つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

海外で制作された「12ローターのロータリーエンジン」を分解している動画。

(画像はマツダ純正13Bエンジン用ローターとハウジング)

世界中で様々なタイプやチューニング方法があるロータリーエンジンですが、今回は以前から気になっていたロータリーエンジンの話題を取り上げます。

 

 

今回の話題の中心となるロータリーエンジンはこちら。

これは米国在住のTyson Garvinさんという方がYouTubeに投稿している動画ですが、動画に映ってるのは驚異の"12ローター"ロータリーエンジン

Tyson Garvinさんはこのエンジン専用のHPも開設されていますが、リンク先によると排気量は15.7リッター(15,700cc)

自然吸気のままでも約1,440馬力、ターボチャージャーを装着すると最大で約5,400馬力を発生させるとの事。

ロータリーエンジンをパワーアップさせる方法としてはローターの数を増やしていくのが一般的ですが、その中でもこの12ローターエンジンは特にインパクトがあるので以前から気になっていました(笑)

Tyson Garvinさんはこのエンジン専用のHPも開設されていますが

今回、このエンジンを分解している動画が出てきたので紹介してみたいと思います。

 

 

12ローターエンジンを分解している動画を公開したのは、米国のロータリーエンジン愛好家Rob Dahmさん。

動画ではTyson Garvinさんが所有している12ローターエンジンを載せてRob Dahmさんのファクトリーを訪問。

(この模様は海外の大手自動車雑誌"motor1.com"も取材)

動画の中盤頃からエンジンが順番に分解されてますが、気になる中身は4ローターユニット3列がY字状に並べられてる構造でした。

ローターを12個採用してるのもスゴイですが、Y字形状のハウジングもかなりインパクトがあります(ハウジングは全てアルミ製?)

さらに、Tyson Garvinさんはこのエンジンを自宅で制作したとの事なので、何もかもが規格外ですね・・・(笑)

ただ、motor1.comの記事によると排気量が15.7リッターにも関わらずエンジン自体のサイズはシボレー製のV8エンジンとほとんど変わらないとの事なので、これに関しては出力の割にコンパクトなロータリーエンジンの特徴と言えそうです。

このエンジンを実際に車体へ搭載した事例があるのかは不明ですが、V8エンジンと変わらないサイズなら搭載出来る車種も意外に多いかもしれません。

 

 

海外では今も変わらずロータリーエンジンのチューニングが活発ですが、マツダもMX-30 R-EVで復活させた新開発のロータリーエンジンで2ローター以上の車両を登場させるのか注目ですね。

個人的には水素燃料に対応した3ローターNAとか見てみたいですが・・・(笑)