日本と北米ですでに発売されているCX-5 2020年モデル(商品改良車)
欧州でもようやく販売が本格化していきそうです。
まず、CX-5 2020年モデル(商品改良車)は主に以下の内容が導入されたモデル。
・ポリメタルグレー新設定
・マツダコネクト8インチモニター
・新世代スマートキー
・新世代文字フォントエンブレム
・静粛性の向上
CX-5 2020年モデルはまず最初に北米で昨年秋から発売開始。
続いて日本で今年1月に発売開始。
これに対して欧州では一部地域で先行してカタログ等を公開はしていましたが、「今年4月~5月頃」というやや遅い導入時期を予告。
(英国は4月に発売開始がアナウンスされたものの、新型コロナウイルス感染防止の緊急事態宣言が今も発令中なので実質販売はまだされてない状態だと推測されます)
そしてようやく欧州でも以下の国で発売がスタート。
〇ベルギーマツダ
〇イタリアマツダ
〇オランダマツダ
この3カ国で発売が開始されました。
エンジンラインアップ
・SKYACTIV-G 2.0
・SKYACTIV-G 2.5
・SKYACTIV-D 2.2(150psと184psの2種類)
改良内容は基本的にこのブログを始めに挙げた内容と同じですが、欧州仕様の特徴として・・・
・SKYACTIV-G 2.0(MT)仕様に気筒休止システムを搭載(3か国共通)
・特別仕様車”Style Selected”設定(オランダのみ)
オランダで設定された特別仕様車はSKYACTIV-G 2.0搭載の中間グレード車をベースに
・360°ビューモニター
・アクティブドライビングディスプレイ
・道路標識認識システム
・ブラックレザーインテリア
・ナビゲーション用SDカード
これらの特別装備が与えられます。
ようやく欧州でもCX-5 2020年モデルの発売がスタートしましたが、欧州で最も大きな市場と言えるドイツ等では発売開始へのアナウンスがまだ行われていない状況です。
北米や日本に比べて導入が遅い理由として考えられるのは、欧州におけるCO2排出規制の問題。
2020年から販売総台数のCO2排出平均値の上限が"95グラム"に引き下げられたので各メーカー罰金を避けるために比較的大型な車種の販売を制限してる事例が多数発生しています。
マツダも当初から「2020年はCO2排出量対策のために全体の販売台数を調整し、CO2排出量が有利なMX-30やSKYACTIV-Xを搭載したMAZDA3・CX-30が販売の主力になる」と証言されていました。
CX-5 2020年モデルを春ごろから発売開始することでCO2排出平均値オーバーによる罰金を極力避けるように対策しているのかもしれません。
(余談ですが、MAZDA6欧州仕様は現時点でもエンブレムが旧文字のままだったりします・・・)
欧州では今月に入って緊急事態宣言の解除に伴い、大半の国で販売店の営業が再開されました。
本来の状況に戻るにはまだ時間はかかると思いますが、CX-5 2020年モデルの発売開始がいい方向へ動くきっかけになる事を願います。