようなので今後マツダ関連やクラシックカーのイベントでお披露目されるかもしれませんね。

 

 

◎12月

12月はまずCLUB MAZDA限定の「CX-80 特別試乗イベント」に参加してPHEVモデルに試乗。

PHEVの試乗車があまり配備されていない事もあってディーゼルエンジンモデルが話題の中心でしたが、実際に乗ってみると予想以上に好印象で乗り心地もPHEVが最もやさしかったです。

圧倒的な実用燃費でディーゼルに話題が集まりがちですが、個人的には外部給電を使用する機会も多そうなアウトドアやキャンプではPHEVモデルの魅力が光る気がしましたね・・・。

そして10日には「CX-60 2024年商品改良モデル」が正式発表。

サスペンションや各種制御がCX-80と同様にアップデートされる事に注目が集まりがちですが、ジルコンサンドメタリックが専用カラーに採用された特別仕様車「XD-HYBRID Trekker」とブラック基調のエクステリアを採用した新グレード「XD SP」も注目ポイント。

発売は来年2月21日なので試乗解禁はまだしばらく先になると思われますが、マツダアンフィニ広島さんと湘南マツダさんは年明けすぐに先行展示イベントを実施するので、各地で実車を見るチャンスは早めに訪れるかもしれませんね。

続いて18日には米国道路安全保険協会(IIHS)が2024年最後の安全性試験結果を発表して、「CX-70(ガソリンターボ / PHEV)」が最高評価"TOP SAFETY PICK +"を獲得。

すでに「MAZDA3(セダン / ファストバック)」「CX-30」「CX-50」「CX-90(ガソリンターボ / PHEV)」が最高評価を獲得しているので、2024年の安全性評価で最高評価を獲得したマツダ車は8車種となり、「2024年安全性試験で最高評価を獲得した車種が最も多いブランド」になりました。

マツダが最も重要視している北米市場で安全性の高さがラインナップ全体で実証されたのは大きな訴求ポイントになりそうです。

そしてつい先日の25日にはロードスター35周年記念車」がようやく国内で正式発表。

事前情報では1000台限定に変更された情報が出ていましたが、実際は「生産計画台数はソフトトップ/RF合わせて1,000台を見込むものの、来年3月3日までの受注状況次第で増産の可能性もあり」という状況との事。

それでも増産できる台数は限られると思うので気になる方は年明けすぐにでも販売店へ問い合わせてみる事をオススメします。

 

 

簡単に2024年を振り返ってみましたが、今年のマツダで特に大きな出来事・イベントはやはり「CX-80関連」でしょうか・・・。

事前撮影会に呼んでいただいたのはもちろんですが、CX-60の乗り心地や走りに関して賛否が飛び交い続ける状況に疲れていた部分もあったので、実際に試乗させていただいた車両のいずれもかなり好印象で"とりあえず心の底から一安心した"というのが率直な感想。

他のマツダ車と同様に今後も継続して改良・進化が行われると思いますが、個人的には2024年商品改良が発表されたCX-60がどのように走りや世界観のキャラクター分けが行われてるのか気になるところです。

次に印象的だったのは2月のロータリーエンジン開発グループ再始動」ですが、その後も新しいRotary-EVコンセプト(1ローター/2ローター)を発表したのに続いて、今月上旬には毛籠社長が米国メディアのインタビューで開発が順調に進んでいる事を明言していました。

ICONIC SPが量産化を前提にデザイン・設計されたコメントも大きな話題になったので、2025年には試作車両あたりが発表されるのを期待・・・。

もちろん量産モデルをドンと発表するのも全然アリですよ?(笑)

そして「MAZDA SPIRIT RACING」は量産化を目指しているコンセプトカー2台が発表された事によって"メーカーワークスらしさ"がようやく出てきましたが、年明けすぐの東京オートサロン2025では「MAZDA SPIRIT RACING RS CONCEPTの市販化予定モデル」がいよいよ発表予定。

さらにマツダ公式特設サイトのTOP画面では"CX-60と思われる謎の車両"が写りこんでいるので、今回も何らかのサプライズがあるかもしれません。

ただ、その一方で「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」はここ最近展示も行われなくなったのがちょっと心配・・・。

その一方でやや先行きが気になるのはトランプ次期大統領選出による今後の動向ですが、メキシコマツダ/北米マツダの関係者によると状況を注視するためにメキシコへの投資を一時休止しているとの事。

毛籠社長も米国メディアのインタビューで向こう5~7年間の計画を再検討中と明言した一方で、BEVよりもハイブリッドを中心とする内燃機関の進化により集中できるという見方もしているようです。

状況次第ではCX-50を生産しているアラバマ工場へ生産を一部移管する事も検討しているようですが、マツダにとって北米市場は最も重要なので今後も状況を注視したいところ・・・。

 

 

2025年はすでに情報や噂が増えてきている「次期CX-5」が最も大きな話題になりそうですが、ここ数年マツダの新型車はラージ商品群SUVに集中していたので、そろそろMAZDA2/CX-3のようなコンパクトカーやSUV以外の車種の行方も気になるところ・・・。

まずは毎年恒例となった年明けすぐの中国新聞に注目ですね。

 

今年も1年このブログをチェックしてくださった皆様ありがとうございました!

良い年をお迎えくださいませ🎍

 

令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。

◎石川県公式HP

地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)

令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)

令和6年能登半島地震で被災された方々(新潟県の被災者)への義援金の受付について - 新潟県ホームページ