スーパー耐久シリーズへ参戦しているマツダ(MAZDA SPIRIT RACING)ですが、現在ST-Qクラスへ投入されている2台の詳しいエンジンスペックに関する情報がありました。
マツダは2022年から「MAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIO」でスーパー耐久シリーズへ本格参戦開始し始めており、現在は3台の車両を投入。
その中でもST-Qクラスの「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」は量産モデルとは異なるエンジンを搭載しているだけでなくスペックUPも実施。
この2台のエンジンスペックはこれまで一部のみ情報が出ている状態でしたが、ここにきてより詳しい情報が出てきています。
今回取り上げるのは東京オートサロン2024公式HPの出展者・展示車両情報。
マツダは来週12日に開幕する東京オートサロン2024に出品予定ですが、公式HPの出展者情報を見ると2台の詳しいスペックが掲載されていました。
まずは「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」の情報から・・・・。
出展者一覧 : TOKYO AUTO SALON 2024 | 東京オートサロン公式サイト
MAZDA3 Bio Conceptは量産モデルに搭載されていないSKYACTIV-D 2.2を搭載しただけでなく、最高出力も300psにUPしている事がすでに公表されていましたが、最大トルクも量産用と比べてかなりスペックUPされてます。
昨年の東京オートサロン公式HPに掲載されていた最大トルクは量産車と同じ450Nmだったので、レースを重ねるごとにスペックUPされた可能性も考えられます。
ちなみに530Nmという最大トルクはCX-60のXD系グレード(500Nm)より高く、XD-HYBRID系グレード(550Nm)にも迫るスペックなので、Cセグメント車としては相当ハイパフォーマンスですね・・・。
あと、MAZDA3 Bioのエンジン形式は量産モデルにない"SH-DPTS型"となっていますが、DPTSという部分は元々搭載されていたSKYACTIV-D 1.8の形式をそのまま使用したのかもしれません。
そしてもう一台「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」のスペックも。
出展者一覧 : TOKYO AUTO SALON 2024 | 東京オートサロン公式サイト
ROADSTER CNF conceptは国内仕様に設定されていないソフトトップの2.0Lモデルなのが大きな特徴なのに加えて最高出力もUPさせている事が明らかになっていましたが、最大トルクも20NmUPされています。
マツダ公式ブログの記事によるとエンジンは吸排気系を中心にチューニングが実施されていますが、ターボエンジンに比べてスペックUPのハードルが高いNAエンジンなのでMAZDA3 Bio Concept以上に大変そうですが・・・。
ちなみに、マツダの開発陣からはソフトトップの2.0L搭載モデルを国内にも導入する事を検討している発言が以前から出ていますが、もしかするとROADSTER CNF conceptと同じスペックに進化させて導入される事もあったりするかもしれませんね・・・。
この2台は今年のスーパー耐久シリーズにも引きつづき参戦予定ですが、シーズンを通じてよりスペックUPや改良が進められる可能性も考えられます。
マツダは東京オートサロン2024開幕日の12日にプレスカンファレンスを実施予定なので、MAZDA SPIRIT RACINGの活動に関する新たな発表があるのか注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。