2022年に本格始動してから活動範囲がどんどん広がっている「MAZDA SPIRIT RACING」ですが、今後海外にも展開される可能性について考えてみました。
MAZDA SPIRIT RACINGは2021年末に名称が初公表されてからスーパー耐久シリーズフル参戦やオフィシャルグッズなど活動範囲を段階的に広げてきましたが、今年1月の東京オートサロン2024では正式なメーカーワークスの位置づけになった事と市販化を視野に入れたコンセプトカーも発表。
かつてのマツダスピード復活を思わせる動きである事から海外でもかなり大きな話題を集めていますが、MAZDA SPIRIT RACINGが日本以外にも展開される可能性について取材しているメディアも出てきました。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「CarsGuide」の記事。
MAZDA SPIRIT RACINGが今後日本以外にも展開される可能性についてオーストラリアマツダ社長のVinesh Bhindi氏へインタビューを実施。
リンク先によると・・・・。
・東京オートサロン2024で発表されたMX-5(ロードスター)とMAZDA3のコンセプトカーもオーストラリアへ導入される可能性は現時点で低い。
・ただし、オーストラリアマツダは販売ラインナップに"楽しさ"をもたらす方法を常に模索しており、マツダ本社もMAZDA SPIRIT RACINGに関する質問を拒んでいないので、我々としては導入の可能性を尋ね続けていく。
現時点でMAZDA SPIRIT RACINGの展開は日本のみで、東京オートサロン2024で発表されたコンセプトカーがオーストラリア等の国外へ導入される可能性も低いとの事。
コンセプトカーの一台「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」は2.5ターボエンジン搭載を検討してる話も出ているので、以前からMAZDA3 2.5ターボ導入を熱望しているオーストラリアマツダとしては見逃せないモデルと思われます。
ただ、MAZDA SPIRIT RACINGに関しては昨年787Bがサルトサーキットとグッドウッドへ遠征した時に帯同したマツダ社員・スタッフさんの多くがMAZDA SPIRIT RACINGのシャツを着用されていたのに加えて、マッドマイクが昨年パイクスピーク挑戦で使用した4ローターエンジン搭載のMAZDA3にもロゴとマークが入っていました。
さらに、MAZDA SPIRIT RACINGのロゴとマークは日本だけでなく米国や欧州でも商標出願されているので、水面下では海外展開へ向けた準備が着々と進んでいる可能性が考えられます。
(米国特許商標庁:https://www.uspto.gov/)
(欧州連合知的財産庁:https://www.tmdn.org/tmview/#/tmview)
マツダスピード解散以降のモータースポーツ活動は国内外でややバラバラだった印象もあるので、MAZDA SPIRIT RACING立ち上げをきっかけにグローバルで統一するのが個人的にも理想と思います。
まだしばらくスーパー耐久シリーズを中心とした国内が活動メインだとは思いますが、コンセプトカー市販化に合わせて海外展開もあると嬉しいですね・・・。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。