長安汽車とマツダによる共同開発車などが導入予定となっている中国市場ですが、2026年頃までの商品ラインナップ計画も公表されていました。
現在マツダの中国事業は長安汽車との合弁会社「長安マツダ」によって進められていますが、昨年長安汽車とマツダが新型BEV/PHEVモデル2車種を共同開発する事を発表しており、先月には第一弾モデルを4月の北京モーターショーで発表予定と公表。
これは長安汽車が先月開催したグローバルパートナーカンファレンスの中で公表された内容でしたが、このイベントでは2026年頃までの商品ラインナップ計画も発表されていたようです。
今回取り上げるのは中国の自動車メディア「autohome.com」の記事。
こちらも長安汽車が先月開催したグローバルパートナーカンファレンスの内容を取り上げている記事ですが、以前の記事には無かった2026年頃までの商品ラインナップ計画を紹介しているスクリーン映像が掲載されていました。
現在長安マツダが販売しているのは4車種(CX-30はEVモデルもあり)ですが、2024年に共同開発のBEV/PHEV第1弾(通称:J90A)、2025年に共同開発のBEV/PHEV第2弾(通称:J90K)を投入予定。
画像に書かれている"REEV"はPHEVモデルの意味ですが、この単語はMX-30 R-EV(Rotary-EV)に似ているのが興味深いところですね。
ただ、マツダのロータリーエンジンは広島の本社工場しか製造されていない事に加えて、中国国内の販売店にロータリーエンジンを整備する体制が整っている可能性は低いので、事前情報通り長安汽車製のパワートレインを使用するのが有力でしょうか?
あと、共同開発のBEV/PHEVは2台ともセダンボディの可能性が高まっていますが、既存車種は少なくとも2025年までは販売されるようです。
噂通りセダンボディの場合はMAZDA3/MAZDA6のBEV/PHEVバージョンになるのか、それとも別の車名になるのか気になるところですね。
そして2026年以降もラインナップ数は不明(✕✕と書かれているので)ながら新型モデルを導入するようですが、画像の限りだとSUV以外の車種も登場する模様・・・。
長安マツダは今後5年間で新エネルギー車を3~4車種投入する方針を表明しているので、2026年以降の新型車もBEVやPHEVになるのが有力そうです。
ちなみに、日本や北米でも2025年頃に既存のアーキテクチャーを使ったBEVモデルが登場する話が出ていますが、こちらはCX-5の可能性が徐々に高まっているので、長安マツダが2026年以降に導入する新型SUVがこれに該当する可能性も考えられますね。
中国におけるマツダ車の販売は苦労が続いている状況ですが、今年からは共同開発車を中心にBEV/PHEVモデルがほぼ毎年投入されるようなので、巻き返しに期待ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。