日本自動車殿堂 (JAHFA)が2019年の殿堂者(殿堂入り)と歴史遺産車を発表。
マツダ関連でも歴史遺産登録と殿堂入りがあったので取り上げます♪
日本自動車殿堂の公式リリース
マツダ公式リリース
まず、歴史遺産車として「マツダ/ユーノス ロードスター」が選出されました!
選出理由として・・・
「4代にわたる変わらぬコンセプト」
「累計生産台数100万台を超え、世界記録を更新し続けている」
「魅力的なスタイリング、クルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた」
これらの点が評価されたとの事♪
絶滅寸前だったライトウェイトオープンスポーツを復活させただけでなく、短命になる事が多いジャンルにも関わらず30年間継続させてきた事は本当にスゴイの一言です!
他車種が軒並み大きくなる中でロードスターはどの世代も軽量・コンパクトですし価格もライトウェイトを維持してますから・・・。
マツダなら今後も進化を続けて歴史を刻んで行ってくれると思うのでこれからもどんな楽しみがあるのか期待しましょう♪
マツダ公式ではロードスターだけ触れられてますが、実は殿堂者にもマツダに関する方が含まれてます。
それは「小杉二郎氏」
日本のインダストリアルデザイナー第一世代を代表する人物でフリーデザイナーでしたが、実はマツダ(当時は東洋工業)の初期のデザインに多く関わった方です。
小杉氏は1948年にマツダからデザインの相談を受けた事がきっかけでマツダ車のデザインを担当するようになったそうです。
代表的なのは1枚目の画像にあるR360クーペ。
マツダが4輪乗用車市場へ参入する時に登場した車ですね。
他にもオート3輪・K360・初代キャロルなど・・・多くの車種に関わっています。
小杉氏がマツダに関わりだした当時は社内デザイナーがいなかったそうですが、1958年に初の社内デザイナーである小林平治氏が入社。
その後は小林氏が小杉氏に協力する形でマツダのデザインが作られていったという事で小杉氏は「マツダデザインの源流を構築した人物」とも言われています。
ちなみに小林氏は入社から2年後にコスモスポーツのデザインを担当するようになります。
現在、魂動をテーマにデザインを前面に出したり、自動車文化への貢献を特に考えているように思えるマツダにとってもロードスターの選出と小杉氏の殿堂入りは大きな出来事だと思います。
これから先の時代にもこれに続く車や人物がマツダから出てくる事を期待したいと思います♪