つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが2024年2月1日付で「ロータリーエンジン開発グループ」復活を正式発表!

今年の東京オートサロンでサプライズ発表されたロータリーエンジン開発グループの復活ですが、本日マツダから正式なニュースリリースが出ました。

 

 

元々マツダ社内ではロータリーエンジン専門の開発部門(ロータリーエンジン設計課・実研課)が設けられていましたが、2012年にRX-8が生産終了した事やリソースをSKYACTIVテクノロジー開発に集中する必要性から2018年頃に解散。

その後は主に第2エンジン設計グループ内でチームを設ける形でレシプロエンジンと並行してMX-30 Rotary-EV用エンジンの開発が継続されていましたが、東京オートサロン2024のプレスカンファレンスで毛籠社長から2月1日付で復活させる事を明言。

思わぬサプライズ発表でかなり大きな話題になりましたが、本日マツダから正式なニュースリリースが発表されています。

 

 

マツダ公式ニュースリリース

・2024年2月1日付で、パワートレイン開発本部パワートレイン技術開発部に「RE開発グループ」を復活。

新生RE開発グループでは、ロータリーエンジンを発電機用として継続的に進化させ、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組む。

・新生RE開発グループには36人の技術者が集結。

・RE技術者は解散後の約6年間最先端の内燃機関の機能開発や究極の効率改善を掲げるエンジン開発の組織に属し、エンジン方式の垣根を越えてその視座を広げ、またマツダの強みの一つである『モデルベース開発』の使い手として鍛錬してきた。

事前情報通りグループの正式名称は「RE開発グループ」で、36人の技術者が集結して再スタートが切られます。

ニュースリリースには「発電用として継続的に進化」と書かれているので、まずは以前から度々話題が出ているMX-30 Rotary-EVに搭載されているシステムを他の車種にも展開するのが優先課題でしょうか・・・。

ただ、今回開発グループ復活のきっかけと言われている「ICONIC SP」はロータリーエンジンを発電用だけでなく駆動用の可能性も検討する話が出ていたので、水面下では駆動用の研究開発も行われる可能性は十分考えられます。

 

 

これ以外にもカーボンニュートラル燃料や水素など様々な可能性を秘めているロータリーエンジンですが、専門の開発グループ復活によって研究開発がより加速するのは間違いないので、今後の展開に注目ですね。

ロータリー47士みたいに復活を記念した集合写真を撮ったりするのかちょっと気になります・・・(笑)

(画像 MAZDA)

 

令和6年能登半島地震災害の義援金受付関連リンク。

・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)

令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金ふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。