中国で発表されてから大きな反響を呼んでいる「MAZDA EZ-6」ですが、さらに詳しい情報が新たに公開されています。
「MAZDA EZ-6」はマツダと長安汽車によって共同開発されたBEV/PHEVモデル第1弾として先月25日に開催された北京モーターショーで世界初披露。
これまで公開された車両のボディカラーは3色で諸元も車体寸法くらいしか発表されていませんでしたが、中国で新たな情報が公開されています。
今回取り上げるのは中国の政府機関「中華人民共和国工業情報化部(工信部)」公式HPで公開された情報。
中国では新型車を発売する前に車両情報を工信部へ届出する必要があり、届出があった新型車一覧がほぼ毎月公式HPで公開されるシステムになっているのが特徴。
今月も11日付で届出車両一覧が公開されていましたが、その中にMAZDA EZ-6が含まれていました。
①BEVモデル(ブラック)
・使用エネルギー・・・電気
・最高速度・・・・・・170㎞/h
・総重量・・・・・・・2280㎏(おそらく人や荷物を載せた状態の重量)
・車両重量・・・・・・1855㎏
②BEVモデル(グレー)
③PHEVモデル(ブラック)
・使用エネルギー・・・ガソリン/電気
・最高速度・・・・・・170㎞/h
・総重量・・・・・・・2203㎏(おそらく人や荷物を載せた状態の重量)
・車両重量・・・・・・1778㎏
・搭載モーター・・・・最高出力:160kW、定格出力:60kW(製造者は未掲載)
・発電用エンジン・・・1,480cc 長安汽車製 JL473QJ型(出力:70kW)
エクステリアの仕様は北京モーターショーで展示されてた個体と基本的に同じですが、資料画像を見る限りだとBEVモデルのみ”EV"というリアエンブレムも装着されるようですね。
そして、今回届出されていた資料にはまだ披露されて無かったブラックとグレーのEZ-6が掲載。
正式なボディカラー名称は不明ですが、既存のマツダ車と同様に「ジェットブラックマイカ」と「マシーングレープレミアムメタリック」の可能性が高いでしょうか・・・?
これで確認できたEZ-6のボディカラーは5色になります。
・ソウルレッドクリスタルメタリック
・Melting Copper Metallic
・エアログレーメタリック
・ブラック(ジェットブラックマイカ?)
・グレー(マシーングレープレミアムメタリック?)
続いて諸元表を見ると最高時速はどちらも170㎞/hになってる一方で、車両重量はモーターとエンジン両方を搭載しているPHEVモデルの方が僅かに軽い事からバッテリー容量がBEVモデルより少なくなってる可能性も考えられますね・・・。
一方、駆動用モーターに関しては「BEV:190kW」「PHEV:160kW」と明記されていますが、こちらは発表前からベース車両と有力視されていた「深藍SL03」にも同じスペックの駆動用モーターが搭載されていました。
EZ-6 BEVモデルの資料では長安マツダ製と明記されているので、細かな調整やチューニングをマツダ独自に行ってる可能性もありそうですね。
【深蓝SL03】深蓝汽车_深蓝SL03报价_深蓝SL03图片_汽车之家
そしてPHEVモデルに搭載される発電用エンジンはJL473QJ型と明記されていますが、こちらも「深藍SL03」のPHEVモデルと同じエンジン。
製造メーカーが長安汽車で排気量や出力も同じなのでほぼそのまま搭載されてる可能性が高そうです。
今回の資料で気になった部分は以上となりますが、工信部への届出が済んだので次は生産開始を待つ段階でしょうか・・・?
ただ、一部国内メディアの記事によると8月頃に報道関係者向けの試乗会が中国国内で実施されるようなので、年内発売も見据えると生産開始もそう遠くないかもしれません。
日本で販売される予定が無いモデルではありますが、久しぶりにマツダから発表されたSUV以外の新型車なので、どのような走りなのか気になるところですね・・・。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。