つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

ドイツ大手自動車メディアの調査で「MAZDA3」「MAZDA6」がカテゴリー内で最も残存価値が高いモデルに選出、「CX-30」も2位に。

(画像 ドイツマツダ)

SKYACTIVテクノロジーの導入開始からブランド価値経営へシフトしているマツダですが、ドイツの大手自動車メディアの調査でMAZDA3とMAZDA6が最も残存価値が高いモデルに選出されています。

 

 

今回選出されたのはドイツの大手自動車メディア"AUTO BILD"が毎年実施している「Wertmeister」の2023年版。

これはAUTO BILDとドイツの市場調査専門会社Schwackeが共同で実施している調査で、13のカテゴリー別に最も残存価値の高い車(=Wertmeister)を選出する内容となっています。

☆主な調査項目

ドイツ国内の中古車市場動向。

②調査対象となる車両は「4年間の保有に基づいた年間走行距離(クラス別)」

Aセグメント車と価格が4万ユーロ未満のBEV・・・・年間11,000㎞

・コンパクトカー、中型SUV、スポーツカー・・・・年間15,000㎞

・上記以外のモデル・・・・年間20,000㎞

③外的要因やブランド・車両関連

・経済状況

・新たな法律や規制の動向

・市場やユーザーの嗜好

・製品自体のコンセプト・装備

・所有コスト・品質

・メーカーの改良・モデルチェンジ計画

AUTO BILDは2023年の調査結果を8月31日に発表しており、「MAZDA3」「MAZDA6」がカテゴリー内で最も残存価値が高いモデルに選出。

さらに「CX-30」もカテゴリー2位に入っています。

 

 

〇ドイツマツダ公式ニュースリリース

☆MAZDA3(Cセグメント乗用車部門TOP)

⇒選出モデルはファストバックのe-SKYACTIV X搭載車で、グレードはHOMURA(日本仕様のBlack Tone Editionと同等グレード)

(画像 AUTO BILD)

☆MAZDA6(Dセグメント乗用車部門TOP)

⇒選出モデルはワゴン(Kombi)のSKYACTIV-G 2.5搭載車で、グレードはHOMURA(日本仕様のBlack Tone Editionと同等グレード)

(画像 AUTO BILD)

☆CX-30(コンパクトSUV部門2位)

⇒選出モデルはe-SKYACTIV G 2.0(122ps仕様)で、グレードはPrime-Line(日本仕様のProactiveと同等グレード)

(画像 AUTO BILD)

 

ここ最近SUVが主流になった事でセダンやハッチバックのリセールはどうしても低下する傾向にありますが、その中でMAZDA3とMAZDA6はカテゴリーTOPに選出。

ただ、どちらのカテゴリーもTOP3にセダンは1台も入っていないのを見るとセダンの需要は想像以上に縮小しているのかもしれません・・・。

一方、2021年の調査でカテゴリーTOPに選出されていた「CX-30」ですが、今年の調査でも2位にランクイン。

残存率は1位のダチア・ダスターと同じ69.2%ですが、車両価格の差で2位になったようです。

(2021年の調査結果を取り上げたブログ記事はこちら)

マツダはブランド価値経営の一環として車両の残存価値を高める取り組みを継続していますが、欧州で最も大きな市場のドイツで高い評価を獲得しているのは嬉しいポイント。

 

昨年からラージ商品群の市場導入も本格化していますが、こちらも合わせて引き続きブランド価値向上に繋がっていく事を期待したいですね。