ソウルレッドを中心にボデイカラーにも強いコダワリが込められているマツダデザインですが、今回はその中で個人的に興味が湧いているボディカラーについて取り上げてみたいと思います。
魂動デザインを導入してからのマツダ車は“カラーも造形の一部”という考え方を基にして、様々なボディカラーが導入されてきました。
現行のマツダ車では「ソウルレッドクリスタルメタリック」を中心とする匠塗のボディカラー3色や、昨年頃から採用車種が拡大している「プラチナクォーツメタリック」が特に高い人気を集めている印象ですが、個人的に現行のマツダ車ではやや異色(?)と思っているボディカラーが・・・・。
それは題名の通り「ディープクリムゾンマイカ」
デイープクリムゾンマイカは2016年10月に正式発表されたデミオ(現:MAZDA2)の商品改良車で初登場したボディカラーですが、注目すべきは「登場してからずっとデミオ/MAZDA2でしか選べないボディカラー」という事。
(2016年10月に発表されたデミオ商品改良のニュースリリース)
以前からマツダのボディカラーは複数の車種へ展開するのが一般的で、魂動デザイン導入以降はその傾向がより強まっていますが、その中でデイープクリムゾンマイカはこれまで現行デミオ/MAZDA2専用カラーのままとなっています。
加えて、マツダ公式HPやブログ/SNSでは新しいボディカラーが登場した時に開発秘話などが公開される場合が多いのですが、ディープクリムゾンマイカに関しては全くと言っていいほど情報が掲載されていません・・・。
希少性や情報が少ない事に加えて、以前から中々魅力的なボディカラーと思っていたことから今回取り上げてみました。
ちなみに、ディープクリムゾンマイカが登場するまでに設定されていた「スモーキーローズマイカ」もデミオだけのボディカラーでしたが、この色は先に触れた2016年10月の商品改良で廃止。
スモーキーローズマイカは2年程度で廃止されたので、約6年間デミオ/MAZDA2専用カラーのまま存在し続けているのはかなり異例と言えるかもしれませんね。
加えて、調べた限りだと日本以外でディープクリムゾンマイカが選べるのは欧州仕様くらいで、オーストラリア・東南アジア・メキシコなどの主要地域で販売されているMAZDA2には設定されていません。
〇欧州(一例としてドイツ仕様)
〇オーストラリア
Mazda2 Small Sedan & Hatchback | Mazda Australia
〇東南アジア(一例としてMAZDA2が生産されているタイの仕様)
New Mazda2 Hatchback | Cars | บริษัท มาสด้า เซลส์ (ประเทศไทย) จำกัด
〇メキシコ
生産国と輸出先の正確な関係性は不明ですが、ディープクリムゾンマイカのMAZDA2は日本製のみという可能性も考えられます
考え方によっては匠塗のソウルレッドクリスタルメタリックやマシーングレープレミアムメタリック以上に贅沢なボディカラーと言えるかもしれませんね。
現時点でディープクリムゾンマイカがMAZDA2以外の車種へ展開されるような情報や噂は出ていませんが、個人的にロードスターやMAZDA3/MAZDA6は特に似合う予感がしています。
かつてはNA/NBロードスターやユーノス500に似たような色が採用されていましたからね♪
〇アールヴァンレッドマイカ(NAロードスター "VRリミテッド")
〇メイプルレッドマイカ(ユーノス500)
今後MAZDA2以外の車種へ採用される事があるのか個人的に注目しています(笑)
もし機会があれば開発秘話など聞いてみたいところですね・・・。