つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米マツダの関係者がCX-50の車体サイズやCX-5との関係性などについて証言。

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(画像 MAZDA USA)

 

今週に正式発表されたマツダの北米向け新型SUV「CX-50」

詳しいスペックや仕様はまだ公開されていませんが、北米マツダの関係者がCX-50の車体サイズやCX-5との関係性などについて現地メディアの取材で答えています。

 

今回取り上げるのは大手自動車メディア「Autoblog」米国版の記事。

前回のブログ記事でも紹介した北米マツダの開発マネージャーDave Coleman氏が取材に答えています。

 

〇CX-50の車体サイズについて

While the CX-30 that lends its platform is a subcompact SUV, the CX-50 is a bit bigger in almost every dimension than the compact CX-5. It's longer, wider and has more ground clearance, however overall height is a bit lower. 

同じプラットフォーム(スモール群)を採用しているCX-30がサブコンパクトSUVであるのに対し、CX-50はコンパクトなCX-5よりもほぼすべての面で一回り大きくなっています。

CX-5と比較すると「全長・全幅・最低地上高」は拡大していますが、全高は若干低くなっています。

CX-5の車両サイズは「全長 4,575mm」「全幅 1,845mm」「全高 1,690mm」「最低地上高 210mm」)

公開された画像を見た時からかなり大きなサイズとは思っていましたが、やはりほぼ全体的にCX-5よ一回大きいサイズのようです。

これによって室内のレッグスペース(足元スペース)もCX-5より広いとの事。

ホイールベースに関しては触れられていませんが、画像を見る限りだとCX-5よりもCX-8(2,930mm)に近いサイズになりそうな印象です。

これらの情報をまとめると「全体的なサイズはCX-5CX-8の間、ただし全幅は両モデルよりさらに大きい」という感じでしょうか(全幅は1,900mm越えの可能性も・・・?)

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(画像 MAZDA USA)

ちなみに、今回取り上げたAutoblogの記事には「CX-50はCX-9より全幅が大きいのでマツダの広島本社工場では生産できなかった」というニュアンスの内容も書かれていますが、さずがに現行CX-9(全幅 1,970mm)より幅が広い事は無い気がします・・・。

万が一CX-9より幅が広い車ならラージ群ベースで開発すると思うので。

もしかすると「室内スペースの幅がCX-9より広い」という意味かもしれませんが、この辺りは正式なスペック発表をまちたいところですね。

 

〇CX-50とCX-5の関係性について。

Coleman revealed a few other tidbits about the CX-50 that don't really fall into any particular subject area. Despite a similar name and roughly similar size, the CX-50 will not replace the CX-5, as was the eventual case with the CX-30 and CX-3.

コールマンは、CX-50について、特定の分野に限定されないいくつかの情報を明らかにしました。

CX-30とCX-3の関係性のように名前やサイズが似ていてもCX-50はCX-5の後継モデルではありません。

車名やサイズが似ている事から「CX-50はCX-5の後継モデルなのでは?」という憶測も飛んでいましたが、Dave Coleman氏はこれを否定しています。

北米向けのCX-5は今のところ日本仕様に設定された「Field Journey」と同じ仕様が設定されない可能性が高いので、CX-50は「北米向けのField Journey」というポジションを担う事が有力。

北米では基本的に「CX-5は都市型SUV」「CX-50はアウトドア重視のSUV」という棲み分けになっていきそうです。

 

また、Dave Coleman氏によるとCX-50のAWDシステムはCX-9より一回り大きなクラッチカップリングを搭載しているので2,000ポンドを越える牽引能力を持っている」との事。

キャンピングトレーラーなどを牽引する事が多い北米ではかなり重宝されるかもしれませんね。

 

CX-50に関してはまだまだ明らかになっていない部分もあるので今後の情報に注目しておきたいと思います。