昨年車載用円筒形リチウムイオン電池の供給に関する中長期的パートナーシップ構築の検討開始を発表していたパナソニック エナジーとマツダですが、本日合意書を締結した事が発表されました。
マツダはすでに「デミオEV(リース販売のみ)」「MX-30 EV」「CX-60 PHEV」でパナソニック製のバッテリーを採用していましたが、市場が急拡大するバッテリーEVと車載用電池への需要に対応するためにパナソニックエナジー社と中長期的パートナーシップの構築に向けた協議を開始する事を昨年6月に発表。
協議の行方が注目されていましたが、本日合意書の締結が発表されています。
本日付で両社から締結に関するニュースリリースが発表されていますが、パートナーシップの具体的な内容については今後しかるべきタイミングでアナウンス予定との事。
ただ、協議開始時点から「パナソニックエナジーが日本と北米の工場で製造した車載用円筒形リチウムイオン電池を供給し、マツダは調達した電池を2020年代後半に導入予定のバッテリーEVに採用する事を視野」と案内されていたので、これらの内容は基本的に合意してるのがほぼ確実。
あとは供給/調達量や搭載されるBEVモデルの種類がどうなるのか注目でしょうか・・・?
マツダは2022年秋にエンビジョンAESC社とも電池調達で合意していますが、こちらは国内で生産されるBEVモデル向けになる見込み。
これに対してパナソニックエナジーからは日本だけでなく北米で製造されたリチウムイオン電池も供給されるのが有力ですが、これは米国政府が昨年4月に発表した電動車優遇政策の中に「車載電池の部品の一定割合を北米で造る」という要件が含まれてる事も関係してるはず・・・。
さらに、マツダは2028年以降に北米(メキシコ工場が有力か?)でもBEV生産を検討しているので、パナソニックエナジーとのパートナーシップはこれらを見据えた動きと思われます。
これらのリチウムイオン電池は2027年頃に登場予定のEV専用アーキテクチャー採用モデルから導入されるのが有力でしょうか・・・?
色々妄想が膨らみますが、今後アナウンスされるパートナーシップの具体的な内容に注目ですね・・・。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。