つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

米国マツダが「MX-30 EV」の販売終了を正式発表、米国における電動化車両はラージ商品群のPHEVやCX-50ハイブリッド中心に。

(画像 MAZDA USA)

欧州や日本を中心に販売されている「MX-30 EV」ですが、米国では販売終了が正式発表されています。

 

 

2020年から欧州や日本を中心に販売されているMX-30 EVですが、北米でも2021年に販売開始。

米国ではカリフォルニア州のみの限定販売という形になっていましたが、米国マツダが販売終了のニュースリリースを昨日発表しています。

 

 

〇米国マツダ公式ニュースリリース

・MX-30 EV米国仕様は現在販売されている2023年モデルを最後に生産・販売終了する。

・米国における電動化戦略はラージ商品群「CX-90」「CX-70」のPHEVモデルに注力すると共に「CX-50 ハイブリッド」もラインナップに加わる。

元々米国向けのMX-30 EVは国内でも特に環境規制が厳しいカリフォルニア州限定販売という状態だったため国内全体で見ると販売台数は限られていました。

さらに今年からはCX-90のPHEVが販売されたのに加えて、来年にかけてCX-70やCX-50 ハイブリッドも導入される事から、このタイミングで販売終了が決定されたのでしょうね・・・・。

ただし、同じ北米市場でもカナダは2024年モデルの特別仕様車"SUNA EDITION"が先行公開されている事に加えて、コロンビアでも昨年末からMX-30 EVが販売開始されているので、北米市場で販売終了するのは今のところ米国のみと思われます。

 

ちなみにMX-30は発電用ロータリーエンジンを採用したPHEV「MX-30 R-EV」が今年後半に欧州などで販売開始される予定で、先月22日から量産も開始されています。

北米マツダも昨年までは導入を予告していましたが、今回の発表を見ると計画が変更されてる可能性も出てきますね・・・。

 

米国市場では一旦マツダのBEVがラインナップから無くなりますが、マツダは2025年からBEVを段階的に増やしていく予定なのでそれほど遠くない時期に再びBEVが北米市場へ導入再開される可能性もあります。

米国を中心とする北米市場はマツダが最も重視しているマーケットなので今後の展開に注目ですね・・・。