つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2023年後半に想定されるマツダ車の動向をまとめてみました(商品改良・新型モデル中心)

(画像 MAZDA)

ここ最近様々な動きが出てきているマツダ車ですが、今年後半に想定される動向をまとめてみました。

 

 

2023年も後半シーズンへ突入していますが、最近になって複数の車種で商品改良を匂わせる動きが・・・。

さらに年内に正式発表される話も出ている新型モデルが複数あるので、ここで一旦今年後半に想定される動向を車種別にまとめてみました。

 

 

 

☆国内販売車種

「MAZDA2」

MAZDA2に関してはエクステリアデザイン変更を含めた2023年大幅商品改良モデルが今年登場した事に加えて、近年目立った商品改良は2年ごとに実施されている事から今年後半は特に動きが無いと思われます。

万が一何か動きがあるとすれば特別仕様車の追加や車両本体価格の改定くらいでしょうか・・・。

現行MAZDA2は来年で登場から10年になるので、次に大きな動きがあるとすればフルモデルチェンジの可能性もあるかもしれません。

 

「MAZDA3」

(画像 MAZDA)

MAZDA3もすでに10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイ等が採用された2023年商品改良モデルが4月に正式発表済み。

これだけを見るとMAZDA2と同様に今年は動きが無さそうですが、欧州の一部地域では「ジルコンサンドメタリック」の追加が予告されている事に加えて、北米ではジルコンサンドメタリックとテラコッタ内装を採用した新しい特別仕様車「CARBON TURBO(カナダは"SUNA EDITION")」が発表されている事から、日本仕様でも今年後半に追加される可能性が考えられます。

ちなみに、MAZDA3は今年誕生20周年(アクセラ時代も含む)を迎えますが、今のところMAZDA6のように20周年記念車が出る気配はないですね・・・。

SUNA EDITION (画像 カナダマツダ)

 

「MAZDA6」

(画像 MAZDA)

2022年に誕生20周年を迎えたMAZDA6は昨年12月に商品改良モデルが発表された一方で今年に入ってからポーランド・英国・中国での販売が終了。

今のところ国内外で商品改良や2024年モデルに関する情報や噂も出ていない事に加えて、近年はMAZDA2と同様に商品改良が2年ごとに実施されているので、今年は特に動きが無いかもしれません。

ただ、昨年12月の商品改良で登場した「20th Anniversary Edition」は、ネーミングを考えると年内に販売終了する可能性がかなり高そうです。

MAZDA6に関しては現行モデルがすでに登場から10年以上経過している事もあってラージ群アーキテクチャーを採用した次期型・後継モデルの登場を期待する声がかなり多いですが、マツダから今後に関する発表が中々無いのも気になりますね・・・。

 

CX-3

昨年夏に生産がタイとメキシコへ移管された「CX-3」ですが、オーストラリアでは一部改良が実施された2023年モデルが正式発表。

MAZDA2に続いて「エアログレーメタリック」が追加されたのに加えて、新デザインの18インチアルミホイールと内装も登場しています。

(画像 オーストラリアマツダ)

CX-3の年次改良が発表されたのはまだオーストラリアのみですが、日本仕様も同じタイ工場で生産されている事を考えると、同じ改良が日本仕様にも採用される可能性が高そうです。

ただ、日本国内で年次改良に向けて受注を一旦終了する噂や情報はまだ出ていないので、年次改良モデルが発表されるとしてもまだしばらく先の話かもしれませんが・・・。

 

「CX-30」

CX-30に関しては7月24日に注文受付の一旦終了が発表されており、例年通り年次改良へ向けた動きが加速している状況です。

すでに欧州で2024年モデルが正式発表されており、MAZDA3と同様に10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイ等が新採用。

ポーランド等ではこれらに加えてジルコンサンドメタリックの追加も予告されています。

さらに北米ではMAZDA3の項目でも紹介した新しい特別仕様車「CARBON TURBO(カナダは"SUNA EDITION")」も正式発表されている事から、国内仕様にもほぼ同じ内容が採用される可能性が有力です。

 

CX-5

CX-30と合わせて7月24日で注文受付が一旦終了したCX-5ですが、海外ではすでに北米マツダ「CARBON TURBO(カナダは"SUNA EDITION")」を発表しているのに加えて、カナダマツダは2024年モデルの情報を一部公開済み。

カナダで公開された情報によると上位グレードはフロントグリルメッシュや加飾が変更されており、SUNA EDITIONはシートベンチレーションが標準装備との事。

さらにベトナムでは新たにプラチナクォーツメタリックが設定されており、今後グローバルでも設定される期待が高まっています。

日本国内でもすでに新グレード追加(RETRO SPORTS EDITION?)や装備の強化の可能性が出ていますが、合わせて一部グレードやMT車が廃止される噂も出ています。

8月初めには価格が発表される噂も出ているので、近日中に詳細も明らかになるかもしれません。

 

「CX-60」

昨年9月に発売開始されてからまもなく1年が経過するCX-60ですが、日本国内ではすでに7月16日に注文受付が一旦終了しており、合わせて8月1日に価格改定を行う事もマツダ公式HPで予告されています。

価格改定以外ではグレードが一部整理される情報も出ていますが、個人的にはCX-90に続いてアーティザンレッドプレミアムメタリックが追加されるのか気になるところ・・・。

あと、CX-60は販売開始されてからリコールだけでなくソフトウェアやドア開閉音等のアップデートが随時行われてきましたが、価格改定に合わせて各部分も進化させた場合は初期型オーナーを対象にしたアップデートプログラムにも期待したいです。

 

CX-8

昨年11月にエクステリアデザインの変更も含めた大幅商品改良モデルが登場したCX-8ですが、今年に入ってから販売終了の噂が浮上・・・。

この噂に関してはすでに一部メディアでも取り上げられていますが、このような噂が出る理由としてはラージ商品群の3列シートSUV「CX-80」が今年後半にも登場する事が大きな理由ですが、その一方でオーストラリアマツダはCX-80・CX-90登場後も併売する方針を度々表明しています。

日本国内でも「販売終了 or 販売継続」両方の可能性が錯綜している状況なので、まだまだ先行きが読めない状況です。

日本国内での使い勝手を考えるとCX-8は絶妙なサイズ感なので、CX-80と併売するのが理想な気もしますが続報が待たれますね・・・。

 

「MX-30」

MX-30に関しては何といっても今年初めに正式発表された発電用ロータリーエンジン搭載のプラグインハイブリッド"R-EV"ですが、こちらはすでに欧州で先行予約が開始されており、6月22日から量産も開始されています。

MX-30 R-EV発売記念車"EDITION R" (画像 MAZDA UK)

日本でも発売される予定ですが、今月公開されたマツダの商標出願から日本仕様の正式名称は「MX-30 ROTARY-EV」で、欧州で発売されている特別仕様車「EDITION R」が日本仕様にも用意されるのが有力です。

また、R-EV発売に合わせて既存のマイルドハイブリッド・EVモデルにも改良の手が入るかもしれませんね・・・。

 

ロードスター

5月に開催された軽井沢ミーティングでマツダの開発担当者から"現行モデル史上最も大きな変更"が予告されたロードスターですが、当初の予定より早い6月末で注文受付が一旦終了しています。

さらに今週に入ってから具体的な改良内容に関する噂も出てきていますが、すでに明らかになっていたマツダコネクトの刷新や灯火類の意匠変更以外にもかなり多くの改良が実施される模様・・・。

噂通りこれだけ多くの改良が実施された場合、現行型はまだまだ販売を継続する事になりそうですね。

一部メディアでは次期型に関する記事を掲載していますが、個人的にロードスター誕生40周年の2029年頃に次期型が出てくるのでは?という妄想も・・・。

これまでの事例で考えると、正式発表や実車披露は10月に開催されるジャパンモビリティショー(旧:東京モーターショー)前後が有力でしょうか・・・。

あと、来年2024年はロードスター誕生35周年に当たる年なので、35周年記念車も登場するのか気になるところです。

 

 

☆海外専売車種

「MAZDA2 Hybrid」

(画像 MAZDA UK)

トヨタ・ヤリスハイブリッドのOEMモデルとして2021年に欧州市場へ導入された「MAZDA2 Hybrid」ですが、ベースとなるヤリス(欧州仕様)の2024年モデルが5月に正式発表。

パワートレインやコネクティッド関連など広範囲に渡って改良が実施されているようなので、MAZDA2 Hybridも合わせて改良が実施されるかもしれません。

 

CX-4

(画像 長安マツダ)

2016年に発売開始されてから国内外でデザインの評価が高かった中国市場専用モデルのCX-4ですが、一昨日公開された中国新聞の記事によると中国一汽への生産委託がすでに終了しており、中国一汽で生産されてきたCX-4・MAZDA6は長安汽車へ引き継ぐことなくそのまま生産・販売終了との事。

中国では5月からCX-50が販売開始されており、中国市場も今後はSUV中心に据える方針のようですが、ラージ商品群でCX-4のようなクロスオーバークーペとか出てこないですかね・・・(笑)

 

「CX-50」

昨年春から北米を中心に販売されているCX-50ですが、今月19日に米国マツダが初の年次改良となる"2024年モデル"を正式発表。

グレード構成と車両価格の変更だけでなく新型ダンパーの採用やステアリング特性の変更が実施されています。

さらに中国では4月にハイブリッドモデルが正式発表されて今年後半に発売開始される予定ですが、現地の情報によるとハイブリッドシステムだけでなくエンジンもトヨタ製の可能性が出てきています。

CX-50のハイブリッドモデルは北米でも販売予定となっていますが、システム構成が中国仕様と同じになるのか気になるところ・・・。

あと、以前から人員確保に苦労していた米国工場では今月からようやく夜勤(2直化)も開始されるので、CX-50の供給不足がようやく解消へ向かいそうです。

 

CX-9

(画像 MAZDA USA)

2016年から北米市場を中心に販売されてきたCX-9ですが、米国とオーストラリアではすでに今年限りで生産終了する事が発表されており、CX-90が後継車種と合わせて案内されています。

この発表から他の地域でも順次販売終了するのが有力視されていましたが、フィリピンマツダは引き続き販売継続してCX-90との併売も示唆しているので、一部地域では今年後半以降も販売されるかもしれませんね・・・。

 

「CX-90」

北米市場におけるラージ商品群第一弾として今年春から販売開始されたのがワイドボディ3列シートSUVのCX-90ですが、来月にはオーストラリアでも販売開始されて他にもASEANや中東にも導入予定となっています。

さすがにまだ登場して間もないので、今年後半は導入地域が増えるだけでしょうね・・・。

北米でも高評価を得ているようなのでこの調子で販売拡大していって欲しいところ・・・。

 

「BT-50」

(画像 オーストラリアマツダ)

いすゞ・D-MAXのOEMモデルとして2020年からオーストラリアを中心に販売されている現行BT-50ですが、オーストラリアマツダは今年も特別仕様車を複数追加。

特に先月発表されたパッケージオプション"Pro"は専用開発のスポーツサスペンションが用意されており、かなり力が入っています。

OEMモデルなのでそれほど大きな変更は無いかもしれませんが、オーストラリアで発表された新グレードやパッケージオプション装着車がタイなどのASEAN地域でも販売されるかもしれません。

 

☆新型車

「CX-70」

(画像 MAZDA)

ラージ商品群の中でも主に北米向けのワイドボディ2列シートSUVと公表されている「CX-70」は、当初今年夏~秋頃にワールドプレミアされる情報が出ていましたが、米国マツダが公式Twitterで来年春まで発売を延期する事を公表。

これはCX-90の需要増加に対応するのが理由と説明されていますが、数か月程度スケジュールが遅れる事になるので、CX-90と同様に来年1月頃にワールドプレミアされるのが有力でしょうか・・・?

 

「CX-80」

(画像 MAZDA)

ラージ商品群の中でも主に日本や欧州向けの標準ボディ3列シートSUVと公表されている「CX-80」は、すでにオーストラリアマツダと欧州マツダが今年後半に詳細発表する方針を表明済み。

さらに先月末には欧州でCX-80と思われるテスト車両もスクープされたので、今年後半にワールドプレミアされる可能性はかなり高そうです。

欧州では9月下旬~10月初めに発表という噂も出てきていますが、日本仕様は10月に開催されるジャパンモビリティショーで初披露されるのが有力でしょうか・・・?

 

 

国内外で販売・登場予定のマツダ車を簡単にまとめてみましたが、今年後半で特に注目なのは「ロードスター大幅改良モデル」と「CX-80」あたりでしょうか・・・。

どちらの実車も国内初披露はジャパンモビリティショーが有力なので、今年はかなり見どころありそうです。

一方で、商品改良の予定が無いだけでなく先行きが不透明な「CX-8」の動向も気になるところでしょうか・・・。

今回の内容は個人的な予測や妄想も含まれてるので、実際は違う事も多々あるかと思いますが・・・・(笑)

今後さらに続報も出てくると思うので、随時ブログでも紹介していきたいと思います。