RX-8に続くロータリーエンジン搭載車復活を望む声は大きくなるばかりですが、バイクの世界で一足早くロータリーエンジン搭載車が復活するというニュースを見つけました。
今回見つけたのは世界中のデジタルガジェットを取り上げるメディア「Engadget 日本版」が掲載したこの記事。
英国を本拠地とするCrighton Motorcycle社がロータリーエンジンを搭載したバイク「CR700W」を発表したと報じています。
調べてみるとCrighton Motorcycle社は英国のオートバイメーカー「Norton Motorcycle」で"ロードレーサー用ロータリーエンジン"の開発を担当していたBrian Crighton氏が立ち上げた会社との事。
よく見ると、マフラーがロータリーエンジンのローターをイメージした3角形になっていますね。
そして、気になるロータリーエンジンの実物画像がこちら。
〇スペック
690CC 2ローターNAエンジン(鋳造アルミ製ローターハウジング)
・最大出力・・・・220PS / 10,500rpm
・最大トルク・・・105lb-ft / 9,500rpm
・アペックスシールには窒化珪素セラミックスを採用。
・摩擦の起きる場所にはすべてモリブデンとニカシルのメッキコーティングを施工。
実車の走行シーンとエンジン始動の瞬間も動画で公開されていますが、回転数を上げていく瞬間は特にマツダのロータリーエンジンと同じようなサウンドに感じました。
CR700Wは25台限定生産、英国の工場で一台ずつ手組みによって製造されるとの事。
価格は「11万6000ドル(日本円換算で約1320万円)」とかなりいいお値段がしますね(笑)
ちなみに、バイクの世界では1970年代にロータリーエンジン採用の動きが活発でしたがその中でスズキが開発した輸出専用バイク「RE-5」はロータリーエンジン搭載車のコレクションが充実している北米マツダも1台所有しています。
〇北米マツダの本社地下ガレージを特集した動画、34:50頃から「RE-5」を紹介。
かなり特別なモデルとはいえバイクの世界でロータリーエンジンが復活したのであとは自動車の世界でマツダが復活させるのを楽しみに待ちたいと思います。