今年新しい排ガス規制が施行される予定になっている欧州ですが、MAZDA3とCX-30でこれに関係すると思われる噂が出てきました。
現在MAZDA3/CX-30欧州仕様に設定されているパワートレインは「e-SKYACTIV G 2.0(122ps/150ps)」「e-SKYACTIV X 2.0(186ps)」という2種類の2.0Lガソリンマイルドハイブリッドですが、欧州では今年初旬に2.5Lエンジン搭載の噂が浮上。
よりハイスペックになる可能性もある事から動向が気になっていましたが、新たな噂が出てきています。
今回取り上げるのはドイツのCX-30専門フォーラム「CX30-Forum.de」に投稿された内容。
・販売店向けの資料によると欧州では「MAZDA3/CX-30のe-SKYACTIV G 2.0(122ps/150ps)搭載モデル」が2月末~今月で受注終了。
・受注終了の理由はまだ正式発表されていないが、新しい排ガス基準「EURO 6e」基準を満たしていない可能性が高い。
・これに変わって「137psの2.5Lガソリンエンジン(e-SKYACTIV G 2.5?)」搭載モデルが追加され、6月頃から受注開始される予定。
・他の車種も順次EURO 6eへ対応させていく予定になってるが、資料を見る限りだと「MX-5 2.0Lエンジン搭載モデル / MAZDA2 / MAZDA6 / CX-5」はEURO 6e対応予定に含まれていない?
どうやら「e-SKYACTIV G 2.0(122ps/150ps)搭載モデル」が受注終了(廃止)になる代わりに「e-SKYACTIV G 2.5(137ps)搭載モデル」が追加という情報が販売店向けの資料に掲載されているとの事。
欧州では昨年から段階的に導入されてきた新しい排ガス基準「EURO 6e」が今年の9月1日から全ての初回登録車対象に変わるのに加えて、リンク先でも複数のユーザーさんが同じ内容を投稿されているので信憑性はある程度高いのかもしれませんね・・・。
2.5Lガソリンエンジンを搭載したMAZDA3/CX-30はすでに北中米やオーストラリアで販売されており、特に北米では「SKYACTIV-G 2.5 NA(191ps)」だけでなく「SKYACTIV-G 2.5 ターボ(250ps)」も設定。
その一方で今回欧州で噂が出てきたのは137psのNAマイルドハイブリッドなので、同じ2.5Lでもスペックや仕様はかなり異なります。
排気量の割に控えめな出力に違和感を感じる方も多いかと思いますが、マツダのSKYACTIVエンジンは基本的にある程度排気量のあるエンジンを低回転で走らせる事で優れた実用燃費と環境対応を実現する「アップサイジング / ダウンスピーディング」のコンセプトで開発されているので、噂通りならこのコンセプトを最も体現している仕様になりそうですが・・・。
そしてMAZDA3・CX-30以外の車種も順次EURO 6eに対応させていくようですが、リンク先の投稿によると「MX-5 2.0Lエンジン搭載モデル / MAZDA2 / MAZDA6 / CX-5」もEURO 6eに対応しない可能性があるとの事。
欧州では今年EURO 6eに加えてサイバーセキュリティ法規も継続生産車を含むすべての車両が対象になる予定で、昨年発表されたロードスター大幅商品改良で新しいエレキプラットフォームや新世代マツダコネクトが採用されたのもコレが理由。
このような状況なのでCO2排出量が多めのモデルだけでなく初代マツダコネクト搭載車あたりも今年夏以降販売出来ない可能性が高そうに思いますが、こちらはMAZDA3/CX-30以上に信憑性が不透明な印象なので続報を待ちたいところ・・・。
あくまで参考情報ですが、MX-5欧州仕様に関しては昨年末から2.0Lエンジン搭載モデル販売終了の噂がドイツやフランスで出ており、MAZDA2とCX-5はベルギーマツダ公式HPで"在庫限りの販売"という案内が出ています。
いつも通り現時点では"あくまで噂"レベルの内容ですが、MAZDA3・CX-30の2.5Lエンジンに関してはスペックや注文開始時期まで書かれているのである程度信憑性はありそうな予感・・・。
日本でも「CX-30」「MX-30」の一部グレードが注文受付終了しているので、これから徐々に国内外で商品改良や仕様変更の動きが本格化していくかもしれませんね・・・。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。