つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2024年最初のブログで今年のマツダの動向を予想、CX-70/CX-80発表やロードスター35周年が話題の中心か?

新年明けましておめでとうございます。

2024年最初のブログは例年通り今年想定されるマツダの動向を予想してみました。

 

ブログの中身へ行く前に・・・。

 

能登半島で発生した地震で被害を受けた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

これ以上被害が広がる事無く、1日も早く安心な日々が送れる事を祈ります。

 

 

 

「2024年に発表されそうな新型車」

①CX-70

(画像 MAZDA)

CX-70はラージ商品群の中でも主に北米で販売される予定の2列シートSUV

当初予定されていた時期よりワールドプレミアが数か月程度遅れていましたが、中国新聞によると昨年12月上旬から防府工場で生産開始されたようです。

さらにカリフォルニア大気資源委員会(CARB)にも車両認証書類がすでに申請されている事も明らかになっている事から、まもなくワールドプレミアされる可能性が高まっています。

ちなみに、昨年から北米などで販売されている「CX-90」の場合は正月休み明けすぐに真田広之さん出演のティザー広告が開始されて1月末にワールドプレミア。

CX-70もほぼ同じスケジュールになる予感もしますがどうなるでしょうか・・・・?

 

②CX-80

(画像 MAZDA)

CX-70はラージ商品群の中でも主に日本や欧州で販売される予定の3列シートSUV

昨年夏には欧州でテスト車両がスクープされていたものの、こちらもCX-70と同様にワールドプレミアのタイミングがやや遅れています。

ただ、海外では今年春(3月頃?)にワールドプレミアされる話が複数出てきている事に加えて、ブログの読者さんからも国内仕様のパワートレインラインナップに関するコメントが寄せられました。

中国新聞も「今年3月頃に防府工場で生産開始の見込み」と報道していたので、CX-70に続いてCX-80も春ごろまでに動きが出てくる可能性は高いと思われます。

 

長安汽車と共同開発のBEV/PHEV第一弾(セダン?)

長安マツダが昨年4月の発表イベントで公開した画像 (画像 PC AUTO)

中国・長安汽車マツダの合弁企業である長安マツダは昨年4月に新たな商品戦略とブランドビジョンを発表しましたが、その中で長安汽車と共同開発の新型BEV/PHEVを2025年末までに2車種投入する」方針を表明。

共同開発第一弾モデルは2024年末に登場予定という報道も出てきています。

昨年4月の発表イベントで公開された画像を見る限りだと共同開発車はどちらもセダンの可能性が浮上していましたが、昨年10月には長安マツダ「长安马自达新能源乘用车-CD级轿车项目(長安マツダ新エネルギー乗用車-CDクラスセダン・プロジェクト)」を始動させた報道もあった事から、共同開発車はCセグメント/Dセグメントのセダンである可能性がより高まっています。

今のところ共同開発車は中国市場専売になる可能性がかなり高いですが、ここ最近マツダの新型車はSUVに集中していたので、どのようなデザインになるのか気になるところ・・・。

 

④次期CX-5(?)

画像は現行モデルの"Retro Sports Edition"

2012年に初代モデルが発売開始されてからマツダの最量販車種として人気を集め続けているCX-5ですが、昨年10月に「2025年頃の全面改良でBEVモデル追加を検討か?という報道が・・・・。

現時点ではあくまで噂の状態ではあるものの、電池・バッテリーの搭載方法や生産開始時期(2025年春から?)まで書かれていました。

さらに毛籠社長も既存のアーキテクチャーを使った新型BEVを2025年に米国市場へ導入する方針を明言したのに加えて、北米マツダCEOはこの新型BEVが既存の車名になる事を明言。

これらの点から2025年に登場するBEVはCX-5が有力候補になりつつあります。

仮に2025年春頃から生産が始まるとすれば2024年末にワールドプレミアされる可能性もあるのでは?と思い候補に挙げてみました。

 

 

「既存車種の動向予想(商品改良 etc・・・)」

〇MAZDA2

昨年1月の大幅商品改良で2回目のフェイスリフト(デミオ時代も含む)が実施された現行MAZDA2ですが、昨年9月に発表された2023年2回目の改良で新世代マツダコネクトを採用。

昨年末には各地の販売店にも試乗車・展示車が配備され始めました。

元々MAZDA2の改良はほぼ2年ごとに実施されてきたので、2024年はあまり大きな動きが無いかもしれません。

ただ、メキシコでは昨年末に2.0Lエンジン搭載モデル"Signature"が発表されており、コロンビアでも販売予定。

今のところ中南米のみ販売となりそうですが、日本でもホットハッチとして導入して欲しいところ・・・(笑)

 

〇MAZDA3

昨年の商品改良で10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイや特別仕様車"Retro Sports Edition"追加が行われたMAZDA3ですが、これまでも上半期に商品改良やモデル追加を実施した年が多いので、今年も上半期に何らかの動きがあるかもしれません。

あと、マツダ公式東京オートサロン特設サイトの画像には、スーパー耐久シリーズ参戦車両と同じホイールやリアウイングを装着してると思われる謎のMAZDA3が映っているので、東京オートサロンでMAZDA3に関する新たな発表が行われる可能性も考えられます。

マツダが東京オートサロン2024の出品概要を発表、スーパー耐久シリーズ参戦車両の展示や「MAZDA SPIRIT RACING DRIVING WATCH」を参考出品予定。 - つらつらとMAZDA

(画像 MAZDA)

 

〇MAZDA6

2022年12月に商品改良が実施された事もあって昨年はほとんど動きが無かったMAZDA6ですが、昨年末からTwitter上で"今後に関して心配な噂"が出てきています(気になる方はTwitterを検索してみてください・・・)

現時点では噂の状態ですが、現行モデルはすでに販売開始から10年以上経過している事に加えて、主力マーケットの北米・中国・欧州の一部地域ではすでに販売終了している事を考えると・・・・。

MAZDA6に関しては欧州マツダの関係者から「MAZDA6オーナー等を対象に今後もマツダ車を選んでいただける"新たな提案"を行う」という証言だけでなく、北米マツダの開発責任者からも「直6エンジンを何らかのセダンに搭載する事を示唆する発言」が出ていましたが、現時点でこれらに該当するような発表はありません。

VISION COUPE発表から直6+FRの次期型・後継モデルを期待する人が多いのはもちろんですが、ここ最近のマツダSUVへ傾倒し過ぎてる印象も拭えないので、何らかの発表があるといいのですが・・・。

ただ、中国に限っては先に紹介した長安マツダとの共同開発モデルが後継モデルになる可能性もありますね。

 

CX-3

(画像 MAZDA)

2022年夏からタイとメキシコで生産されるようになったCX-3は昨年9月発表の商品改良で新世代マツダコネクト採用やSKYACTIV-D 1.8のスペックUPを実施。

商品改良モデルは来月から発売開始予定なので、まずはこちらの販売に集中すると思われます。

ただ、CX-3に関して少し気になるのは昨年末に公開された個人投資家向け会社説明会の説明資料に掲載されているラインナップ一覧に含まれていなかった事。

わざわざ新世代マツダコネクトを搭載してすぐに販売終了する事は考えにくいですが、ラインナップ一覧に含まれてない理由が気になるところ・・・。

【MAZDA】個人投資家様向け説明会|個人投資家の皆様へ

個人投資家向け会社説明会の説明資料 (画像 MAZDA)

 

〇CX-30

MAZDA3と同様に昨年の商品改良で10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイや特別仕様車"Retro Sports Edition"追加が行われたCX-30ですが、今年も商品改良があるとすれば例年通りMAZDA3とほぼ連動すると思われます。

ただ、あえて個人的に期待したいのはMX-30に続いて"Rotary-EVモデル"が追加される事。

MX-30 Rotary-EVモデルは走りだけでなくPHEVとしても優れた性能を持っていますが、その一方でフリースタイルドア等は一般受けしにくいのも現実・・・。

CX-30の車高だとフロア下にバッテリーを搭載するスペースも確保出来そうなので、せっかく復活したロータリーエンジンをより広める目的も含めて登場を期待したいところ。

マツダもMX-30以外の車種へ搭載する事は検討してるみたいなので・・・。

 

CX-5

昨年9月の商品改良で特別仕様車"Retro Sports Edition"が追加された一方で装備やグレードが一部整理されたCX-5ですが、先に取り上げた2025年に全面改良やEVモデル追加の噂が出ている事から、今年は目立った改良が実施されない可能性も考えられます。

何か動きがあるとすれば新たな特別仕様車追加ですが、逆にグレードやパワートレイン等がさらに整理される可能性も・・・?

現行モデルも2017年に発売開始されてから7年経過するので、MAZDA6と並んで今後の動向や情報に注目すべき車種かもしれません。

 

〇CX-60

発売されてから様々な意味も含めて話題が絶えないCX-60ですが、昨年は8月に発表された価格改定のみで商品改良はありませんでした(既存オーナー向けのリプロなどは実施)

一方、昨年11月頃から「2024年を目途に直6ディーゼル搭載モデルをバイオ燃料に対応させる」という報道が出ており、マツダに関する情報でおなじみの中国新聞も昨日同じ内容の記事を掲載。

まずは欧州市場で対応させる方針との事ですが、このタイミングでエンジン以外も含めた商品改良が日本も含めて実施されるかもしれません。

CX-90に続いてアーティザンレッドプレミアムメタリックの追加を期待したいところですが、個人的にはSports系グレードとModern系グレードで、内装だけでなく足回りやパワートレインのチューニングも差別化した方がいい気もしますね・・・。

 

CX-8

すでにご存じの方も多いと思いますが、CX-8に関しては昨年予告されていた通り12月末で生産を終了して、国内の販売はいよいよ在庫車のみになりました。

先月初めの時点ですでに注文可能な仕様が僅かになっていたので、在庫車のグレードや仕様もかなり限られているはずです。

現在検討中の方は正月休み明けすぐに販売店へ行った方がいいでしょうね・・・。

国内ではCX-80登場までマツダの新車ラインナップに3列シート車が無い状況になるので、空白期間を出来る限り無くす意味でもCX-80を早めに発表して欲しいところ・・・。

 

〇MX-30

昨年発電用ロータリーエンジン搭載の"Rotary-EVモデル"が販売開始された事によってようやくパワートレインが揃った印象のMX-30ですが、今年はRotary-EVの販売と認知拡大に集中して目立った変更は行われない可能性がやや高いでしょうか・・・。

ただ、Rotary-EV発売記念車"EDITION-R"は実際のところ期間限定車と思われるので、欲しい方は早めに行動されるのか正解かもしれません。

個人的にはMAZDA3・CX-30と同様にマツダコネクト用ディスプレイが10.25インチになる予感も少ししますが・・・。

ただ、Rotary-EV発売記念車"EDITION-R"は実際のところ期間限定車と思われるので、欲しい方は早めに行動されるのか正解かもしれません。

 

ロードスター

昨年秋に大幅商品改良モデルが発表されたロードスターですが、大幅商品改良モデルは今月発売開始予定で20日前後から試乗車・展示車の配備が始まる見込み。

現行モデル最大の改良と言われている走りを早く体感してみたいところですが、ロードスターにとって2024年は誕生35周年の記念すべき年でもあります。

マツダはすでに記念グッズに関するアンケートも実施して2024年へ向けた準備を進めていますが、多くの方が気になっているのはおそらく「35周年記念車」

昨年の軽井沢ミーティング等でも開発担当者から登場を匂わせる発言が出ている事から発売される可能性はかなり高いと思いますが、これまで発売されたアニバーサリーモデルも1月~春頃に世界初披露された場合が多いので、今月中にも新情報やティザー予告や公開されるかもしれません。

・10周年記念車・・・1999年1月発売(発表は1998年12月)

・20周年記念車・・・2009年7月発売(欧州は別仕様を2010年3月に発表)

・25周年記念車・・・2014年4月ニューヨークショーで初披露(国内発売は5月)

・30周年記念車・・・2019年2月シカゴショーで初披露(国内は4~6月に予約抽選)

国内に関しては4月の「オートモビルカウンシル」や5月の「軽井沢ミーティング」で発表・実車展示が行われる予感がしますが、どのような仕様になるのか楽しみですね。

個人的には明るいブルー系のボディカラーをずっと期待していますが、一方でアーティザンレッドやグリーン系のボディカラーとタン内装の組み合わせもかなり魅力的な予感・・・。

あと、これまで通り今年も何らかの商品改良が実施されると思いますが、以前から話題に挙がっているソフトトップの2.0Lモデルの行方を気にする方も多いでしょうね。

 

 

「海外専用モデル」

〇CX-50

2022年から北米を中心に販売されていたCX-50ですが、昨年は中国でも販売開始された事に加えて、年末にはハイブリッドモデルも中国で販売開始。

事前情報通りハイブリッドシステムだけでなくエンジンもトヨタ製となっていました。

ハイブリッドモデルは北米でも販売する計画がすでに発表されているので、おそらく2024年以内に北米でも生産・販売開始されると思います。

日本でも高い人気を集めつつ海外専売の状況が続いていますが、日本でもマツダ車の並行輸入でおなじみのカーエース広島さんが今年から輸入販売を開始予定。

輸入第一号車はすでに日本に到着しており、試験に合格次第お披露目するようなので気になる方は是非チェックを。

 

〇CX-90

昨年から北米を中心に販売開始されているCX-90ですが、北米では販売開始から高い人気を集めています。

現在のところ北中米・オーストラリア・イスラエル等で販売されていますが、以前から中国にも導入する話が出ているので、2024年に発表が行われるかもしれません。

 

〇BT-50

(画像 オーストラリアマツダ)

いすゞ・D-MAXのOEMモデルとして2020年に登場してからオーストラリアやASEAN地域を中心に販売されている現行BT-50ですが、オーストラリアマツダは昨年も新しい特別仕様車やパッケージオプションを販売。

引き続きオーストラリアを中心に高い人気を獲得していますが、昨年夏にはメキシコマツダCEOのMiguel Barbeyto氏がBT-50をメキシコ市場へ導入する方針を表明。

北米では2010年にプロシード(海外名:B-Series)が販売終了してからマツダピックアップトラックが販売されていませんでしたが、現地メディアによると2024年導入が有力との事なので、今年発表があるかもしれません。

 

〇MAZDA2 Hybrid

(画像 ドイツマツダ)

ヤリスハイブリッドのOEMモデルとして2022年から欧州限定で販売されていたMAZDA2 Hybridは、昨年9月に2024年モデルが正式発表。

これまでエンブレム以外はヤリスのままだったエクステリアがマツダ独自デザインに変更されました。

2024年初旬~春から販売開始される予定なのでより詳しい現車レポートもまもなく解禁されると思いますが、気になるのは欧州における"オリジナルのMAZDA2"の行方。

欧州では英国マツダを中心に引き続き併売する方針のようですが、各国の施策や規制の影響から電動車の需要が高まる事を考えると、今後欧州ではMAZDA2 Hybridへ完全にスイッチする事もあるかもしれません。

一部のマツダ関係者からも完全にスイッチする事を匂わせる発言が出ていたので・・・。

 

 

予想される新型車や現行車種の動向を簡単に予想していましたが、今年はまずCX-70・CX-80の発表に注目でしょうか・・・。

個人的にはこの2車種発表に関連してCX-60・CX-90の商品改良も実施される予感もしますね。

あとはやはりロードスター35周年が大きなイベントですが、2024年はNDロードスターお披露目10周年でもあるので記念車の内容が楽しみです。

年明けすぐにも新型モデルの発表が見込まれる2023年のマツダですが、今年もどのような話題を提供してくれるのか期待したいですね。

このブログでも随時情報をピックアップしていきたいと思うので今年もよろしくお願い致します。