週末のマツダファンフェスタでもデモランを行った「マツダ 787B」ですが、2023日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定されました。
日本自動車殿堂は「豊かな自動車社会の構築とその発展に貢献された方々、そして現在第一線で活躍されている方々を対象にして、それぞれの優れた業績を讃え顕彰し、永く伝承していく事」を目的として毎年11月頃に選定結果を発表。
本日2023年の選出結果が発表され、見事「マツダ 787B」が歴史遺産車に選定されています。
選定理由として「世界最高峰の耐久レースであるルマン24時間レースで、純国産車及びロータリーエンジン車として初の総合優勝」や「“飽くなき挑戦”を続け日本の技術を世界に知らしめた」が挙げられていますが、自動車業界でそれほど大きな企業では無いマツダ/マツダスピードが独自の技術でル・マン24時間レースを総合優勝したのは何度考えてもスゴイの一言。
今の状況だとレシプロエンジン以外の内燃機関でル・マン24時間を総合優勝した唯一のメーカーであり続けるかもしれませんね・・・。
ちなみにマツダ車が歴史遺産車に選定されたのは「コスモスポーツ(2003年選定)」「NAロードスター(2019年選定)」に続いて3台目。
さらに殿堂者にもマツダ関連の方が複数名選定されており、その中にはル・マン挑戦時代の監督だった大橋孝至さんも含まれています。
マツダは現在も787Bを動態保存しており週末のマツダファンフェスタでもデモランを実施していましたが、今後さらにあの4ローターサウンドに歴史の重みを感じる事になりそうです。
今後もマツダから殿堂入りするような車や人物が生まれてくる事を期待したいと思います。