つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週登録されたマツダの特許(2020.5.13)

ゴールデンウィーク明け最初の特許情報の更新ですが、今週新たに登録されたマツダの特許はわずか3件。

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(画像 ipforce.jp)

かなり件数も少ないので3件とも簡単にですが取り上げていきます。

 

 

 

まずは「エンジンの失火判定装置」という内容。

特許6694302 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

「点火プラグ(No.14)・ターボ過給機(No.4)・燃料噴射弁(No.13)の装着位置」から直噴ガソリンターボエンジンに関する内容です。

 

資料に書かれている特許の目的は・・・

車輪がスリップした場合、つまり路面との間で車輪に滑りが生じた場合、エンジン出力を車輪に伝達するドライブシャフトが捩じれて、この捩じれの影響でクランク角が大きく変動する傾向にある。

例えばクランク角に基づき失火を判定する技術では、車輪がスリップしてクランク角が大きく変動したときに、失火していると誤判定してしまう可能性がある。

そのため、車輪がスリップしたときには失火判定を制限することが望ましい。

本発明は、車輪のスリップを正確に判定して、エンジンの失火判定を適切に制限することができるエンジンの失火判定装置を提供することを目的とする。

 

 

続いては「機能性積層体およびその製造方法」という内容。

特許6693459 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは車両各部に使用される吸音材に関する内容です。

 

資料に書かれている特許の目的は・・・

エンジンおよびトランスミッションを含むパワートレイン部材を吸音材でカバーすることによりエンジン音を吸音する試みがなされている。カバー材としては、例えば、ウレタン発泡体、繊維不織布が単独で使用されている。

一方、ヘッドレスト・シート座部・シートバックおよびアームレスト等の一体発泡製品として、布帛の内面に直接適用されたラテックスフォーム薄層と、その内表面に直接注入され発泡硬化した本体フォームとからなる一体発泡製品が報告されている。

また、イスおよびクッション等の発泡成形体として、発泡成形体本体の外面にシート材が一体化された発泡成形体が報告されている。

本発明の発明者は上記の発泡製品または発泡成形体に関する技術をパワートレイン部材のカバー材に適用したところ、吸音性が十分に得られないという新たな課題を見い出した。

さらに成形型内においてガラス繊維不織布の存在下で発泡成形を行ってもやはり吸音性が十分に得られないことを見い出した。

本発明は、吸音性により優れている機能性積層体を提供すること、及び断熱性にもより優れている機能性積層体を提供することを目的とする。 

 

 

最後は「熱間プレス加工装置」という内容(日本製鉄株式会社と共同)

特許6692667 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは熱間プレス加工装置においての冷却に関する内容です。

資料に書かれている特許の目的は・・・

ワークへの冷媒の供給を停止して上金型を上昇させた後も、暫くは上金型の冷媒吐出口から冷媒が垂れ落ち続けることがある。

冷媒の表面張力が低いために冷媒が冷媒吐出口から垂れ落ち、その際に空気が冷媒吐出口からヘッダー管の方へ流入していき、そのため、冷媒の垂れ落ちが暫く続くと考えられる。

その場合、次にプレス加工すべく上金型と下金型の間に搬入されたワークに垂れ落ち冷媒が付着し、そのワークが局部的に冷却されるため熱間プレス成形及びその後の焼入れに不利になる。

そこで、本発明は、プレス成形すべきワークが上金型からの冷媒の垂れ落ちによって冷却されることを防止する内容。

 

 

今週は以上になります。

ゴールデンウィーク期間明けで2週間ぶりの更新だったので纏めて多くの件数が出てくるかな?と思っていましたが3件のみでした。

明日は出願中の特許が公開されるはずなのでそちらも取り上げていきます。