今年に入ってから「2030年に向けた新たな技術・商品方針」や「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」を発表したマツダですが、これに関係する情報や噂も複数出てきたので改めて今後の新型車・モデルチェンジ・商品改良の動向を予想(妄想)してみたいと思います。
マツダは2021年に入ってから今後の商品戦略に関して注目すべき内容を複数公表。
〇6月:「2030年に向けた新たな技術・商品方針」
〇10月:「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」
このブログでは6月に「2022年~2025年に登場するEV・PHV・HV」を予想しましたが、10月に「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」が発表された事に合わせて様々な情報や噂が出てきた事に加えて、コメント欄でも予想を希望する声をいただいたので改めて予想してみたいと思います。
※あくまで個人的予想・妄想なのでそこはご了承ください。
〇2021年 11月
①:北米向け新型SUV「CX-50」正式発表。
すでに米国マツダも「11月発表予定」と公表していますが、気になる正式発表はちょうど11月に開催されるロサンゼルスオートショーが有力(公式HPの出展メーカー一覧にもマツダが含まれています)
ただ、これまでの例を考えるとロサンゼルスオートショー開幕直前にマツダ独自に発表イベントを行う可能性も・・・?
CX-50に関しては一部メディア等で「同じ米国新工場で生産されるカローラクロスのOEMモデルなのでは?」という報道が出ていますが、実際はMAZDA3やCX-30と同じスモール商品群で登場。
パワートレインは北米向けのMAZDA3・CX-30と同じ「SKYACTIV-G 2.5」と「SKYACTIV-G 2.5ターボ」に加えて、トヨタのハイブリッドシステムを合わせたエンジンも登場すると予想。
すでにCX-50のエクステリアと思われる特許出願図やそれを元にした予想イラストも出てきています。
②:日本向けのCX-5 商品改良モデル正式発表。
一足先に北米や欧州で正式発表されているCX-5 商品改良モデルですが、日本でもCLUB MAZDA登録会員向けに内覧会や先行情報公開を実施しているので11月中には正式発表されるのでは?と予想。
ただ、発売開始はおそらく12月で、半導体不足等の状況次第では年明けという可能性も?
③:ラージ商品群や独自の自動運転化技術「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」に関する新たな発表があるかも・・・?
LOVECARS!TV!の各SNSによると複数の自動車ジャーナリストさんが10月下旬頃に"広島"を訪問したようですが、そこで取材した車両に運転支援システム用の3眼カメラが採用されている可能性が浮上・・・。
ちなみにマツダは2022年のラージ商品群から独自の自動運転技術「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」を導入開始と公表しているのでこれに合わせて3眼カメラが採用されそうな予感もします。
マツダはSKYACTIV導入時から試作車をメディアやジャーナリスト向けに公開しているのでもしかすると11月中に各メディアで記事や動画が解禁されるかもしれません・・・。
ラージ群モデルやロータリーマルチxEVのMX-30正式発表が近づいてる印象ですが、今までのように外観だけ現行モデルのプロトタイプをメディア向けに公開されるのか気になる・・・。
— taku2 (@taku2_4885) 2021年10月7日
昨今の状況だとこのようなイベントは開催しにくいかな💦 pic.twitter.com/3XwlmbGSdA
〇2021年 12月
①:ロードスター商品改良モデル正式発表。
先日開催された軽井沢ミーティングで新しい特別仕様車「990S」の実車が初公開されましたが、開発主査の斎藤茂樹さんが「12月中旬に正式発表、納車は年明けから開始」と回答しているのでほぼ確実と思われます。
〇2022年 1月
①:トヨタと合弁で建設した米国・アラバマ州の新工場で「CX-50」生産開始。
この工場では一足先にトヨタ・カローラクロスが10月から生産開始されていますが、マツダは「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」の中でCX-50を2022年1月から生産開始と公表しています。
〇2022年 2月
①:ラージ商品群SUV「CX-60」を正式発表。
日本や欧州をメインターゲットとする標準ボディの2列シートSUV。
一部WEB上で「CX-60は2022年2月にワールドプレミア」という噂が出ている事に加えて、当初は2022年2月19~27日にジュネーブモーターショーが開催される予定だったのでこのタイミングに合わせて正式発表されると予想。
すでに日本仕様に関する情報や噂も複数取り上げています。
・車体サイズは全体的にCX-5とCX-8の中間ながらも全幅は1,900mm近い?
・日本仕様の搭載エンジンは「直4 2.5Lガソリン」「直6 3.3ディーゼル」「直4 2.5ガソリン+プラグインHV」が有力?
・価格帯はおおよそ300中盤~500万程度?
②:MX-30 ロータリーマルチxEVモデルを正式発表。
欧州各地域のマツダがすでに「発電用ロータリーエンジンを採用した"MX-30 プラグインハイブリッド"を2022年前半に発売予定」と公表しています。
おそらく「CX-60」と同時に発表する事でマツダの独自性と電動化対応を内外にアピールするのでは?と予想。
③:欧州限定で販売するヤリス・ハイブリッドのOEMモデルを正式発表・発売。
昨年秋に初めて公表された「ヤリス・ハイブリッドのOEMモデル」ですが、つい最近欧州でもテスト車両がスクープされたので正式発表も近いと思われます。
個人的には「CX-60」「MX-30 プラグインハイブリッド」と合わせてジュネーブショーで発表しようとしてたのでは?と想像していますが、もう少し早い年末年始くらいに発表するかも・・・?
このOEMモデルは欧州限定でMAZDA2とも併売される見込み。
〇2022年 4月
①:ラージ商品群3列SUV「CX-90」正式発表。
北米をメインターゲットとするワイドボディの3列シートのSUVでCX-9の後継モデル。
米国マツダのニュースリリースをよく見ると「ラージ商品群SUVはCX-90⇒CX-70の順番で導入する」という一文があるのに加えて、2列SUVと思われるCX-50がほぼ同時期に発売開始される事も考慮して北米向けのラージ商品群SUVは3列シートのCX-90から導入開始。
車体サイズは「現行CX-9より大きくなる」という噂が浮上しているので全幅2,000mm前後になる?
2022年4月にニューヨークモーターショーが開催予定なのでこのタイミングで正式発表されると予想。
②:北米向け新型SUV「CX-50」発売開始。
2022年1月から生産開始予定という事を考慮すると2022年4月頃から発売開始と予想。
③:CX-8 商品改良モデル発表。
日本市場に目を向けると今のところ2022年上半期(1月~6月)に新型車や商品改良車発売の予定が無いのでこの時期に可能性があるとすればCX-8商品改良かな?と予想。
基本的にはCX-5と同様の改良内容になると思いますが、グリルメッシュや灯火類は違う意匠になるかも・・・?
あとはプラチナクォーツメタリックが全グレードで選べるようになるくらいでしょうか。
〇2022年度前半
①:ラージ商品群SUV「CX-60」が日本で発売開始。
日本向けのCX-60に関しては2月にワールドプレミアという事と同時に「4月に予約開始」という噂が浮上しているのでそこから考えるとGW明け~夏前ごろに発売開始されるのでは?と予想。
CLUB MAZDA登録会員向けに先行内覧会を行う可能性もありそうですね。
〇2022年度後半
①:MX-30ロータリーマルチxEVモデルを日本導入、合わせて商品改良も実施。
発売開始されたからEVモデル追加以外に大きな動きが無い日本向けのMX-30ですが、ロータリーマルチxEVモデル追加に合わせて商品改良を行うと予想。
ロータリーマルチxEVは欧州と同様にプラグインハイブリッドが有力ですが、日本国内における充電設備の充実度を考えるとよりシンプルなシリーズハイブリッドになる可能性も?
あとはプラチナクォーツメタリック追加とかもありそうな予感・・・。
②:MAZDA6次期型 or 後継モデルを正式発表。
正直いうとこれは予想というより完全に願望ですね(笑)
現行モデルがあまりに放置気味になっている事に加えて、2022年は発売からちょうど10年になるのでこのタイミングで次期型 or 後継モデルが出て欲しいところ・・・。
出るとすればラージ商品群ベースが確実ですが、最大マーケットの米国で販売終了した事を考えると次期MAZDA6では無く新しい車名になる可能性の方が有力でしょうか?
〇2023年前半
①:ラージ商品群SUV「CX-70」正式発表。
北米をメインターゲットとするワイドボディの2列シートSUV。
基本的には「CX-60」のワイドボディ版になるのが有力ですが、デザインはある程度差別化される(CX-9とCX-8のような関係性)
②MAZDA3・CX-30にロータリーマルチxEVモデル追加
マツダはすでに「MX-30以外のスモール商品群にもロータリーマルチxEVモデルを導入する」と公表しているので、環境規制が厳しい欧州やハイブリッド車への親和性が高い日本を中心に導入。
車両価格やMX-30との差別化も考慮して、MAZDA3・CX-30のロータリーマルチxEVモデルは「シリーズハイブリッド」と予想。
〇2023年後半
①:ラージ商品群SUV「CX-80」が正式発表。
日本や欧州をメインターゲットとする標準ボディの3列シートSUV。
基本的には「CX-60の3列シート仕様」という位置づけになると思われます。
2023年秋には東京モーターショーが開催される可能性もあるのでこれに合わせて正式発表かも・・・?
CX-8はしばらく併売される可能性もありますね。
②:日本向けの「CX-60」に直6ガソリンエンジン搭載モデル追加。
CX-80登場に合わせて直6ガソリンエンジン搭載モデルを追加するかも・・・?
単に直6ガソリンエンジンのフィーリングを体感してみたいという願望だけなのですが(笑)
〇2024年前半
①:「新型MAZDA2」が登場・・・?
欧州でヤリスハイブリッドのOEMモデルが発売予定である事から次期型は全てOEMに切り替わるという憶測も飛んでいますが、国内外にあるマツダの工場のライン稼働率などを考えるとMAZDA2のようなBセグメント車は重要度が高いので次期型もスモール群ベースでマツダ独自開発。
パワートレインは「高圧縮版SKYACTIV-G 1.5」と「ロータリーマルチxEVのシリーズハイブリッド」
CX-3が後継モデルの話も無いまま欧州と北米で販売終了する事を考えると、マツダのBセグメント車はMAZDA2とCX-3が統合して1つのモデルになると予想しています。
②:「次期CX-5」が登場・・・?
ラージ商品群の2列シートSUV「CX-60」あたりが実質CX-5後継モデルという見方が多いですが、先に触れた通りCX-5とCX-8の中間サイズで全幅も1,900mm近くになるという情報が出ています。
CX-60が情報通りのサイズだとするとスモール群のCX-30との差が大きい事に加えて、CX-5は現在マツダの最量販車種でもあるので次期型は登場すると思います。
基本構成は「やや小型化させたラージ群アーキテクチャーを採用、価格帯やCX-60との関係性を考慮して搭載エンジンは直4のみ」と予想。
CX-60の価格帯が「300万中盤~」という情報も出ているので上記の構成なら現行CX-5とのギャップも少ないのでは?と考えますがどうでしょうか・・・・?
〇2024年~2025年頃
①:次期MAZDA3登場?
現行モデルが登場から約6年目となる2024年~2025年頃に次期型が出るのでは?と予想。
"第8世代"スモール群第一弾モデルで場合によってはEVモデルもあるかも・・・?
②:次期MX-30登場?
マツダは2025年頃からEV専用プラットフォーム「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャ」を導入開始すると公表しているので、完全なEV専用モデルとして次期MX-30が登場するかも・・・?
②:次期ロードスター(NE型)登場?
現行NDロードスター登場からちょうど10年という節目の2025年に出るかも?
基本的なボディ・シャシーはNDロードスターの改良版で「NA⇒NB」と同じような感じでフルモデルチェンジ。
マイルドハイブリッド程度の電動デバイスを採用。
③:次世代ロータリースポーツ「RX-9」登場?
これも願望に近い予想ですが、2019年末から現在にかけて「アルミ製スペースフレームを採用した2ドアのスポーツカー」に関する特許出願が相次いで公開されているのでちょっと期待・・・。
一般向け量産水素ロータリー搭載車第一弾というのもアリ?
(特許出願の一例)
とりあえずマツダ車で思い浮かぶ動きは以上となります。
相変わらず個人的妄想や願望が多分に含まれてる予想なので当たらない可能性が高いと思いますが・・・(笑)
ラージ商品群はSUVの車名や大まかな登場時期が公表されてますが、やはりポイントは「CX-5・MAZDA6・MAZDA2」あたりの次期型がどうなるのか?というところでしょか・・・?
あと、半導体や部品不足の影響もまだまだ受ける可能性が高いので公表されているスケジュールも含めて今後遅れる事もあるかもしれません。
11月に入ってから次世代へ向けた動きがさらに本格化してくる可能性もあるので引き続き情報に注目しておきたいと思います。