つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米マツダの関係者が「CX-50は同じ工場で生産されているカローラクロスとプラットフォームや部品を共有していない」と証言。

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(画像 MAZDA USA)

 

昨日の正式発表から日本でもかなり大きな反響を集めているマツダの北米向け新型SUV「CX-50」

以前から同じ工場で生産されているカローラクロスとの関係性にも注目が集まっていましたが、これに関して北米マツダの関係者が回答しています。

 

今回取り上げるのは米国の大手自動車メディア「CAR AND DRIVER」の記事。

CX-50正式発表に合わせて北米マツダの開発マネージャーであるDave Coleman氏へトヨタとの関係性について取材。

リンク先によると・・・・。

・CX-50にはいずれハイブリッドモデルが登場する。

マツダはCX-50向けにトヨタからハイブリッドシステムの供給を受ける事をすでに発表している。

CX-50にトヨタのハイブリッドシステムを搭載した仕様が登場する事は昨年11月にマツダからすでに公表されているので想定通りです。

マツダが2021年3月期・第2四半期決算を発表、直6エンジンやトヨタとの協業に関する新情報も。 - つらつらとMAZDA

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(画像 MAZDA)

さらに、記事の途中にはこのような一文が・・・。

Coleman said that the nonhybrid CX-50—which uses a Mazda platform and Skyactiv gasoline engines—does not share any parts with the Toyota Corolla Cross that's also built there. 

コールマンは「CX-50はマツダのSKYACTIVプラットフォームとガソリンエンジンを採用し、ハイブリッドでは無いCX-50は同じ工場生産されるトヨタ・カローラクロスと部品を共有していない」と述べています。

これらを総合すると「CX-50でトヨタの部品・システムが採用されるのはハイブリッド仕様のみ」という事になります。

 

CX-50に関しては以前から一部メディアやWEB上で「カローラクロスの兄弟車なのでは?」という推測が出ていましたが、この噂を明確に否定した事になります。

以前からCX-50はMAZDA3やCX-30と同じスモール群ベースと公表されていたのである意味当然ではありますが(苦笑)

車両サイズもかなり違う可能性が高いので・・・。

おそらくCX-50のハイブリッド車は以前発売されていたアクセラハイブリッドと同様に「トヨタのハイブリッドシステム+SKYACTIV-Gの組合せ」と思われますが、排気量がどうなるのか気になるところ。

車格を考えると組み合わせるエンジンはSKYACTIV-G 2.5が有力ですが、このエンジンはまだハイブリッドシステムと組み合わせた事例が無いので実現すれば初となります(アクセラハイブリッドはSKYACTIV-G 2.0)

あと、米国マツダは全てのSUV(CX系)で2022年モデルからAWDを標準にする方針を示しているので、CX-50のハイブリッド車AWDが標準になるはずですがこれも初の組合せになる可能性があります(アクセラハイブリッドはFFのみ)

 

CX-50は国内外でかなり注目度が高いのでどのような構成でトヨタのハイブリッドシステムと組み合わせるのか楽しみですね。