昨年4月に公表されていたマツダと長安マツダが共同開発する新型BEV/PHEVの第一弾モデルが今年4月にも正式発表されるようです。
マツダの中国事業は現在長安汽車との合弁会社"長安マツダ"によって進められていますが、長安マツダは昨年4月に「マツダと長安汽車が新型BEV/PHEVモデル2車種を共同開発する計画」を発表。
これまで取り上げた現地の情報からどちらもセダンボディになる可能性が高まっていましたが、第一弾モデルの正式発表時期に関する情報が出てきました。
今回取り上げるのは中国の自動車メディア「autohome.cn」が今日掲載した記事。
リンク先によると長安汽車は本日開催したグローバルパートナーカンファレンスで今後の商品戦略をブランド別に紹介しており、長安マツダの戦略についても一部公開したようです。
会場のスクリーンには今年4月に開催される北京モーターショーで正式発表予定の車種が映されており、長安マツダブランドは共同開発の新型BEV/PHEV第一弾モデル(開発コード"J90A”)を正式発表する事が発表されたようです。
1枚目の画像を見る限りだと共同開発第一弾モデルはこれまでの情報通りセダンになりそうですね・・・。
長安マツダは昨年10月に「长安马自达新能源乘用车-CD级轿车项目(長安マツダ新エネルギー乗用車-CDクラスセダン・プロジェクト)」開始を発表していましたが、この時に公表された共同開発モデルの開発コードは"J90K"で、このモデルに関しては新型MAZDA6と推測する現地メディアがほとんどでした。
長安汽車は北京モーターショーで発表する新型車のサイズやセグメントをまだ公開していませんが、これまでの情報から考えると共同開発第一弾はCセグメントのセダンかもしれません。
加えて長安汽車は各合弁企業とのパートナーシップをさらに強化する計画も発表。
・今後5年間で新エネルギー車(おそらくBEV/PHEV)を3~4車種投入
・中国国内で生産した電動化車両の輸出を積極的に推進、海外OEMとの提携も積極的に検討。
・2028年までに年間55万台(おそらく販売台数)を目標。
今後も電動化車両の市場投入を進めていくようですが、今回注目なのは中国で生産した車両の輸出を積極的に推進する方針が示された事。
これまで中国で生産された車両はメーカーを問わずほとんどが中国国内で販売されてきましたが、2021年から輸出台数が急激に増えており、日本でもここ最近BYDブランド車や中国製のホンダ・オデッセイ等が販売されるようになりました。
現時点で輸出する国や地域までは公表されていませんが、中国で生産されたBEV/PHEVが輸出される流れが出てくるかもしれませんね。
あくまで妄想ですが、日本国内で昨年頃から販売終了の噂が出ている現行MAZDA6に変わって中国製の次期MAZDA6(?)を輸入とか・・・。
ただ、MAZDA6に関してはほとんどの地域でラージ群アーキテクチャーベースの次期型が期待されてる印象もあるので、妄想通りになったとしてもかなり賛否は分かれそうですが(調べた限りだと長安グループで生産されてる車種は全てFFベースの模様・・・)
マツダにとって中国は苦戦が続いている市場ですが、昨年末にはCX-50 ハイブリッドが販売開始されたので、これに続いて4月に発表される新型モデルがどのようなデザイン・パワートレインになっているのか注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。