つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2021.5.27)

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(画像 ipforce.jp)

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は20件。

その中から気になった内容を取り上げます。

 

まずは「ウォータージャケットスペーサ」という題名の内容。

(内山工業株式会社と共同出願)

特開2021-80856 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

説明内容で分かる通り「直6ディーゼルエンジンのウォータージャケットスペーサー」に関する内容。

〇資料に記載されている特許の目的

本発明は、分割構造を有するウォータージャケットスペーサにおいて、組立状態をより安定的に維持することが可能なウォータージャケットスペーサを提供することを目的とする。

ちなみに内山工業株式会社はガスケット・シール材だけでなくMX-30のコルク内装パネルでもマツダと協業している会社です。

 

 

続いては「動力伝達装置」という題名の内容。

特開2021-80980 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

こちらは「EV走行も可能なハイブリッド車用8速AT」に関する内容です。

資料に駆動方式の記述はありませんが、これまでチェックしてきたマツダの特許や構造から縦置き(FR)車用の8速ATである可能性が有力。

〇資料に記載されている特許の目的

本発明者らは、車両における動力伝達経路のモデル解析により駆動源としてのモータを備える動力伝達装置において、そのモータを付加することに起因して動力伝達系の共振点(たとえば、エンジンから動力伝達装置、変速機、ドライブシャフトなどを介して車輪に至るまでの動力伝達系全体の共振周波数)がエンジン回転数の常用域に生じてしまう、という知見を得ている。このような常用域に生じる共振周波数は車両の振動や騒音の発生要因となる。

このような問題に対し、動力伝達系の共振点をエンジンの常用域外である低回転領域まで下げつつ、その共振点での振動を低減するためにダンパを設けると共にそのダンパにヒステリシス特性を持たせることが考えられる。また、そのようなヒステリシス特性を持たせるためには、ダンパに摺動部を設けることが有効であり、特にその摺動部には一定量の潤滑油を供給する必要がある。

そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、効率良くかつ効果的にダンパを潤滑することができる動力伝達装置を提供することを目的とする。

 


最後は「歯車の検査装置及び検査方法」という題名の内容。

特開2021-81258 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

こちらはトランスミッション用ヘリカルギアの検査装置とその方法」に関する内容です。

製造現場に関する特許は珍しいので取り上げてみました。

〇資料に記載されている特許の目的。

本発明の目的は、研磨加工を終了した歯車の荒残り部を自動検査可能な歯車の検査装置及び検査方法等を提供することである。

 

今週気になった内容は以上となります。

来週以降も気になった内容があれば取り上げていきたいと思います。