本日2024年6月25日にマツダの2024年株主総会(第158回定時株主総会)が開催されました。
〇中国新聞
〇広島テレビニュース
今年の株主総会には249人が出席(昨年から13人増)したようですが、今年は毛籠社長による形式認証問題の陳謝から始まって、出席者からも関連する質問が複数出た報道がされています。
ただ、実際に株主総会へ出席した知人によると認証不正問題と同じくらいロータリーエンジン(ICONIC SP)や電動化対応に関する質問も多かったとの事。
これ以外で印象に残った質疑応答も教えていただきました。
Q:SKYACTIV-Xのラインナップが縮小傾向に感じているが今後どうなるのか?
⇒SKYACTIV-Xは3段階で内燃機関を進化させる計画の第2段階に位置するエンジンだが、今後は第3段階に向けてもう少しシンプルな構成で進化させていく事を検討。
マツダのエンジン開発ロードマップ (画像 MAZDA)
Q:これまでもある程度取り組まれてると思うが、ブランド価値を向上させるために古いマツダ車も今以上にPRした方がいいと思う。
⇒これまで10年以上ブランド価値経営を行ってきたが、非常に賛同できる提案。
NAロードスターのレストア事業もまだかなり注文を頂いてる状況なので強化も検討したい。
Q:ロードスターの今後について。
⇒今後もライトウェイトを維持していくために、内燃機関の開発に力を入れて今後厳しくなるエミッション規制に打ち勝てるように努力を続ける。
☆自動車専門WEBメディア「レスポンス」も取り上げています。
マツダ廣瀬CTO「ロードスターを今後のエミッション規制に打ち勝つ商品として残していけるよう努力」 | レスポンス(Response.jp)
◎毛籠社長がロータリーエンジンに関する質疑応答で「父親もカペラロータリーに乗っていました」というエピソードを話されていたとの事。
昨年のMAZDA3・CX-30商品改良で国内仕様のラインナップが縮小されたSKYACTIV-X(e-SKYACTIV X)ですが、こちらに関しては次のステップに向けて"もう少しシンプルな構成"で進化させていくニュアンスで回答があったとの事。
CX-60・CX-80に搭載する話が出ていた直6版(e-SKYACTIV X 3.0)は直4版と違って過給機を採用しない話が出ていたので質疑応答で話された内容とも一致する雰囲気ですが、CX-80欧州仕様でも搭載がまだ正式発表されて無いのは気になるところ・・・。
SKYACTIV-Xに関しては欧州で「2025年にパフォーマンスUPを実施予定」という報道があったので今後も継続的に進化させていく事はほぼ確実ですが、国内仕様のラインナップも含めて動向が気になりますね・・・。
個人的には認証問題対象になった現行車種「MAZDA2(ガソリンモデル)」「ロードスターRF」が生産再開する目途や、「CX-80」の国内発表時期に関する質問が出てくる事も期待していましたが、参加した知人によるとこれらの質問は無かったとの事。
このあたりは国交省から調査結果報告が発表されてから決定される流れでしょうか・・・?
マツダの経営関連では8月に「2025年3月期 第1四半期決算」が発表予定になっているので、それまでに認証問題がある程度一段落してMAZDA2・ロードスターRFの生産再開やCX-80の国内発表が行われてる事に期待したいですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。