昨年からスーパー耐久シリーズへ本格投入されている「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」ですが、今年はさらに新しい技術やドライブトレインの採用を検討しているようです。
「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」は次世代バイオディーゼル燃料の実証実験を目的とした2代目のマシンとして2022年秋に初披露されて、昨年のスーパー耐久シリーズを通じて信頼性と速さも向上。
量産モデルに採用されていないSKYACTIV-D 2.2を300psまでスペックUPしている事もあって大きな注目を集めてきましたが、さらに新しい技術やドライブトレインを検討してる話が出てきています。
今回取り上げるのは「Carview」の記事から・・・。
先日の東京オートサロン2024で発表されたMAZDA SPIRIT RACINGブランドのコンセプトカーを取り上げた記事ですが、コンセプトカーの1台「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」の紹介部分で気になる内容がありました。
S耐へはディーゼルエンジンで挑戦しているマツダだが、前田氏も「今年は燃料以外のカーボンニュートラルの技術、新たなドライブトレインの採用での挑戦を考えている」と話し、関係者によると、こちらは2.5Lターボエンジンを搭載する方向で開発が進んでいるそうだ。
こちらもレカロ社製バケットシートにサベルト社製ハーネスを装着するなど、かなり気合が入ったモデルとなっている。
実際に北米では、すでに2.5Lターボ仕様のマツダ3が販売されているが、適合などの関係から色々と作り直す必要があり、ロードスターよりも少し時間がかかるという。
MAZDA SPIRIT RACING代表の前田育男さんによると、今年のスーパー耐久シリーズでは新しいカーボンニュートラル技術やドライブトレインを使った挑戦を検討しており、どうやら2.5Lターボエンジンを搭載する方向で開発が進んでいるようです。
2.5Lターボエンジンに関してはあくまで"関係者"となっていますが、先日読者さんからも「市販化を目指しているコンセプトカー"MAZDA SPIRIT RACING 3 concept"にはMAZDA3北米仕様と異なる新しい2.5Lターボを採用予定らしい・・・」というコメントが寄せられたので、信憑性はある程度高そうに思います。
2.5ターボエンジンの話題を取り上げた14日のブログではガソリン/ディーゼル両方の可能性を妄想してみましたが、Carviewの記事には「適合などの関係から色々と作り直す必要があり、ロードスターよりも少し時間がかかる」という一文があるので、MAZDA3北米仕様に搭載されているSKYACTIV-G 2.5ターボを大幅改良/アップデートするのが有力でしょうか・・・・。
(右ハンドル化、スペックUP、フィーリング改良とか?)
さすがに今から2.5ターボエンジンを完全新規開発するのは厳しいと思いますが・・・。
一方で、スーパー耐久シリーズ参戦はカーボンニュートラル燃料の実証実験が目的の一つでしたが、前田さんから燃料以外の関連技術を検討する発言が出てきたのも注目ポイント。
燃料以外で走りに関する技術ではハイブリッド採用などが真っ先に思い浮かびますが、他にも車体パーツに再生素材を採用など様々な可能性が考えられますね・・・。
これらの話が事実だとすると、まずはスーパー耐久シリーズ参戦車両で新しいパワートレイン(2.5ターボエンジン)をある程度開発・熟成してからコンプリートカーへ搭載する流れでしょうか?
そう考えるとロードスターより時間が掛かる話とも一致すると思うので・・・・。
東京オートサロン2024で発表された「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」のパワートレインに関してはモータースポーツ直系を感じられる内容で市販化を目指す方針が示されているので、今年もスーパー耐久シリーズへ参戦する「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」にどのようなパワートレインが新たに搭載されるのか注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。